産後の可愛い赤ちゃんとの生活は楽しい反面、毎日寝る間もなくお世話に追われていたら、腰痛や恥骨痛など体にいろいろなトラブルを起きていたというママも少なくありません。湿疹や蕁麻疹などの肌トラブルも、産後ママに起きやすい症状です。今回は、多くの産後ママを悩ませる湿疹や蕁麻疹について、産後に起きやすい原因と授乳中の治療法をご紹介します。
そもそも蕁麻疹・湿疹とは?
蕁麻疹(じんましん)とは、かゆみを伴う赤い腫れが身体の一部にできる病気です。通常は数十分~数時間で症状が治まるのですが、原因が特定できないまま、1ヶ月以上出たり消えたりを繰り返すこともあります。
湿疹とは、皮膚炎ともいい、かゆみを伴う皮膚の炎症です。数日~1週間以上消えずに続くことが多く、症状がひどくなると、水ぶくれ状になります。水ぶくれが破れて、皮膚がジュクジュクになってしまうことも。
産後に蕁麻疹や湿疹が出やすい原因は?
産後はホルモンバランスが急激に変化したり、疲れやストレスで抵抗力やお肌のバリア機能が低下したりしているため、蕁麻疹や湿疹といった肌トラブルが起きやすくなります。
もともとアレルギー体質や敏感肌でなくても、産後に突発性の蕁麻疹や湿疹が出ることもあります。母乳育児のママの場合、母乳や赤ちゃんのよだれの刺激で、乳首周辺に症状が出ることも少なくありません。
産後の蕁麻疹・湿疹の治療法は?授乳中はどうなる?
産後に肌トラブルが起きたら、早めにかかりつけの産婦人科や皮膚科に相談しましょう。問診やパッチテストで原因を調べ、塗り薬や内服薬を処方してもらえます。
蕁麻疹の治療
蕁麻疹の治療として、抗ヒスタミン薬が処方されることがよくあります。基本的に、抗ヒスタミン薬は授乳中の服用は避けた方がいいとされているのですが、症状の悪化が心配される場合は、授乳を一時中断して服用するように医師から指示される場合があります。
授乳を止めたくない場合は、医師に希望を伝えて、他に治療法がないか相談してみてください。
湿疹の治療
湿疹は放置すると、治りにくくなるので、早めの対処が大事です。病院では治療のために、授乳中でも使える軟膏などの薬が処方されます。医師に授乳状況や症状のレベルをしっかり伝え、自分に合った治療を施してもらいましょう。
蕁麻疹、湿疹に関わらず、授乳中に自己判断で市販薬を使うのは控えましょう。赤ちゃんに悪影響を及ぼす薬を、誤って赤ちゃんが口に入れてしまっては大変です。また、適切な効果が出なかったり、かえって症状を悪化させてしまったりする恐れがあります。
産後の蕁麻疹・湿疹を予防するには?
産後の蕁麻疹・湿疹は、生活習慣を工夫することで予防に取り組みましょう。
患部を掻かない
かゆみが強いとついつい搔いてしまいますが、できるだけ我慢してくださいね。搔いて皮膚に傷がつくと、そこから細菌感染が起こり、症状がひどくなるかもしれません。
すぐにかゆみを止めたい場合は、氷水で患部を冷やして、かゆみを和らげましょう。
肌を乾燥させない
肌が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下し、蕁麻疹や湿疹が起こりやすくなります。授乳中でも使える、天然成分から作られた保湿クリームを使って、肌の乾燥を防ぎましょう。
また、乾燥しやすい冬の時期は、加湿器を使ったり部屋干ししたりするのも効果的です。
心身の疲れをとる
疲労やストレスが原因で蕁麻疹や湿疹が起きている可能性もあるので、旦那さんや家族に赤ちゃんのお世話を任せ、思い切って休む時間を作ったり、趣味に没頭したりして、心身ともに休ませましょう。
栄養バランスのとれた食事をとる
産後に低下してしまった免疫力を上げるためにも、質の良い母乳を作るためにも、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。産後に不足しがちな「鉄分」「タンパク質」「カルシウム」は、特に積極的に摂取したいですね。
しかし、あまり食にこだわるあまり、それがストレスになってしまってはいけません。時にはスーパーのお惣菜やお弁当を利用して、適度に手抜きすることも大切です。サプリメントを上手に活用するママも多くいますよ。
日焼け防止をする
メカニズムははっきりとは分かっていませんが、太陽の光を浴びることによって、蕁麻疹や湿疹が出ることがあります。特に日差しが強くなる夏の時期に注意が必要で、日傘や帽子、長袖の服を使って、日焼け防止を心がけましょう。
授乳中で日焼け止めを使いたい場合は、医師や薬剤師に相談して、母乳に影響が出ない日焼け止めを選びましょう。
産後の蕁麻疹や湿疹などの肌トラブルは早めに対処しよう
身体のかゆみが止まらない、排尿のたびに痛みを感じるなど、体調面で少しでも心配な点があったら、放っておかず医師に相談することが大切です。赤ちゃんのためにも、ママが元気で笑顔でいるのが一番ですよ。
毎日子育てで大変だと思いますが、自分の身体のケアも忘れないでくださいね。忙しくて受診するのが難しい場合は、1ヶ月検診などの機会に相談してみましょう。