女性の薄毛治療に、ホルモン治療は有効ですか?
女性ホルモン補充療法というホルモン療法が、女性の薄毛に効果が期待されています。
女性の薄毛には、女性ホルモンの減少が深く関わっていると言われています。
そのため、女性ホルモンが急激に減少する閉経前から閉経後に薄毛の悩みを抱える女性の割合が高くなってくるのです。
そこで、最近注目されているのが、「女性ホルモン補充療法」というホルモン療法です。
女性ホルモン補充療法は、加齢とともに減っていく女性ホルモンを補う治療で、薄毛の原因となる女性ホルモンの減少を防ぐ可能性があるとして、薄毛治療に用いられることがあります。
女性ホルモン補充療法とは
女性ホルモン補充療法とは、一体どのような治療なのでしょうか。
女性ホルモン補充療法
女性ホルモン補充療法は、本来、更年期治療に用いられるホルモン療法です。
更年期になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが急激に減少するため、もう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンとのバランスが崩れ、自律神経に異常が起こります。
そして、自律神経の異常によって、ほてりや発汗、イライラなどの不調(更年期障害)を引き起こすのです。
これらの不快な症状を女性ホルモン補充療法によってエストロゲンを補給することで、エストロゲンの減少をゆるやかにして、症状を緩和する効果があるのです。
女性ホルモン補充療法には、塗り薬や貼り薬、飲み薬を使用します。
また、エストロゲンだけを補うのではなく、プロゲステロンも一緒に補うのが一般的です。
女性ホルモン補充療法のリスク
女性ホルモン補充療法は、確かに女性ホルモンを補うことができるので、理論上は、薄毛治療には効果があると言えるでしょう。
しかし、実際の医療現場では、あまり浸透していません。
なぜなら、女性ホルモン補充療法は、あくまでも更年期障害のための治療であり、薄毛に効果があるという確かな証拠がないからです。
アンチエイジング効果や髪の艶、ハリがアップしたという体験談はあっても、医学的な根拠などはありません。
そのため、あまり積極的に治療に使われていないのが現実です。
これは、まだ女性ホルモン補充療法が、薄毛治療に用いられるようになって、時間が経っていないことも関係しており、全く効果がないともいえない状況なのです。
また、更年期障害以外での治療の場合は、自費治療になること、5年以上継続して女性ホルモンを補充すると、がんのリスクが上がることも知っておく必要があります。
女性ホルモンは、本来なら、誰でも分泌されるべきものです。
できることなら、ホルモン療法だけに頼らず、女性ホルモンを増やす努力をしていきたいものです。
女性ホルモンを自分で増やす方法
女性ホルモン補充療法は、簡単に女性ホルモンが増やせる可能性がある魅力的な治療法でもあります。
しかし、女性ホルモンは、女性であれば必ず一定量は分泌されていますし、ちょっとした生活の見直しや、食事のとり方でホルモンバランスを整えることができます。
まずは、自分の力で改善を目指しましょう。
規則正しい生活
睡眠不足は、女性ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
夜更かしや不規則な生活は、健康を脅かす危険もあるので、注意しましょう。
バランスのとれた食事
栄養バランスのとれた食事をとることで、ホルモンバランスを保つことができます。
特に、大豆イソフラボンを含む大豆製品やナッツは、女性ホルモンと同様の働きをしたり、ホルモンバランスを整えたりする働きがあります。
ストレスをためない
強いストレスを受けると、女性ホルモンの分泌が低下します。
ストレスを上手に発散し、リラックスできる時間を持つようにしましょう。
(まとめ) 女性の薄毛治療に、ホルモン治療は有効ですか?
女性の薄毛には、加齢による女性ホルモンの減少が深く関わっています。
女性ホルモン補充療法は、女性ホルモンを補給するので、薄毛にも効果が期待されています。
女性ホルモン補充療法は、女性の薄毛のための治療ではなく、もともとは更年期障害のためのホルモン療法です。
塗り薬や貼り薬、飲み薬によって女性ホルモンを補給し、更年期障害の症状を緩和します。
女性ホルモン補充療法には、薄毛に対する効果についての根拠がなく、更年期障害でなければ自費治療になること、5年以上の継続した治療ではがんのリスクが上がることなどの、リスクがあります。
本来、女性ホルモンは体内で作られ、自然に分泌されるべきものです。
生活習慣や食生活の見直し、ストレスを溜めこまないなど、ちょっとした工夫で、ホルモンバランスを整えましょう。
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健康で元気な髪を育てるためには、頭皮が健康でなくてはいけません。頭皮の状態は、普段は髪に隠れているため、気を付けてみないとわからないという難点があります。痒みや痛みが出てから見るのでは、対策が遅れてしまいます。