パパ・メイアン
Papa Meilland
Rose “Papa Meilland” @Mon jardin / ai3310X
DATA
| バラの系統 | ハイブリッド・ティー【HT】 |
| 開花のしかた | 四季咲き 一輪咲き |
| 花径 | 15cm |
| 花形 | 半剣弁高芯咲き |
| 香り | 強香(ダマスク・モダン) |
| 樹形 | ブッシュ樹形(直立性) |
| 作出情報 | 1963年 フランス/メイアン社 |
| 交配 | Chrysler Imperial × Charles Mallerin |
| 備考 | 1988年 世界バラ会議シドニー大会にてバラの栄誉殿堂入り うどん粉病や黒点病が出やすい 中級者向け |
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ベルベットの花びらをもつ黒バラの名花
黒みの強い濃い赤バラのことを、バラの世界では「黒バラ」と呼びます。「パパ・メイアン」は、1988年にシドニーで開催された世界バラ会議でバラの栄誉殿堂入りを果たした黒バラの名花です。
「パパ・メイアン」とは、フランスの著名な育種会社メイアン社の社名を立ち上げたアントワーヌ・メイアンの愛称で、このバラを作出した現代表のアラン・メイアン氏はその孫にあたります。つまりこのバラは、孫が偉大な祖父に捧げたバラなのです。ちなみに、アントワーヌ・メイアンの息子であり、アラン・メイアン氏の父であるフランシス・メイアンは、世界で初めてバラの栄誉殿堂入りを果たした「ピース」を作出した人物です。
「パパ・メイアン」は、厚みのあるベルベットのような花びらをもちます。光のあたり具合によって、花びらが部分的に白っぽく見えるのはそのためです。
きれいな状態で観賞するのは難しい
▲春花のパパ・メイアンは、黒バラらしくないことが多い
つぼみから、やや開き始めたくらいが美しいバラなのですが、パパ・メイアンはそう花びらの枚数が多い方ではないので、すぐに開いてしまいます。また、気温が低い方が黒みが増すので、春や夏の花では黒バラらしさが引き出せないことが多いようです。「ただの赤いバラ」と、表現している方も見かけました!
黒バラの宿命として光を集めやすいので、高温期には日焼けを起こし、花びらが縮れてしまうことがあります。
さまざまな要因で花形が乱れやすいので、パパ・メイアンをきれいな状態で観賞するのはなかなか難しいようです。
病気に弱く、花つきもあまり良くない
うどん粉病や黒点病に弱いところがあるので、定期的な薬剤散布が必要です。また、花つきもあまり良い方ではありません。さらに、トゲが多いという欠点もあります。
欠点を補って余りある、素晴らしい芳香
▲秋花のパパ・メイアンは、黒みがしっかり出てきれい!
花形が乱れやすく、黒みも乗りにくく、しかも病気に弱くて花つきもあまり良くない、さらにトゲが多いと聞けば、「そんなバラがなぜバラの栄誉殿堂入りしたのだろうか?」と、不思議に思うかもしれません。じつはこのバラには、他のどのバラにも代えがたい魅力があるのです。
「パパ・メイアン」は、溢れるように香る、素晴らしい芳香をもっているのです。
香りのタイプでいえば、「ダマスク・モダン」。甘く力強い、いかにもバラらしい香りです。香りの良いバラを集めている方には、外せない品種です。
花枝が長いので、切り花として利用されることもあるそうですが、流通量が少ないためか、たいへん高価なのだとか。ただし、切り花にしてしまうと香りは急速に失われ、24時間後にはほとんど香らなくなるそうです。
▼黒バラについては、こちらもご覧ください
口コミと値段の目安
バラ苗ショップからのコメント
春から秋遅くまで花を咲かせてくれます。深い黒味がかった赤花。黒バラの代表品種です。半剣弁高芯咲き。花の大きさは約12~15cm程度の大輪。咲き始めると、濃厚な強い香が辺り一面に漂います。香りでも数々の受賞があります。(花みどりマーケット)
ロザリアンからのコメント
とにかく丈夫で花付きは良く、花形も花色も素晴らしいが、なによりその香りは最高。これ以降いろいろ育ててきましたが、今まで自分で育てたものはもちろん、あちこちのバラ園などで見ても、これ以上の香りに出会ったことは無いと言っていい程です。
大きな欠点が2つ。1つは棘がすごいこと。切り花にするとき、持つところに困るほど、鋭く強い棘が枝をおおうほど、びっしりとついています。
もう一つは花もちがいまいち良く無いこと。朝に半開きの大変美しい整った蕾を切って飾っても、夜にはすっかり開ききってパンク状態。切り花延命剤を使っても3日ともたない。でも、パンクした花形も私は案外好きなのですけどね。
バラ苗の値段の目安
まとめ
バラ園で見かけたときに「そういえば、このバラって香りが良いことで有名なのよね!?」と、顔を近づけてみて一瞬くらりと目まいがしました。(顔を近づけるまでもなく香ってましたけどね!)この記事を書きながらも、脳裏に香りがよみがえり、幻香? がするほどです! 未体験な方は、ぜひ、「パパ・メイアン」の濃厚なバラの香りを体験してみてくださいね!
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