ここでは、165/60R15タイヤのホイールサイズはそのままに、タイヤ幅を-20mmから+30mm(145mm-195mm)まで、扁平率を-15%から+15%(45%-75%)までの間で変化させ、タイヤ直径(外径)の変化量と時速40km時のスピードメーター誤差、最低地上高(車高)への影響を調べています。
165/60R15のタイヤを装着する車種の例としては、LA250A型ピクシスジョイ、LA250S型キャスト アクティバ、MR31S型ハスラー、MA15S型ソリオ バンディット、HN22S型Keiワークス、HN22S型Keiスポーツ、HP22S型ラピュタなどが該当します。
| 純正タイヤ 165/60R15 | 径 579mm | ホイールサイズ変更なし | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| -20mm 幅145mm | -10mm 幅155mm | 変更なし 幅165mm | +10mm 幅175mm | +20mm 幅185mm | +30mm 幅195mm | |
| -15% 45 扁平 | 145/45R15 35.4km/h 外径 512mm 径差 -67mm 車高 -34mm | 155/45R15 36.0km/h 外径 521mm 径差 -58mm 車高 -29mm | 165/45R15 36.6km/h 外径 530mm 径差 -49mm 車高 -25mm | 175/45R15 37.2km/h 外径 539mm 径差 -40mm 車高 -20mm | 185/45R15 37.9km/h 外径 548mm 径差 -31mm 車高 -16mm | 195/45R15 38.5km/h 外径 557mm 径差 -22mm 車高 -11mm |
| -10% 50 扁平 | 145/50R15 36.3km/h 外径 526mm 径差 -53mm 車高 -27mm | 155/50R15 37.0km/h 外径 536mm 径差 -43mm 車高 -22mm | 165/50R15 37.7km/h 外径 546mm 径差 -33mm 車高 -17mm | 175/50R15 38.4km/h 外径 556mm 径差 -23mm 車高 -12mm | 185/50R15 39.1km/h 外径 566mm 径差 -13mm 車高 -7mm | 195/50R15 39.8km/h 外径 576mm 径差 -3mm 車高 -2mm |
| -5% 55 扁平 | 145/55R15 37.4km/h 外径 541mm 径差 -38mm 車高 -19mm | 155/55R15 38.1km/h 外径 552mm 径差 -27mm 車高 -14mm | 165/55R15 38.9km/h 外径 563mm 径差 -16mm 車高 -8mm | 175/55R15 39.7km/h 外径 574mm 径差 -5mm 車高 -3mm | 185/55R15 40.4km/h 外径 585mm 径差 +6mm 車高 +3mm | 195/55R15 41.2km/h 外径 596mm 径差 +17mm 車高 +9mm |
| 変更 なし 60 扁平 | 145/60R15 38.3km/h 外径 555mm 径差 -24mm 車高 -12mm | 155/60R15 39.2km/h 外径 567mm 径差 -12mm 車高 -6mm | 165/60R15 40.0km/h 外径 579mm 径差 0mm 車高 0mm | 175/60R15 40.8km/h 外径 591mm 径差 +12mm 車高 +6mm | 185/60R15 41.7km/h 外径 603mm 径差 +24mm 車高 +12mm | 195/60R15 42.5km/h 外径 615mm 径差 +36mm 車高 +18mm |
| +5% 65 扁平 | 145/65R15 39.4km/h 外径 570mm 径差 -9mm 車高 -5mm | 155/65R15 40.3km/h 外径 583mm 径差 +4mm 車高 +2mm | 165/65R15 41.2km/h 外径 596mm 径差 +17mm 車高 +9mm | 175/65R15 42.1km/h 外径 609mm 径差 +30mm 車高 +15mm | 185/65R15 43.0km/h 外径 622mm 径差 +43mm 車高 +22mm | 195/65R15 43.9km/h 外径 635mm 径差 +56mm 車高 +28mm |
| +10% 70 扁平 | 145/70R15 40.3km/h 外径 584mm 径差 +5mm 車高 +3mm | 155/70R15 41.3km/h 外径 598mm 径差 +19mm 車高 +10mm | 165/70R15 42.3km/h 外径 612mm 径差 +33mm 車高 +17mm | 175/70R15 43.2km/h 外径 626mm 径差 +47mm 車高 +24mm | 185/70R15 44.2km/h 外径 640mm 径差 +61mm 車高 +31mm | 195/70R15 45.2km/h 外径 654mm 径差 +75mm 車高 +38mm |
| +15% 75 扁平 | 145/75R15 41.4km/h 外径 599mm 径差 +20mm 車高 +10mm | 155/75R15 42.4km/h 外径 614mm 径差 +35mm 車高 +18mm | 165/75R15 43.5km/h 外径 629mm 径差 +50mm 車高 +25mm | 175/75R15 44.5km/h 外径 644mm 径差 +65mm 車高 +33mm | 185/75R15 45.5km/h 外径 659mm 径差 +80mm 車高 +40mm | 195/75R15 46.6km/h 外径 674mm 径差 +95mm 車高 +48mm |
