カパのバランスを整えるための実践
カパは特にたんぱく同化(組織を作る)の面で、代謝が遅い傾向があります。次におすすめすることがらは、ヴァタとピッタの作用を上げ、カパの作用を減らします。これらの実践は一般的に消化機能を温め、刺激する効果があります。カパは緩慢な機能を埋め合わせるために刺激と温かさが必要だということを覚えておいて下さい。
パート1 規則正しい生活
●規則正しい生活。カパのボディータイプであっても、ヴァタ質のバランスをとるために(私たちみんなに備わっています)、規則正しい生活が推奨されます。
ヴァタ質を整えることは私たちのピッタとカパの部分を自然に戻し、調整するのに役立ちます。カパの性質に滋養を与えると同時に、カパタイプは規則正しい生活の実践が必要です。
私たちの性質のヴァタの部分はとても感受性があり、変化しやすいので、忙しい日常生活にストレスを受け、不安、神経質、焦燥という症状、ヴァタ作用を引き起こします。
これはカパでさえ経験することです。カパは興奮しすぎるということは少ないですが、それでもテンションを下げる必要があります。規則正しい活動スケジュールによってこれを行うことが可能です。
毎日同じ時間に起きて寝ることが一番です。同様に、特に食事、休息、排泄の面でも規則正しさは必要です。これらは毎日ほぼ同じ時間に行うべきです。
食事を毎日決まった時間にとると、消化は強化され、規則正しくなります。これは、インシュリン・グルカゴンのバランスとアグニを整えるのに役立ちます。運動も(そう、カパには運動が必要です)毎日同じ時間に続けるべきです。
規則正しい生活の実践のために、最初の何週間分かのスケジュールを書きだしてみましょう。そのうち、これらの日常生活は健康的な習慣になります。私たちの体質はこのちょっとした、しかし、パワフルな規則正しい習慣によって改善されるでしょう。
ヴァタ質を整えることは私たちのピッタとカパの部分を自然に戻し、調整するのに役立ちます。カパの性質に滋養を与えると同時に、カパタイプは規則正しい生活の実践が必要です。
私たちの性質のヴァタの部分はとても感受性があり、変化しやすいので、忙しい日常生活にストレスを受け、不安、神経質、焦燥という症状、ヴァタ作用を引き起こします。
これはカパでさえ経験することです。カパは興奮しすぎるということは少ないですが、それでもテンションを下げる必要があります。規則正しい活動スケジュールによってこれを行うことが可能です。
毎日同じ時間に起きて寝ることが一番です。同様に、特に食事、休息、排泄の面でも規則正しさは必要です。これらは毎日ほぼ同じ時間に行うべきです。
食事を毎日決まった時間にとると、消化は強化され、規則正しくなります。これは、インシュリン・グルカゴンのバランスとアグニを整えるのに役立ちます。運動も(そう、カパには運動が必要です)毎日同じ時間に続けるべきです。
規則正しい生活の実践のために、最初の何週間分かのスケジュールを書きだしてみましょう。そのうち、これらの日常生活は健康的な習慣になります。私たちの体質はこのちょっとした、しかし、パワフルな規則正しい習慣によって改善されるでしょう。
●お湯を飲む習慣。 一般的な浄化とカパの冷たい性質を和らげるために、一日を通してお湯を何度か飲むことは効果があります。体に貯められた毒素を減らすのに、体温を上げることは役立ちます。お湯を沸かして、魔法瓶に入れて持ち歩き、仕事中や通勤中、30分おきに一、二口飲みましょう。朝に3,4カップ飲んで、夜まで飲まないようなことではこのプログラムは効果がありません。長期にわたって飲むほど結果は良好です。
●フェンネルを食後に。 昼食、夕食後にフェンネルの種を噛むことは消化プロセスを助けます。しっかり噛んで、しばらく口の中に留めてから飲み込むように。
●暖かくしておく。 カパの性質は「冷」です。カパは暖かく快適にして寒さを避ける必要があります。カパタイプはとにかく寒さに弱いのです。お気づきでしょうが、あまり活発には動かないですよね。
パート2 カパを下げる食餌法
カパのダイエットは、ヴァタとピッタの作用を高めて、カパの作用(重い、冷たい、鈍い、湿っぽい、動かない、ねばっこい)を減らすものです。ヴァタ、ピッタ、カパの性質と体の機能への食物の作用を見ることで、どの食べ物が自分の体質に合うのか見極められます。そうしてやっと、食物の力が私たちの健康に直接影響を与えるのだということを理解し始めるわけです。
