ムダ毛の量には個人差がありますが、その原因は遺伝だったり、食生活だったり、生活習慣だったりなどさまざまです。
そこでちょっとした疑問ですが、冷え性の人と暑がりの人とでは、ムダ毛の量が違うのでしょうか?
ちょっと掘り下げていきたいと思います。

寒い国の人は毛深いのか?

よく『寒い国の人は毛深い』と言われますが、これは本当なのでしょうか?
実は、このことはまだはっきりとは解明されておらず、逆に『暑い国の人は毛深い』と言っている人もいます。
なぜ、こんな真逆なことが言われるのでしょうか。

それは、どうやら動物のイメージからきているようです。
日本人にとって身近なワンコを例にとってみても、冬と夏では毛が生え変わりますよね。
夏は暑さを減らすために薄毛になり、冬は寒さから身を守るためにフサフサの冬毛に生え変わります。

このようなイメージから、『寒い=体毛が濃くなる』という説が流れているようです。
たしかに、ワンコだけでなく、私たち人間の祖先を見ても、大昔の原始時代の人間はまだ洋服を着ていなかったため、寒さから身を守るために動物のような毛が生えていたと言われています。

そして、進化の過程でそのような毛皮のような体毛は不要になり、今のような産毛にまで退化したと言われているんですよね。
そう考えると、寒い所にいると体毛が濃くなるというのも、あながち間違いではないかもしれません。

暑い国の人の体毛は?

一方、暑い国の人の方が体毛が濃いという説は、これも単なるイメージの部分が強いかもしれません。
ハワイなどの暑い国の人は、水着姿になっていることが多いため、どうしてもムダ毛をお披露目する機会が多いのです。
本当は、暑い国・寒い国に限らず、外国人は日本人から見ると、ほとんどの国の人は体毛が濃いのです。

たまたま暑い国の人の方が肌を露出する機会が多いため、『暑い国の人って毛深いなー』という印象が強いだけなのかもしれません。
もしかすると、実際に寒い国の人の体毛を見たら、同じくらい濃いかもしれませんよね?
結論としては、暑い国の人と寒い国の人との毛深さのちがいというのは、はっきりと解明されていません。

冷え性はムダ毛が増える

冷え性と毛深さには関係があります。
女性は冷え性の人が多いですが、冷え性になるとホルモンのバランスが崩れてしまいます。
女性ホルモンが低下すると、かわりに男性ホルモンが増えるのですが、ムダ毛の量はこの『男性ホルモン』に支配されており、男性ホルモンが増えるとムダ毛が濃くなるのです。

冷え性になると、『冷え性→女性ホルモンの分泌低下→男性ホルモンの分泌が増える→ムダ毛が増える』という図式ができます。
よって、冷え性だとムダ毛が濃くなってしまうということが言えます。もしあなたが冷え性なら、今すぐ改善した方がよいでしょう。

冷え性を改善するには、冷房の温度を下げすぎない、冷たいものを飲み過ぎたり食べ過ぎたりしない、湯船に浸かって体を温める、運動をして体温を上げる、マッサージをして血流をよくする、などの方法が効果的です。
生姜を食べたりなどして体を温める習慣をつけるのもよいです。

暑がりの人は毛深いってホント?

逆に『暑がり=ムダ毛が多い』という説には、こんな理由が考えられます。
冬よりも夏の方が髪の毛が早く伸びたり、運動していない時よりもしている時の方が毛が伸びるのが早い、などと感じたことはありませんか?
これは本当なのですが、その理由は『新陳代謝』が上がったからです。

新陳代謝がアップすると、体の細胞が活発になるとともに、髪の毛や爪などもぐんぐん伸びるようになります。
運動やマッサージ、入浴などで血行が良くなると、血液から毛根へたくさん栄養が送られるようになるため、毛の成長が早くなるのです。

体毛の約3分の2は皮膚下に眠っていると言われていますが、新陳代謝がアップすると、今まで活動を停止していた毛穴からも新たに毛が生えてくるようになるため、ムダ毛が増えたり濃くなったように感じるのです。
新陳代謝がアップするということは、血流が良くなり体が温かくなるということなので、これをわかりやすくすると、『新陳代謝が上がる→暑がりになる→体毛が増える』という図式になります。
ということは、暑がりの人の方が体毛が濃い?ということになりますよね。

まとめ

まとめると、冷え性の人と暑がりの人とを比べて、どちらの方がムダ毛が濃いか?というのは、一概には分類できないということになります。
冷え性の人は、ホルモンバランスが崩れるのがムダ毛が濃くなる原因になりますし、暑がりの人は、新陳代謝アップにより発毛や育毛が活発になってムダ毛が濃くなる可能性があります。

よって、ムダ毛が濃くなる原因は人それぞれです。
冷え性の人は、ムダ毛以外の面でも、体の健康のためにも冷えを改善する必要があります。
体の冷えは、婦人科系やその他諸々の病気を引き起こす原因になってしまいます。
ちなみに、ガン細胞は体温が35度以下になると急速に増え始めます。36.5度くらいが、免疫力が高く病気を寄せ付けない健康体と言われています。
というわけで、冷え性でいいことは一つもありませんが、『暑がり=新陳代謝がよい』のは、ムダ毛が増えるという点以外では、健康面な美容面においてよいことばかりです。