骨盤のゆがみには、いくつかのタイプがあります。骨盤が開いている、ねじれている、傾いているという様なものがあります。何気ない癖や習慣からきているものがほとんどです。まずは自分の骨盤のゆがみがどのタイプなのかチェックしてみて下さいね。

骨盤は元々、呼吸や運動と共に開いたり閉じたりします。その動き自体にはなにも問題はありません。骨盤は通常ではチューリップのようにきれいなハートの形をしています。「骨盤が開いている」というのは、骨盤が四角く開いている状態です。
骨盤が通常よりも大きく開いて内臓を支えきれなくなると、胃下垂や腎下垂になって腸や子宮や膀胱が圧迫され、下痢や便秘、ひどい生理痛や生理不順、尿漏れなどを起こすことがあります。代謝が悪くなるので太りやすく痩せにくくなりますし、筋肉や神経に過度の負担をかけることから腰痛や冷え性などにもなりやすくなります。

身体の中心である骨盤がゆがむと、当然ながら全身がゆがみます。骨を支えている筋肉のバランスが悪くなって筋肉が疲労しやすくなり、血液やリンパ液の循環を悪くし、代謝を下げてしまいます。

そうなるとエネルギーの消費率が悪くなるので、脂肪をため込みやすくなり、摂取カロリーを気にして食事に気をつかっていても痩せてくれないという悪循環ができあがります。ゆがんでいる骨盤の周囲の筋肉は特に疲労しているので、お腹やお尻周り、太ももに脂肪がつきやすいのです。

また、女性の骨盤は男性に比べて横に広くなっているため、大殿筋などのおしりの筋肉が弱まりやすく機能の低下を招きやすくなっています。骨盤の前側には、骨盤を支える役割を果たしている骨盤底筋群(インナーマッスルといいます)があり、内臓の位置を支える役割も持っているため、日々の運動不足などでこの筋肉が弱くなると、内臓が下垂しやすくなります。

そうすると、背骨にも影響を与えて背中側の筋肉が緊張し、バランスを取るためにお腹側は緊張を緩めます。そのため、お腹がぽこんと出てしまうのです。内臓が本来あるべき位置にないと、内臓全体の働きも悪くなり、代謝や排泄機能が悪くなって体温が上がりづらく低体温につながります。身体が冷えていると脂肪がつきやすくなるため、食事制限などでつらいダイエットをしても効率が良くありません。骨盤のゆがみを解消すると共に、骨盤底筋群や大殿筋が柔軟に働くようにするためのトレーニングも必要になってきます。