厚生労働省は『患者調査』を3年ごとに行っていますが、平成26年の調査によれば、糖尿病の総患者数は"316万6千人"にものぼるそうです。そんな人たちから、体臭の悩みが増えています。糖尿病には体内から出る独特のニオイがする原因は?対策は?今回はその体臭について解説したいと思います。
糖尿病とはこんな病気
まず糖尿病がどんな病気なのかを知っておきましょう。
*糖尿病の種類とそれぞれの原因と症状
原因はどう違う?
1型糖尿病
膵臓のβ細胞が壊れてしまい、まったくインスリンが分泌されなくなってしまう1型糖尿病。インスリンを体外から補給しないと生命に関わるため、インスリン注射を欠かしてはなりません。
2型糖尿病
遺伝的に糖尿病になりやすい人が、肥満・運動不足・ストレスなどをきっかけに発病します。インスリンの効果が出にくくなったり、分泌のタイミングが悪くなったりします。
症状はどう違う?
1型糖尿病
発症するのは子どもや若い人に多く、最初は風邪に似た症状が出ます。その後、のどが渇く、尿が多くなる、急激にやせるなどの症状があらわれてきます。放っておくとケトアシドーシスに陥るので、直ちに治療を受けてください。
2型糖尿病
自覚症状がないため、いつ発症したのか、わからないまま地域や職場の健康診断や生命保険の加入時に発見されることがよくあります。苦痛がないからと、放っておくと合併症がすすんでくるので、必ず治療を受けましょう。
糖尿病のニオイはアセトン臭
*アセトン臭が発生する原因
私たちの身体が正常な場合、ブドウ糖がエネルギー源です。
これが糖尿病にかかってしまった場合は、ブドウ糖をエネルギー源に変えている「インスリン」が不足すると、身体は代わりに「脂肪」をエネルギー源にします。その脂肪がエネルギー源にする時に分解される時に作られるのが、「ケトン体」です。
「アセトン臭」のアセトンとはこのケトン体の一種です。このケトン体が増えると、尿や汗、呼気から甘酸っぱいニオイを発生させてしまします。
更にケトン体が異常に増えすぎると「ケトアシドーシス」という(1型に多い)急性の合併症を起こします。
これが糖尿病にかかってしまった場合は、ブドウ糖をエネルギー源に変えている「インスリン」が不足すると、身体は代わりに「脂肪」をエネルギー源にします。その脂肪がエネルギー源にする時に分解される時に作られるのが、「ケトン体」です。
「アセトン臭」のアセトンとはこのケトン体の一種です。このケトン体が増えると、尿や汗、呼気から甘酸っぱいニオイを発生させてしまします。
更にケトン体が異常に増えすぎると「ケトアシドーシス」という(1型に多い)急性の合併症を起こします。
*アセトン臭=糖尿病とは限らない
糖尿病=アセトン臭(ケトン臭)ではありますが、アセトン臭がするからと言って、全ての場合が糖尿病が原因とは限りません。
例えば「ダイエット臭」と呼ばれる体臭はケトン体によるものです。これは行き過ぎたダイエットによって、エネルギー不足になってしまうから。若い女性にアセトン臭が多いのは、ダイエットのせいかもしれません。
また十分なエネルギーを得ないまま、激しい運動を続けると、やはりケトン体が作られ、体臭や口臭のもとになります。運動で消費したエネルギーが、摂取したエネルギーをオーバーしてしまうと、ケトン体が作られるからです。
例えば「ダイエット臭」と呼ばれる体臭はケトン体によるものです。これは行き過ぎたダイエットによって、エネルギー不足になってしまうから。若い女性にアセトン臭が多いのは、ダイエットのせいかもしれません。
また十分なエネルギーを得ないまま、激しい運動を続けると、やはりケトン体が作られ、体臭や口臭のもとになります。運動で消費したエネルギーが、摂取したエネルギーをオーバーしてしまうと、ケトン体が作られるからです。
アセトン臭の対策は?
*まず糖尿病の治療に努めること
糖尿病には1型と2型があることを、先に説明しましたが、糖尿病患者全体の9割以上が2型で、1型は1割にも満たないと言われています。
どちらも治療に専念することはもちろんですが、2型の人は生活習慣、特に食生活に気を配る必要があります。自覚症状があまりないので、気づくのが遅れる場合もあります。健康診断を定期的に受けることをおすすめします。
また2型の人は遺伝の可能性が高いので、家族や親せきに糖尿病の人がいないか、確認してみましょう。
どちらも治療に専念することはもちろんですが、2型の人は生活習慣、特に食生活に気を配る必要があります。自覚症状があまりないので、気づくのが遅れる場合もあります。健康診断を定期的に受けることをおすすめします。
また2型の人は遺伝の可能性が高いので、家族や親せきに糖尿病の人がいないか、確認してみましょう。
*1型の人は…
1型の糖尿病は子どもが多く、膵臓のβ細胞が壊され、インスリンが全く分泌されなくなってしまうので、「インスリンの注射」を欠かさないことが最も大切です。
あとは体重・食事の量・運動の量などを総合的に考えあわせて、今のところ完治が難しいと言われている糖尿病と、上手に付き合っていくことが必要です。特に子どもの場合は、口臭などを学校でからかわれることもあるようなので、医師と相談しながら、心のケアにも努めてあげたいところですね。
あとは体重・食事の量・運動の量などを総合的に考えあわせて、今のところ完治が難しいと言われている糖尿病と、上手に付き合っていくことが必要です。特に子どもの場合は、口臭などを学校でからかわれることもあるようなので、医師と相談しながら、心のケアにも努めてあげたいところですね。
*口臭をやわらげる
口臭が強くなる原因には、口の渇きにもあります。水やお茶でまめに水分を補給しましょう。ジュースなどは甘みがあるため、かえって虫歯などになりやすく、これも口臭の原因になってしまうので、おすすめできません。
また食事の後は必ず歯磨きをしましょう。その後のマウスウォッシュもおすすめです。
また食事の後は必ず歯磨きをしましょう。その後のマウスウォッシュもおすすめです。
*自分を管理すること
これは糖尿病の人ではなくても健康な人にも言えることですが、食生活・運動・休息・ストレスをためない。これらのことを自身できちんと管理していくことが大事です。
1型のお子さんであれば、成人するまでは親御さんが管理しなければなりません。成人するころには、子どもが自分自身で管理していけるように、徐々に身につけさせていくようにしましょう。
1型のお子さんであれば、成人するまでは親御さんが管理しなければなりません。成人するころには、子どもが自分自身で管理していけるように、徐々に身につけさせていくようにしましょう。
まとめ
今回は糖尿病の体臭や口臭についてご紹介しましたが、糖尿病にはそれより恐い合併症があります。
糖尿病の「三大合併症」は、「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」「糖尿病性網膜症」です・腎症では最終的に腎不全になり、人工透析が必要になります。神経障害では、下痢・便秘・吐き気・筋力低下・失禁・下肢疼痛などになります。また網膜症では最悪の場合失明することもあります。他にも足が壊疽になって、切断しなければならないことも…。
そうならないためには絶対治療を途中でやめないことが大切です。
糖尿病の「三大合併症」は、「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」「糖尿病性網膜症」です・腎症では最終的に腎不全になり、人工透析が必要になります。神経障害では、下痢・便秘・吐き気・筋力低下・失禁・下肢疼痛などになります。また網膜症では最悪の場合失明することもあります。他にも足が壊疽になって、切断しなければならないことも…。
そうならないためには絶対治療を途中でやめないことが大切です。
糖尿病にも体臭が!その対策法は?