※H19年1月1日以降に製造された車両の基準ではスピードメーターが時速40kmを示すとき、実際の速度が30.9km/hから42.5km/h(-22%から+6%くらい)の範囲になければ車検に合格することができません。(H18年12月31日までの車両は30.9km/hから44.4km/h)
※マイナス方向は大きな誤差でも許されるので原則として水色、38.0km/hから40.8km/h(-5.0%から+2.0%)の範囲にある現実的な互換タイヤは緑色、42.5km/h(+6.0%)までにある少し危うい雰囲気の漂うタイヤは橙色に着色しています。(同サイズでも直径に多少の差異があるため非推奨)
※各欄の一番下にある「車高 ○○mm」は、タイヤを変更したことで上下する全高および最低地上高の量を表示しています。車高を下げたいからとタイヤを小さくすると、確かに車高は下がりますがホイールアーチとの隙間も大きくなりますので、見かたによっては格好が悪くなります。逆にタイヤを大きくすると車高を上げることはできますが、ホイールアーチと干渉するなど物理的に入らない場合があります。
もし165/60R15からサイズ変更するのであれば、誤差が小さく車検も安心な-5.0%から0%までの範囲にある、145/60R15、145/65R15、155/55R15、155/60R15、165/55R15、175/50R15、175/55R15、185/50R15、195/45R15、195/50R15あたりがおすすめです。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。
エンジン回転数から考えるスピードメーター誤差
| 純正サイズ|165/60R15 | ||
|---|---|---|
| 直径 | 579mm | |
| 円周長 | 1.819m | |
| 時速 | 101.5km/h | |
| 小さいサイズ|145/45R15 | ||
| 直径 | 512mm | -67mm |
| 円周長 | 1.608m | -0.211m |
| 時速 | 89.7km/h | -11.8km/h |
| 大きいサイズ|195/75R15 | ||
| 直径 | 674mm | +95mm |
| 円周長 | 2.117m | +0.298m |
| 時速 | 118.1km/h | +16.6km/h |
ここでは165/60R15を装着した代表的な車種であるLA250A型ピクシスジョイ(Cross-over X)の諸元を参考に、タイヤ径の変化がスピードメーターと実際の速度にどのような影響を及ぼすかを見てみます。
たとえばエンジンが2800rpmで回っているとき、最も高い減速比(変速比)が0.628とすると、ここでまずトルクが0.628倍になる代わりに回転数が4460rpmまで上がります。その先にあるファイナルギヤの減速比(終減速比)が4.800とすると、さらにトルクが4.800倍になる代わりに回転数が930rpmまで下がります。
この930rpmがタイヤの回転数となるわけですが、標準サイズの165/60R15の直径は579mmですから、タイヤ1回転あたりの円周長は1.819m、これが1分間に930回転しますと1691.7mの距離を進むことになります。これを時速換算すると101.5km/hで、ここからはこの時速を基準に進めていきます。
純正タイヤ装着時のメーター誤差がゼロとして、もしタイヤ幅-20mm、扁平率-15%の145/45R15(直径512mm/純正タイヤとの差-67mm)の小さなタイヤに変更しますと円周長は1.608mとなり、同じ930回転でも進む距離は1495.4m(-196.3m)まで減少します。メーター読みの時速では同じ101.5km/hでも、実際の速度は-11.8km/hの89.7km/hまで低下します。
逆にタイヤ幅+30mm、扁平率+15%の195/75R15(直径674mm/純正タイヤとの差+95mm)の大きなタイヤに変更しますと円周長は2.117mとなり、同じ930回転でも進む距離は1968.8m(+277.1m)まで伸びます。メーター読みは101.5km/hでも実際の速度は+16.6km/hの118.1km/hとなりますので、その気もないのに速度違反キップを授与されかねません。
実走行距離とオドメーターでの走行距離の乖離
| 純正サイズ|165/60R15 | ||
|---|---|---|
| 走行距離 | 900km | |
| 燃費 | 30.0km/L | |
| 小さいサイズ|145/45R15 | ||
| 走行距離 | 1018.1km | +118.1km |
| 燃費 | 33.9km/L | +3.9km/L |
| 大きいサイズ|195/75R15 | ||
| 走行距離 | 773.3km | -126.7km |
| 燃費 | 25.8km/L | -4.2km/L |
たとえば純正タイヤで900kmの長距離ドライブをしたとき、給油量が30L、満タン法での燃費が30.0km/Lだったとします。
小さな145/45R15のタイヤでは実際の距離を900km走行するために必要なタイヤの回転数が増えますので、オドメーター(走行距離計)の走行距離も伸びて1018.1kmを示します。この距離をもとに30Lの給油をすると燃費は33.9km/Lで本来よりも良好に出て、カタログ燃費を超えた!と糠喜びをすることになります。
大きな195/75R15ではタイヤの必要回転数が減りますので、見かけ上の走行距離も減って773.3kmを示し、燃費は25.8km/Lと短く出てきて必要以上にガッカリしてしまいます。
タイヤサイズの変更は乗り心地や操縦安定性および走行安定性の変化だけでなく、お財布にダイレクトな不都合(特に純正比で大きくなる方向のタイヤ)もいろいろとありますので、くれぐれも保安基準から逸脱しないよう用法用量を守って正しくご変更ください。