「胴裏」と一致するもの

とてもきれいな茶色の染めの小紋の着物です。

黄色いカビシミになって、また、色が抜けてしまっています。こういうカビシミが、ポツポツと、ところどころにあるお着物の、シミ抜きと胴裏交換を、させていただきました。

白い胴裏が、表地の着物と同じような色になっていたため(名誉のためにあえて画像は、控えさせていただきます)、着物の再生です。

カビシミ before

 

カビシミ after

 

本来は、着物をすべてほどいて、仕立て直しをするのがベストですが、費用も、時間も、かかってしまいます。そこで、カビシミを除去して、胴裏を交換させていただきました。

本流ではありませんが、きれいになり、費用も安価で、気持ちよく着用できる着物になります。

 

 

エレガントな着物ライフをご提案します        嵯峨乃や

タンスから、着物を出してみると、着物の胴裏(裏生地)がカビだらけになっていることがあります。

 

着物の表地は、何もなっていないのに、胴裏が、ひどいのは、まっ茶色になっている着物があります。

 

そのようなときは、胴裏交換をする選択肢も一つの方法です。

 

 

もご参照ください。

着物の胴裏交換 before

 

着物の胴裏交換 after

 

胴裏は、裏地ですから、着物を着用すると、見えない部分と言えば、見えないですが、美しい着物をご着用いただくという点では、白い生地は、白いままのほうが気持ちいいものです。

 

また、カビの進行を考えると、カビが生えている着物をまた、そのままで、タンスの中にしまい込むのも、周りの着物に与える影響を考えると、避けた方がいいでしょう。

 

タンスの中から出てきた着物をどうするか、の選択肢の一つをご紹介させていただきました。

 

 

エレガントな着物ライフをご提案します       嵯峨乃や

 

着物の胴裏が、カビだらけでしたので、着物の丸洗いと、胴裏の交換を提案しました。

before

after

 

着物が蘇ります。

 

本来なら、着物を解いて、洗い、もう一度、仕立て直すのが、一番ですが、手間と、費用が掛かります。

 

この着物は、着物を丸洗いして、そして、カビシミなどを取り除き、胴裏だけ、交換をいたしました。

 

約半分の費用で、着物がきれいになります。

 

このような袷(あわせ)の着物は、この時期は暑いので、着用する機会がありません。お手入れするなら、今ですね。

着用されないこの時期に、胴裏を交換して、袷を着る時期に備えてみてください。

 

大切な着物を美しく保っていただくために、リーズナブルで、効果的な方法でのご提案です。

裏地が付いている着物を「袷(あわせ)」と呼んでおり、11月〜4月に着る着物です。

 

その裏地には、「胴裏(どううら)」と「八掛(はっかけ)」が付いています。もっと詳しく言うと、「衿裏(えりうら)」という布なども付いています。

 

この裏地のカビ被害対策のお話しです。

 

八掛や衿裏は、面積も小さくて、着物の端の方についているために、あまり、カビの影響を受けることはありませんが、胴裏は、裏地の大半を占め、体の分泌物を多く吸収してしまいます。

襦袢(じゅばん)を着るので、直接肌に触れることはありませんが、体に多く接している部分ではあります。

 

また、胴裏は、着物を二重にして、防寒という意味もありますが、裏地をつけて、着物の形を整えるという意味もある布です。

ですので、ピシッとさせるために、糊が付いていたりします。

 

そうすると、保管状況がうまくいかなかったりすると、胴裏にカビが生えたりします。

 

このようなことになってしまいます。

表にまで、カビが目立たなければ、裏にカビが生えているだけなので、着られないことはありませんが、ちょっと、抵抗がありますね。

 

ご依頼は、胴裏の交換です。

前の胴裏を取り外して、新しい胴裏を取り付けます。

 

また、見た目では、表にカビは発見できませんが、ここまでカビが発生していると、カビ菌は、表についてる可能性がありますので、着物をクリーニング(丸洗い)して、胴裏の交換をいたします。

 

解き洗い、洗い張りをして、再度仕立て直すのが、一番最良の方法ではありますが、費用も手間もかかってしまいます。

 

このような場合でも、安価で、良しとする方法での、ご提案をさせていただきました。

 

今後、気持ちよくご着用いただき、気持ちよく着物を保管いただけることが、なにより、嬉しいことです。

 

着物の構造上では、袷(あわせ)と単衣(ひとえ)に分かれます。

 

構造上といいますが、季節の移り変わりで、着物の装いが変わるということです。着物は基本的に、素肌にそのまま着るわけではなく、重ね着をしていきますから、寒暖での違いと思っていただければと思います。

 

洋服でも、シャツを着たり、セーターを着たり、ジャンパーになったり、はたまた、半袖や長袖と変わっていくのと同じです。ただ、着物は、袖丈の長い短いが、年齢よって変わるだけで、基本的な形は同じ(半袖、長袖がない)なので、重ねることで、季節に合わせた装いになるということです。

