タレが決め手の“湯豆腐ちゃんこ”
こちらが佐渡ヶ嶽部屋特製、“湯豆腐ちゃんこ”。
湯豆腐、といっても野菜や鶏肉などが入って、とても具だくさんです。
なんといっても、上からかけた黄金色のタレが特徴的。
まったり濃厚で、これが絶品なんですよ!
ちゃんこ番の力士に教わった、“湯豆腐ちゃんこ”のつくり方をご紹介しますね。
まずは、タレづくりです。
新鮮な卵の黄身を、たっぷり使ってつくります。
取材した日は、力士35人分で100個使ったとか。
卵の仕入れが大変で、つくるのは年に数回なのだそうです。
昆布と鶏でとっただしを火にかけて、酒、しょうゆ、かつお節、この日はちょっと早めにねぎを投入。
湯が入った別の大きな鍋につけて、湯せんにします…ふんわり、いい香り!
そのあと、黄身を少~しずつ入れながら、よく混ぜます。
温度が高くなると黄身がすぐに固まってしまうので、鍋を時々持ち上げて冷ましては、黄身を少~しずつ入れながら混ぜて…の繰り返し。
黒に近い茶色から、黄金色になり、トロトロになれば、タレのできあがり!
豆腐だけじゃない! 具だくさんな“湯豆腐ちゃんこ”
もちろん、卵の白身も使いますよ。
しっかり溶いて、沸騰した湯に少しずつ流し入れ、白く固まったらすくいます。
これが、ぷるるん、ふわふわ♪
そして、豆腐を忘れるわけにはいきません!
この日は、絹ごし豆腐10丁がスタンバイ。
昆布と鶏肉のだしと、鶏肉がゴロゴロ入った大きな鍋を火にかけて。
野菜と豆腐、卵の白身も入れて煮立ったら、“湯豆腐ちゃんこ”が完成!
※普通の人、4~5人分のレシピを記事の最後に載せています。ぜひつくってみてくださいね♪
トロトロ&ぷるぷる 濃厚なタレで!
豆腐に野菜、鶏肉…具をがっつり器に盛り、上からタレをたっぷりかけて、パクっ…!
まったりとして濃厚!
タレがトロトロで、しっかりと具に絡みます。
濃厚なタレに、淡泊な豆腐とぷるぷるした卵の白身が、見事なコントラストです。
部屋の師匠・佐渡ヶ嶽親方が、太鼓判を押すだけありますね!
親方は15歳で入門し、初めて“湯豆腐ちゃんこ”を食べたとき、あまりのおいしさにびっくりしたんだとか。
「ごはんに鍋のスープを入れて、タレをかけて混ぜ、雑炊のようにしていただくと、またこれがおいしいんですよー」と教えてくださいました。
“湯豆腐ちゃんこ”は若い力士たちにも大人気。
タレを奪い合うように食べ、最後にはキレイになくなってしまうんですって。
ところで、親方と若い力士たち、時には一緒にお酒を楽しく飲むそうです。
「みんなね、私の周りに集まってくるんですよ。かわいくて、かわいくて、しかたがないんです」
親方、タレみたいにとろけるような優しい笑顔でした。
<佐渡ヶ嶽部屋 豆知識>
佐渡ヶ嶽部屋は、千葉県松戸市にあります。
所属力士は38人。
44ある相撲部屋の中でも、トップクラスの大きい部屋です
春場所で新弟子が7人増えて、ますます大所帯になりますね。
ちなみに、所属力士の“しこ名”は全員、「琴」から始まるんですよ。
春場所でチェックしてみてくださいね!
〔写真・文 PR3号〕
【佐渡ヶ嶽部屋 湯豆腐ちゃんこ】
<材料>(普通の人、4~5人分にアレンジしました)
●大根(薄めのいちょう切り) | 1/3本 |
●昆布10cm | 1枚 |
●鶏もも肉(一口大に切る) | 800g |
●卵 | 12個 |
●かつお節 | 一つかみ |
●酒 | 適量 |
●しょうゆ | 適量 |
●ねぎ(小口切り) | 1本 |
●白菜(ざく切り) | 1/2個 |
●えのき(石づきを除いて小分けに) | 1パック |
●小松菜(ざく切り) | 1束 |
●絹ごし豆腐(一口大に切る) | 2丁 |
〔1〕大根を下ゆでする。
〔2〕大きな鍋に適量の水と、昆布を入れて弱火にかける。沸騰する直前に昆布を取り出す。沸騰したら鶏もも肉を入れてふたをする。再び沸騰したら、あくを取り除く。
〔3〕タレを作る。卵を黄身と白身に分け、それぞれよくかき混ぜる。
〔4〕〔2〕のだしを、〔3〕の卵黄の半量ほど、別の鍋にとって弱火にかける。そこに酒を、〔3〕の卵黄の半量ほど加える。また、しょうゆを〔3〕の卵黄の4分の1量加え、ふつふつさせる。最後に、かつお節を加える。
〔5〕別の大きな鍋に湯を沸かし、〔4〕の鍋をつけて、湯せんにする。〔3〕の卵黄を数回に分けて少しずつ入れ、よくかき混ぜる。温度が高くなりすぎると、卵黄がすぐに固まるので、必要に応じて鍋を引き上げて冷ます。次第にとろみがついて、泡が出て、茶色から黄色っぽく変わったら、湯せんから外す。ねぎを加えて、タレが完成。
〔6〕別の鍋に湯を沸かす。沸騰したら、〔3〕の卵白を数回に分けて少しずつ入れてゆで、固まったら引き上げる。
〔7〕〔2〕の鍋を卓上コンロにかけ、〔1〕の大根、白菜、えのき、小松菜、絹ごし豆腐を入れてふたをする。火が通ったら、〔6〕を入れてふたをする。温まったら、出来上がり。
〔8〕器に盛り、上から〔5〕のたれをたっぷりかけて、いただく。