体のニオイの悩みに応える体臭ブログ
これだけは知っておきたい! においのQ&A
Answer1
年齢を重ねると出てくる体臭の代表に「加齢臭」があります。
若い人にはほとんどないノネナールという物質が独特のにおいの原因になります。
Q2 からだのニオイケアには、なにか1つ「こうすれば絶対」という方法はあるの?…No!
Answer2
一口に体臭といっても、汗、頭、わきの下、足のにおいなど様々です。
たとえば、汗のにおいの原因物質は酸性、加齢臭の原因物質はアルカリ性という具合に、異なる原因から発生するため対処法もそれによって変わります。
Answer3
更年期の症状の一つとして、首から上にどっと汗をかく"ホットフラッシュ"があります。
この汗は濃度が高くべたべたしていて雑菌が繁殖しやすいのが特徴。
さらにアンモニアなどの硫黄物質を含んでいるため、においを発しやすくなります。
Q4 避けて通れない加齢臭。その原因物質はからだの中から出ている?…Yes!
Answer4
加齢臭の原因はノネナールという物質です。
分泌されてすぐの皮脂にはにおいはありませんが、酸化したり、皮膚の常在菌が分解することによってノネナールが生成されます。
Q5 オヤジ臭のように思っていた加齢臭。実は女性にも同じようにあるの?…Yes!
Answer5
加齢臭は男女同じようにあります。
ただし、女性ホルモンには皮脂腺の分泌を抑える働きがあるため、皮脂から発生する加齢臭は女性の場合は閉経前より閉経後の方が強くなるといわれています。
Q6 40代になったら、加齢臭対策を考えた方がいい?…Yes!
Answer6
40代になると、加齢臭の原因物質であるノネナールが増えるとされています。
もちろん個人差はありますが、においが気になるようであれば、チェックシート(後述)で自分のにおいをチェックしてみましょう。
Q7 自分にもあるかどうか知りたい加齢臭。セルフチェックでわかるもの?…Yes!
Answer7
加齢臭は家族から指摘されたり、自分で気がついたという人も少なくありません。
自分で調べる方法としてチェックシート(後述)を用意しましたので調べてみてください。
Q8 からだのにおいは、人によって違うのが当たり前?…Yes!
Answer8
そもそも体臭はその人の体質などによって異なります。
さらに食生活やストレス、加齢にも影響されるので、同じ人でも生活が変わればにおいが変わることは当たり前です。
Q9 からだのにおいで体調の変化や病気が分かるというのはホント?…Yes!
Answer9
においで病気が分かることもあります。
たとえば、頭皮から脂っぽいにおいがするのは脂漏性皮膚炎の疑いがあります。
また、汗にアンモニア臭が強く混ざっているときは肝機能障害や全身疲労、夏バテなどが考えられます。
思い当たる場合は専門医に相談してください。
Q10 毎日お風呂できれいに洗っていれば、においケアは万全?…No!
Answer10
清潔に保つことは大切です。
加齢臭や頭のにおいは、洗い流せるものがほとんどです。
ただし、加齢臭のように汗をかいてしばらくして起こるようなにおいには、外出先でのこまめなケアも必要といえます。
Column においについてのお勉強
そのにおいを「臭い」と感知するのは脳!
あるにおいを「臭い」かどうか判別しているのは、鼻ではなく実は脳です。
においの分子は鼻から入り、鼻の嗅神経細胞を刺激して嗅神経から嗅球(嗅覚中枢)に伝わります。
そこで初めてにおいとして感知されます。
その時点ではまだ「臭い」という判断はありません。
においの刺激が大脳皮質に届いて、初めてそれを「臭い」とか、「いいにおい」などと認識します。
スキ、キライの判断は人それぞれ
においの好き嫌いはにおいの分子の種類で決定されているのではなく、その人の経験値に基づいて判断されます。
つまり同じにおいを嗅いでも、人によって受け取り方は異なるのです。
イヤなにおいにもすぐ慣れる
嗅覚には順応という特徴があります。
長期的に同じにおいを嗅いでいると、慣れて気にならなくなります。
自分の家のにおいや体臭が自分では分からないというのはそのためです。
「匂いのエイジングケア」(有楽出版社)より
医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。
五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長