 

袷(あわせ)とは、裏生地のついている着物です。

 

裏生地は、胴裏(どううら)と八掛(はっかけ)と呼ばれています。

 

胴裏は、着用した時には、基本的に見えませんが、八掛は、着用した時に、チラっと見えます。

 

八掛は、着物の裾(すそ)に使われています。チラっと見えるので、あえて、胴裏とは違う生地で、オシャレに、チラリズムを楽しんでおられる方も多くいらっしゃいます。(^^)

着用時期としては、寒い時期(10月頃から5月半ばくらい)です。

 

 

単衣(ひとえ)は、袷に対しての着物で、裏生地のない着物です。

 

もちろん、長襦袢を着て、重ね着します。

 

着用時期は、5月〜6月、9月くらいです。

 

単衣の中でも、さらに薄い、薄物(うすもの)と呼ばれる着物があります。

薄物とは、浴衣(ゆかた)や、絽(ろ)、紗(しゃ)という着物です。

絽、紗と呼ばれる着物は、織り方を工夫して、糸と糸の間にすき間が開くように、織ってある着物です。

 

捩り織り(もじりおり)、からみ織り、といいますが、経糸(たていと)がよじれる中に、緯糸(よこいと)を通していくと、すき間ができ、通気性がよくなります。

(言葉だけだと、とってもわかりにくいですね。(^^ゞ。

すみません。わかるように画像研究して、後日の、日記の課題にします。)

 

そして、浴衣です。

 

木綿で作られていて、汗をかいても、その後の処理がしやすいです。現代は、化繊でできた浴衣も安価で、手頃に出回っていますね。

 

言葉の通り、もともと、湯上りに着た着物です。ですから、浴衣は、素肌に着るものですね。

 

浴衣は、長襦袢を着ません。(重ね着しないということですね。)

 

が、しかし、お出かけの際は、素肌にそのままではなく、肌襦袢(はだじゅばん)や、裾よけ(すそよけ)などで、汗や暑さ対策をしてください。

 

薄物の着用時期は、7月〜8月の、盛夏の時期です。

「せぶせ」と言います。

 

着物には、仕立ての形態で、大きく、袷(あわせ)と単衣(ひとえ)という二種類の形状があります。

要は、裏生地がついているか、ついていないか、なのですが。

 

袷は、胴裏(どううら)や八掛(はっかけ)がついていて、二枚になっています。

単衣は、一枚の着物です。

 

着物は、肌襦袢や長襦袢など、重ねて着ますので、裏生地がついている袷などは、夏期などは、暑いですね。ですから、単衣の着物を着られたりします。

 

ただ、着物は、一枚の布を縫い合わせて、仕立てますので、縫い代が出来てしまいます。そこで、衿の裏には、衿裏(えりうら)と呼ばれる布をつけて隠します。背中は、背伏せと呼ばれる布で、隠します。

背伏せは、細長い布ですから、結構、手間がかかります。また、技術も要します。

 

最近、仕立てをさせていただいて、うまく、丁寧に、仕立てをしてくれて、ちょっと嬉しくなって、紹介してみました。(^^)

「はっかけ」です。

着物の裏に付ける布のことです。呼び方は、占いに出てきそうですね。

意味は、単に、八枚に裁断して、取り付けるので、「八掛」です。

 

袷(あわせ)の着物に付けます。

袷とは、表のほか、裏に生地がついていて、二枚の布で出来ている着物のことです。一枚の布で出来ている着物は、単衣(ひとえ)と言います。

 

裏の布は、大半が、胴裏と呼ばれる布生地で、表から少し見える部分に、八掛を付けます。着物の裾の方に付けるので、「すそまわし」とも呼ばれます。

 

着物の裾の方ですから、身頃(前・後)、衽、襟先、袖に付けるのですね。

左右ありますから、これでいくと、十枚の布が必要です。でも、八掛です。昔は、袖口には付けていなかったんですね。

 

八掛は、裏生地ですから、見えないので、なんでもいいと言えば、いいのですが、八掛は、究極のオシャレグッズです。

 

表から、ほんの数ミリしか見えない布にこだわる方もいるのです。

ちらっとしか見えない、見えるかどうかわからない、脱がないと見えない、ここにオシャレがあります。

 

下着にこだわると同じでしょうか。友人(男性)が、下着を買うのに、「なんでもいいものなのに、柄を選んでしまうんだよね。」と言っていたことを思い出します。

男性でさえ、こうなのに、着物を着る女性なら、なおさらです。

 

ただ、あんまり奇抜なのも、合いません。着物の柄に使われている色を使うと、定説があるようです。

 

多少の手間はかかりますが、八掛を変えることも可能です。ちらっとしか見えないオシャレを、先進的な感覚で、素敵に変えるのも、着物の楽しみの一つです。

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