1、「茶のしずく石鹸」による小麦アレルギー事件
問診結果が報告された254人のうち、小麦を食べた後に呼吸困難や血圧低下などの症状が激しく出る「アナフィラキシーショック」を発症したのは25%。ショック症状はないが、呼吸困難や嘔吐(おうと)、下痢の症状があったのが27%で、合わせて52%にアナフィラキシー症状がみられた。そのほかの症状では、じんましんやまぶたの腫れ、鼻水などがあった。
小麦アレルギーになるとどんな症状が起きるのか?
典型的な症状の方は食物アレルギー症状が出てくる前に、まず、石鹸を使用した時に、眼のかゆみや皮膚のかゆみ・鼻炎症状が始まります。しかし、石鹸を使用した時の症状は必ずしも強いものではなく全く自覚の無い方も少なくありません。石鹸の使用を続けると、この石鹸使用時の症状は少しずつ悪くなっていきます。
小麦を食べた時のアレルギー症状は、患者さんによって様々ですが、眼のかゆみや眼の腫れ、顔のかゆみや顔の腫れ、鼻炎症状などの、石鹸を使用した時に出るものと同じような症状がでることが多いようです。アレルギー症状が軽い場合は、眼や鼻、顔の症状だけのこともありますが、症状が重篤な場合は、腹痛・下痢、血圧低下、ふらつき、呼吸困難などの様々な症状注)が出現します。
小麦アレルギーになると以下のものを一生避け続けなければならない
1.そのもの・麦類
◇パン全般、麺類(ラーメン・うどん・スパゲティー・マカロニ・そば・そうめんなど)、麩など
◇小麦粉、天ぷら粉、お好み焼き粉、パン粉など
◇大麦、はと麦、ライ麦、オーツ麦(オートミール)、デュラムセモリナなど
◇米は要注意(同じイネ科なので)
2.調理・菓子・2次もしくは3次食品お菓子類
◇シュウマイ、餃子、春巻き、肉まん、フライ・天ぷら類、カレーライス、シチュー、グラタン、お好み焼き、たこ焼きなど
◇ケーキ、ビスケット、クッキー、ホットケーキ、瓦せんべい、麩菓子など
◇麦芽ドリンク、麦茶(大麦)、はと麦茶、ビール、ウイスキーなど
◇水飴(小麦麦芽から作ったもの)
3.調味料
◇小麦胚芽油、大豆醤油、穀物酢、麦味噌、金山寺味噌など
◇シチューの素、カレールーなど
4.微量混入など
◇小麦粉・小麦製品を含むと考えられる商品と同一製造ラインのもの
◇粉のシナモンなどの香辛料(混入の可能性)
日本人には小麦アレルギーはなじみがないため、小麦アレルギーの深刻さを理解できない人が多い。
しかし、口にできない食品・食材リストを見たらわかるように、日常生活においてかなりのハンデとなる。
遅かった行政の対応
国の対応も理解し難い。厚労省は昨年9月に医療機関から被害を把握し、担当の消費者庁に連絡した。しかし、同庁が注意を喚起したのは、今年6月になってからだ。
同庁は「厚労省から具体的な製品名や会社名を聞かなかったため」としている。消費者の安全を優先すべき官庁としては弁解にもならない。
厚労省に詳細を聞き出すなど、もっと早く対処していたら、被害の拡大を食い止められた可能性がある。厚労省も問題を把握した時点でもっと具体的な情報を出すべきだった。
※実はこの行政の対応の遅さ、いつものお役所仕事というよりも、国のサプリメント・健康食品に対するチェック機関がないに等しいという現実があるのだが、それは後述。
2、日本メーカーのサプリメントによるトラブル
某有名サプリメントメーカーの例
被害が報告された健康食品はダイエット用「メリロート」と疲れ目の人向けの「ブルーベリーエキス」の2商品。同商品は、厚生労働省が5月30日、摂取した人に肝機能障害が発生した事例が静岡県と新潟県から寄せられたことから「疑いがもたれる健康食品」として商品名と原材料名を公表していた。
静岡県から厚生労働省に報告された被害情報は次のような内容だった。医師の臨床経過報告によると患者は20歳代女性で、「平成14年1月からメリロートとブルーベリーエキスを摂取。同年5月、健康診断で肝機能障害の疑いがあり、翌日医療機関に受診した。即入院となり、その後加療により軽快し、同年7月に退院した」 この女性はメリロートやブルーベリーエキス以外の健康食品は食べておらず、当該食品の摂取を止めたところ、肝機能が改善された。
ここで注意したいのは、厚労省は会社名を公表していないということ
「事故商品が当社の食品であるかどうか調査中」とし、自社商品であることを6月12日現在認めていない。しかも消費者からの問合せに対しても「同様に解答している」(同社・広報課)とし、自社製品ではないかのような誤認を与える説明を続けていることがわかった。
これに対し、消費者団体は「厚労省が企業名を公表しないことが問題」と猛批判している。
先の茶のしずく事件同様、行政は余計なリスクを犯したくないのか、会社が自ら公表するように促すだけで、企業名を公表しないのが実情。
3、なぜか含有量を教えてくれない某有名サプリメントメーカー
電話して聞いて見るニャ
「もしもし含有量を
教えて下さいニャ」
「企業秘密なので答えられません!
全て天然の物なので安心ですよ」
これだけではソースとしていまいちなので、以下の公式HPで実際に確認を。↓
4、色々「雑」な日本のサプリメントメーカー
報道特捜プロジェクト「疑惑のサプリメント」