カパは好きなだけ水分やスープ状の物を取りましょう。一週間に一度、もしくは一か月に一度、流動食ダイエットにしてもいいでしょう。流動食は消化機能のストレスを減らし、よりよい消化を助けます。女性は生理一日目にこのダイエットを行うのがよいでしょう。これは断食ではありません。液体状にされたものなら何でも好きなものを取ればいいのです。流動食は一般的に浄化するのに用いられ、新鮮で健康によい食物を使うのが一番です。よく用いられるのはスープ、新鮮なフルーツジュース、にんじんかビーツの新鮮な野菜ジュース、ハーブティー、ホットレモンですが、これら以外のものでも結構です。
カパの食餌法では、カパの冷性を中和するような温かい食事を考慮にいれます。 新鮮で、質のよい、おいしい栄養のある食べ物、バランスの取れた、滋味豊かな食事を取ることにさらなる注意を払わなければなりません。アーユルヴェーダの実践では、食事は食べる直前に新たに用意されるべきだということです。もちろん、ファストフードやパッケージフード、保存食、残り物や、栄養のない食べ物は、アーユルヴェーダの実践には属しません。しかしながら、私たちの現代の文化では意識的な努力なしにこのような食べ物を避けることは困難です。
次に挙げる食物は、カパが集積する傾向を抑えます。できる限り、この食餌法を試してみましょう。この食餌法では滋養と毒だしを同時に行えます。カパを減らす食餌はヴァタとピッタの作用を増やす軽食で、蒸し野菜、豆類、スパイシーな料理と軽い穀物、水分を排出しやすいものです。カパは、消化系を休ませるため、一日二日、断食や流動食にするのもよいでしょう。
●ヴァタ、ピッタを上げる温かい、軽い、油分の少ない食事を増やす。
●カパを上げる冷たいもの、こってりした食事は減らす。
●ヴァタピッタを上げる辛い、苦い、渋い物を増やす。
●カパを上げる甘い、酸っぱい、塩辛いものは減らす。
●食べ過ぎないように。カパはピッタほど食欲旺盛ではありませんが、食べ過ぎてしまいがちです。最も重い体格のカパは一番食欲があると思われがちですが、ピッタにはかないません。カパが大きくどっしりしているのは、消化システムがとても効率的だからです。ヴァタはカパよりもっと食べても太りません。カパは食べ物を見ただけで、ベルトの穴をひとつゆるめるほどです。カパは本質的に代謝に違いがあるのです。内胚葉組織の優勢(胃腸部のシステムの内側になる)と関係があり、ホルモンは炭水化物に反応するのです。ヴァタとピッタはきちんと食事しなければなりませんが、カパは、一度や二度食事を抜いてもかまいません。
●乳製品(ミルク、バター、ギー)はカパにはよくありません。カパを上げてしまいます。乳製品は脂肪と乳糖が高く、脂肪と糖の代謝の困難さを増やしてしまいます。乳製品は最小に。
●はちみつ以外の甘味は減らすように。
●オイルは減らすように。
●大麦、きび、そば、ライ麦はよいのですが、甘い穀類、米、小麦、コーン、カラス麦は避けるべきです。
●フルーツ。バナナ、ココナッツ、パイナップル、いちじく、デーツ、アボカド、オレンジ、メロンなどの重い、酸っぱいフルーツは減らしましょう
●サラダ、生野菜、調理した野菜はカパを減らします。
●野菜はだいたいOKですが、さつまいも、トマト、きゅうり、ズッキーニは減らす方がいいでしょう。
●ナッツ類は油分が多いので、カパを高めてしまいます。
●豆類はだいたいOKですが、大豆といんげん豆は減らす方がいいでしょう。
●クミン、クローブ、ショウガ、マスタードシードなどの辛いスパイスはピッタを増やし、カパを減らします。
●肉、魚。魚介類と赤身の肉、豚肉は減らしましょう。
●くつろいだ環境で食事を。落ち着いて、くつろいだ雰囲気の中で食事をとることはどのボディータイプにも大切ですが、カパにとっても例外ではありません。テレビを見ながら、読書しながら、車を運転しながら食べることは、心と体を目の前の消化という仕事から遠ざけることになります。カパタイプはテレビを見ながら食べるのを楽しむ傾向がありますが、それは食べ物の味わいを減じてしまいます。食後は、活動を再開する前に、体を消化の第一段階に集中させて、リラックスすることも良いことです。これらの実践は消化をよくし、体を健康にするために大事なことです。
