2009年01月21日

  エステシャンのホスピタリティ

 「相手のために働いていると、結局、自分のためになります。」


・これからエステシャンを目指す人たちの、ホスピタリティに関する疑問

 質問に、プロのエステシャン、Sさんに答えていただきました。

 エステのプロを目指す人も、、そうでない人も発見がいっぱい!






[Q・1]ホスピタリティは、自分に余裕があるときしかできないにでは?


20年前にサロンを開業したときに、私はそれまでの経験を活かして、

「心と体のバランスをとるバランスエステ」 を理念に掲げました。


心は、体に作用し、体は心に作用することから、本当の美しさは、その

バランスにあることに気がついたからです。


この技術を、「マザーハン・ドテクニック」 と名づけています。

母のように優しく、母のように厳しく、母のように受け入れ、母のように

受け入れ、母のように愛する・・・。


目標ではありますが、この心をもって人と接するとき、それが、

ホスピタリティとなるのではないかと常々考えています。


もっとわかりやすく言えば、自分の大切な親戚、友人をお迎えするような

心でもてなす、そのような気持ちですね。


人は子どもを育てることで、少しずつ親らしくなり、仕事ではお客さまに

よって磨かれていきます。


ホスピタリティは、余裕があるなしにかかわらず、その折々に自分らしさ

として表れます。

目標を持って、少しずつ自分を向上させたいものです。


[Q・2]相手に気を使いすぎるのも卑屈だし、相手を疲れさせるんじゃ
     ないかな?



相手に気を使いすぎているときは、自分自身を振り返るのに最適な時期

なんですよ。


もしかして、「自分の行いをよく見せたい」「自分に自信がない」と

思っていませんか?


自分の心をよーく見つめ、おだやかにし、「相手がどうしてほしいのか」を

わかるように努力してみましょう。


お客様は、その努力に喜び、その努力に癒されるものです。


立場が逆になったとしても、きっとそう感じるはずですよ。


[Q・3]相手のことばかり考えていると、自分のことがおろそかになって

     しまい、逆にその方に迷惑をかけるような気がするんですが・・



本当の意味で、相手のために働いていると、感謝されることが多くなります

また、その行いが身について、結局自分のためになります。


ただ、その方のことを思ってしたことが、怒らせてしまったり、誤解され

たりすることはありますね。


どんなに良いことだと思っても、相手がいやがることは、ホスピタリティ

とはえません。


失敗したら、前向きにとらえ、失敗の中にホスピタリティの学びがあると、

心を明るくしていくことが大切です。


相手を大切にできる人は、自分のことも大切にできるんですね。


[Q・4]ホスピタリティがあれば、どんな人でも付き合っていけるの?

     どうしても好きになれない人には、どうしたらいいの?



私も苦手な人はいますよ。

人見知りするし、ものすごくシャイですから。


でも仕事で、苦手なお客様が来られたときこそ燃えるんです。

そういうお客さまに、私の気持ちをわかってほしいし、お客様の気持ちも

わかりたいし。


相手も私の弱点を見つけようとしていますから、ちょっと尋ねると、

私いたらない点を言ってくださいますから、逆に勉強になるんです。


以前、とても不潔そうなお客様が来られたときに、

エステシャンが10人くらいいましたが、みんな逃げてしまって、

1人だけ、「私やります」 って言ってくれた人がいました。


彼女は、きっちり仕事をして、ちゃんときれいにしてお帰ししました。

「この人はこれから成長するだろうな」 って思いましたね。


プロですよね。


あるときは、お顔中毛が生えているお客様が来られて、やはりみんな逃げて

しまって。

そのときも、その人が手伝ってくれました。


脱毛して、とってもきれいなお顔で帰られましたよ。

どんな方にでもふれることができる度量を持って初めて、プロになれると

思います。


[Q・5]ホスピタリティがありすぎても精神的に疲れると思うんですが。

     ストレスがたまったら、どうケアしますか?



それが疲れないんですよ。

相手が喜ぶと、元気になるんです。


「今日は来て良かった」「疲れがとれた」 とお客さんに言われると、

1日の疲れは吹っ飛びます。


1日の最後に、これできょうの仕事は終わりだと思ったら、もう1人

お客様が来られることがありますよね。


そういうときも、「この方のために、今日があったんだ」 と思うように

して、心を入れて仕事をすると、相手も疲れがとれるし、私も疲れが飛んで

いきます。


それからスタッフ同士で、「お疲れ様」 というひと言をかけると、

疲れが飛ぶことがあるから、必ず声をかけ合うようにしています。


ストレスのケアですけど、私の場合のストレス解消は、朝起きて運動する

こと。

お風呂によく入ることなんです。


エステシャンって、自分の体をあまりケアしないんですよ。

でも本当は、自分の体をケアして、体の血行をよくして、はじめて他人の

体のケアをできるんです。


ぜひ、ご自分の体も、よくケアしてあげてくださいね。



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