B5版 / 37ページ / ケーナ運指表、基礎練習譜付属 / PDF版あり
QZ会『ケーナの吹き方』
PDF版:500円 冊子版:700円(郵送の場合 +送料205円)
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「もくじ」より
ケーナの吹き方
口の形状/笛の歌口/呼吸と息/運指/音程の調整
ケーナの吹奏技術
ブレス/ロングトーン/強弱法/半音/
第2オクターブ音、第3オクターブ音/前打音/トリル/グリッサンド/
スラー/ポルタメント/タンギング/フラッター/
スタッカートおよびアクセント/ビブラート(お腹、のど、アンデス)
よりよい音を奏でるために
大きく、力強く響く音/美しく透る高音/
息の放出量コントロールは唇を中心に/ハイブリッド・ビブラート/
4つのスケール/副旋律、対旋律/ステージ演奏とエネルギー配分/
まとめ、その他
ステップアップのための手引き
ステップアップの行程/各技術を学び習得するにあたって
ケーナについて
ケーナの素材/大きさによる分類/各管種でカバーできるキー/
音程について/音程の調整/各部位と音との関連/保管と手入れ/その他
ケーナ運指表/基礎練習譜/キー練習譜/ケーナの段階表
内容サンプルです。
付属のケーナ運指表およびケーナ基礎練習譜です。
以下本文より。
〈各技術を学び習得するにあたって〉
ここまで見てきたように、ケーナを吹く際には実にさまざまな吹き方、技術があります。そして奏者は、それらを必要に応じて使い分け、よい演奏となるよう組み立てていきます。
大切なのは、ひとつの吹き方に固まってしまわないことです。
吹く笛が変われば、曲が変われば、あるいは小節や一つの音が変わったときでさえ、吹き方を柔軟に変え、こちらから応じていく必要があるからです。
達人が奏でるような理想的な吹き方は確かにあります。しかし笛を始めたばかりの人がそのやり方をしようにも、思ったような音は出てくれないでしょう。なぜなら理想的な吹き方とは、音の性質や段階に応じたさまざまな吹き方を経てその上に立つものであるからです。
初心者であれば、まずは音の出る吹き方から始めてみてください。音が出せたならそれを拠り所として、可能となった事柄や技術に着手します。指使いは楽しく覚えられ、曲もいくつか吹けるようになるでしょう。
しかししばらくすると必ず壁に打ち当たり、高い音やきれいな音の出ないそれまでの吹き方を改めなくてはならなくなります。ですがこれでいいのです。次のステップへ進むための準備が整ったということです。そしてここまでの体験は決して捨て去るものではなく、以後においても演奏する上での引き出しのひとつとなります。次の段階の土台となります。
いつかもっともっと上達したとき、低く控えめな音を奏でる際には、そのかつての吹き方を行っているでしょう。あのときいっしょに覚えた運指や曲も、そののちのちもずっと役に立ってくれたはずです。学んだすべては必ず活かされてきます。
そのときどきに可能で必要なすべを手に入れ、しかしそこにとどまることなく経験を積み立て、それらを元手にさらなる段階へと進み続けたならば、理想とした吹き方にもきっと近づいていることでしょう。
各吹奏技術には当然、人によって向き不向き・得手不得手があります。
無理に多くを習得せずとも、得意な技術を中心にすえて可能な限りでよりよい演奏となるよう工夫をすれば、それこそがその人にとっての今現在最高の演奏となるはずです。
しかし、もし演奏していて必要を感じる技術があるならば、努力して少しずつ手に入れていってください。
その際に大事なことは、上手な人の演奏をよく見て聴いて、鮮明なイメージをしっかりとつかむことです。そしてそのイメージに意識が同化できれば、試行錯誤しつつその技術がこなせるように、身体が次第に近づいていきます。
ここに記した各技術のやり方は参考までに。ご自身の感覚を磨いていけば、誰の手を借りずとも、未知のあらゆる技術の修得も自らの力で可能になるでしょう。