●菜食。アーユルヴェーダによると、動物性たんぱく質をなるべくとらないことが健康的な食と言われています。動物性たんぱく質が消化されないと、アマ、消化されない固まりを作り出すことになり、アマの蓄積は病気の症状を引き起こすため、体は何とかこれを処置しなければなりません。効率的とはいえ、消化がゆっくり緩やかなので、カパタイプにとって、肉食は有害になりえます。肉類は高タンパクですが、脂質も多く含んでいます。カパのゆるやかな消化機能では、脂質は、より効率的に吸収され、体重増加につながります。カパのバランスの崩れによくありません。ヴァタやピッタと同じように、カパにとっても肉類の摂取は控えるほうがいいでしょう。時間をかけて、だんだんと行えばいいのです。その後、肉食を続けるか、時々少量を摂るか決めればいいのです。魚や鳥に変える人が多いようですが、同じ量を摂取していては、食餌療法も健康も増進しません。
●ギーを取り入れる。カパもギーを控えめにして食事に取り入れるといいでしょう。ギーは自然食品店で入手可能ですし、家庭でも簡単に用意できます。ただし、コレステロール、中性脂肪の高い人、脂質代謝に問題のある人は避けましょう。
カパタイプに適した割合は
たんぱく質30%、炭水化物40%、脂質30%
パート3 養生
●刺激物。 カパにとって刺激物を取ることは、ヴァタやピッタと違って、エネルギーを乱したりはしません。コーヒーやお茶、その他の刺激物は私たちには良くありませんが、カパの機能に対しては、ダメージが少なめです。カパは、まれにカフェイン中毒になりますが、それはどうやら、寝床から抜け出るためのようです。ただ、通常、刺激物は私たちの生理上好ましいものではありません。
●朝一番の湯飲。朝、排泄を促すために、一杯のお湯を飲むことから一日をはじめましょう。この実践は蠕動運動(腸を空っぽにする結腸の筋肉の収縮)を促します。カパの生理機能は、ゆっくり緩慢な消化と排泄になりがちなので、この実践を毎日行うといいでしょう。
●静けさ。 カパは性質の一部として、ヴァタの要素を持っています。静かにしていることは、心配や不安(ヴァタ作用)を引き起こす交感神経の疲れをしずめるのに役立ちます。静かなくつろぎの時間を日々取り入れることは、副交感神経を優位にし、体に滋養を与え充電します。カパにもこれは必要です。人生において起こることを静かに受け入れることは、精神的、感情的健康を増進します。
●昼食をメインに。私たちの大半は日中仕事をしており、弁当を持ってくるか、さっと外食するかなので、この実践は困難です。しかし、私たちの消化力は11時から2時にもっとも強くなるので、昼にいちばんしっかりした食事をとるべきです。遅い時間に食事をとった次の日の朝起きると、おなかが一杯で、飽満感を感じた経験が誰にでもあるでしょう。それは食べたものがしっかり消化されていず、まだ過程の途中だということです。これは、いつ、どれだけ食べたかとは何の関係もなく見えるようなさまざまな症状をひきおこし、微妙ながら将来的には、体の食べ物を処理する能力にたいへんな混乱をきたします。夕食は軽めに。特にカパはとても軽いものを。少なくとも就寝二時間前にはとるようにしましょう。
●刺激。 静けさは体に滋養を与え、充電するには必要ですが、カパを整えるカギは、刺激になることを生活に見出すことです。カパのバランスの崩れは、人生を体験しに寝床からがんばって起き上がらないような時に起こりがちです。カパのエネルギーはとても大地に根ざしていて、どっしりしています。カパの内的本質は静かで、平和的です。平和的なのは結構ですが、淀んでしまうのはよくありません。テレビのリモコンを開発したのはきっとカパでしょう。カパの緩慢なエネルギーを調整するには、性質の中のピッタとヴァタの部分を目覚めさせる必要があります。そうすれば、起き上がって、人生を体験しに出かけられます。一度起き上がって出かければ、カパはヴァタやピッタよりももっと遠くへ行くことができ、より達成することができます。
●休息。 カパは、概して休息の仕方を知っています。ヴァタタイプは倒れるまで動き続け、ピッタは回復不可能なところまでやり続けますが、カパタイプはちょっと休憩することの利点を知っています。カパにとって、一日に2,3度休けいをとることは、明晰さを増し、疲労や緩慢さを減少させます。
●運動。カパにとって運動は良いというだけでなく、必要です。運動は、カパの緩慢な機能にとてもよいのです。カギは、好きなエクササイズを見つけることです。もし見つければ、行いましょう。頻繁に行いましょう。有酸素運動など、とても刺激的です。
●セサミオイルマッサージ。毎日、寝る前に温めたセサミオイルを体に施しましょう。全身に、時間がなければ、足、手、おなかにオイルを塗ります。カパはオイルが必要というわけではありませんが、深いくつろぎ、安らかな睡眠を得られるという特典があります。
●くつろぎ。 ゆっくり静かなカパの性質は、ほぼいつもくつろいでいる状態ですが、それでも就寝前にはリラックスする時間が必要です。ヴァタは絶え間なく動き続ける傾向にあり、ピッタはもう少し目的がはっきりしていそうですが、めずらしくカパが起き出すと、休まずに動いてしまうので、ヴァタやピッタと同じく、一日の終わりには、緊張をほぐしてくつろぎましょう。
●早めの就寝。 夜遅い時間に興奮しすぎる癖をつけてしまうと、カパにとって早く就寝することは困難になります。カパは疲れていてもそのままやり続けることができてしまうので、就寝前にはくつろぎの時間をもつことが必要です。最もいい時間は午後10時です。10時までに寝ることができれば、5時か6時に、もっとずっとリフレッシュして起きることができます。これはカパだけでなく、どのタイプにも大切なことです。神経系統は睡眠中に癒され、消化プロセスも睡眠中に完了するのです。
●体重制限。 カパは食べ物を見ただけで、体重が増えてしまいます。悲しいけれど真実です。それゆえ、体内のカパ作用を減らす食餌法をしっかりと実行する必要があるのです。甘味はカパと体重を増やすので、食事から甘味を減らすことは役立ちます。甘味の取りすぎはカパの病、糖尿病を引き起こします。
パート4 健康と幸福のためのエクササイズ
●メディテーション。 毎日の瞑想は、カパの本来の平穏さと満たされた質をさらに強めるのに役立ちます。精神にとっての解毒作用です。あなたのライフスタイルや性質にあった瞑想法を探して、ひとつふたつ、習ってみるとよいでしょう。
●怒らず、憂えず。カパは動揺、怒り、不安に陥りにくいとはいえ、これらの感情はいつも身体に不調和をもたらします。怒ったり、心配したり、動揺したりする状況を避ける必要があります。それらは状態をさらに悪化させます。もし、仕事が怒りや動揺を引き起こすようなら、他の仕事を探す必要があります。いつも経済的な不安があるなら、ストレスを減らすために諸経費を削減する必要があります。誰かに腹を立てているなら、彼らを許す必要があります。
●夜間の行動は避けましょう。夕方に何かし始めると、何をしているかにかかわらず、心や感情は最後までやり遂げるという意志でいっぱいになります。これはヴァタとピッタの作用を高め、眠りにつくのを妨げます。睡眠中も良く眠れないことが、しばしば起こります。激しい活動は控えて、夕方は一日のうちのくつろぎの時間にするべきです。
●許すこと。「許し」の生理学はどんな薬よりも効果があります。憤りの生理学はそれがどこに向かおうと、病気を引き起こします。許すことはヒーリングです。許しはヴァタとピッタの作用を減らします。カパでさえそれを感じることでしょう。アーユルヴェーダ的にはカパはその静かで平穏な性質のおかげで、許容範囲がひろいのです。
●太陽礼拝。太陽礼拝と呼ばれるヨガのポーズは、素晴らしい一日の始め方です。無理をしないでゆっくり行えば、これらのポーズは、全身に柔軟さと強靭さをもたらします。まずは太陽礼拝を6セットまで始めてみましょう。カパさん、覚えておいて下さい。あなたにはエクササイズが必要です。
●生理日の休息(女性の方)アーユルヴェーダによると、生理の1日目2日目に休息することは女性にとって大切なことです。完全に休息することが無理なら、この間はできるだけ休むようにすることが必然です。私たちの現代の社会ではこれは難しいことかもしれません。雇い主はたいがい、私たちが仕事をしないで、家にいて休むことにいい顔をしませんが、あなたにできることをしましょう。休めるときに休みましょう。
~アーユルヴェーディックダイエットより
~アーユルヴェーディックダイエットより
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