2014年12月10日

朝、病院から電話があった。
胆汁酸検査の結果が届いて異常なしだったとのこと。
ほっとした。

門脈シャントでも肝硬変でもない。
アンモニアが高いのはもともとなのかもと。
SAMeを飲ませるのはどうでしょうとご相談したら
肝臓に問題がないんだから、もし飲ませるとしたらオルニチンがいいのではないかとのこと。

オルニチンはアンモニアの代謝にかかわるアミノ酸だ。

オルニチンの疲労回復効果
http://ornithine.jp/function/mechanism.html

オルニチンはオルニチンサイクルを活性させてアンモニアの解毒を促進し、アンモニアを減らすことでTCAサイクルと糖新生の代謝を円滑にし、エネルギー産生を助けていると考えらえます。

エネルギーの産生を阻害し、疲労の元にもなるといわれているアンモニアを分解するのがオルニチンサイクル。
オルニチンが増加すると、オルニチンサイクルは活発化して、アンモニアの分解を促進します。オルニチンサイクルは、尿素回路とも呼ばれるもので、肝細胞内にあって尿素を合成する代謝回路です。アミノ酸の代謝や激しい運動などにより生じる有毒なアンモニアが肝臓中のオルニチンと反応し、無毒な尿素に変換されます。そのときオルニチンは再生され、再び回路に入ります。


H∧Lのこともご相談した。
「H∧Lのクレアチニンが高かったのはBCAAの過剰摂取だったのでしょうか?」
「H∧Lのクレアチニンって基準値超えてたっけ?…あ、そうやね。BCAAって過剰摂取ってあるの?」

BCAAの過剰摂取については
昨日、ももママから教わってはっとした。

BCAAの過剰摂取について書く前に
ここでちょっと肝臓の機能についておさらい。

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『基本からよくわかる犬と猫の栄養管理』より
https://www.interzoo.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&cat=100013&swrd=&pid=10003435&vid=

肝臓には栄養素の代謝、血漿たんぱく質の合成、胆汁酸の生成と分泌、生体防御などさまざまな生体にとって肝心要の働きがあります。

(中略)



脂質

脂質はカイロミクロンという集合体を形成してリンパ管に入り、静脈、心臓、動脈を経由して肝臓に入ってきます。肝臓に入ってきた脂質は、肝臓で中性脂肪やコレステロールに再合成され、リポタンパク質として血液中に出ます。リポタンパク質中の中性脂肪は、貯蔵エネルギーとして脂肪組織に取り込まれ、コレステロールは細胞膜やステロイドホルモンなどの材料として使われます。また肝臓ではHDL(高密度リポタンパク質)も合成されます。これは余剰のコレステロールを回収して肝臓に運びます。



タンパク質

門脈を経て肝臓に入ってきたアミノ酸は、肝臓から血流によって各組織に運ばれ、体タンパク質につくり変えられます。各組織では新しいタンパク質が作られるとともに、古いタンパク質が分解され血液中に出されます。分解されたタンパク質の7割から8割は、肝臓で再び新しいアミノ酸に合成されて、血液中から各組織へ運ばれます。糖質が不足した場合には、アミノ酸からグルコースの生成(糖新生)やエネルギー生成が行われます。また、過剰なタンパク質は中性脂肪に変換されて貯蔵されます。
肝臓の尿路回路ではタンパク質が分解されるときに生成された有害なアンモニアを無害な尿素に変換します。


ビタミン

門脈を通って肝臓に入ってきた水溶性ビタミンは、活性化され各組織に運ばれて利用されます。(ビタミンB12は肝臓に貯蔵されます)脂溶性ビタミンはカイロミクロンとなり、ほかの脂質と同様に肝動脈から肝臓に入り、肝臓に貯蔵されます。必要に応じて輸送タンパク質結合した形で、あるいはリポタンパク質とともに、各組織へ運ばれます。ビタミンDの前駆物質のプロビタミンDは肝臓でコレステロールから合成されます。またビタミンDは肝臓で部分的に活性化を受けます。
 霊長類、ゾウ、コウモリ、モルモット以外の動物では、ビタミンCは腸管や肝臓でグルコースから合成されます。

ミネラル

ミネラルは吸収後、肝臓に送られ、その後全身の各組織へ運ばれ利用されます。鉄の一部は貯蔵鉄や酵素の構成成分として肝臓に存在します。また、銅、亜鉛、マンガンなども酵素の構成成分や賦活因子として肝臓に存在しています。

(以下略)
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BCAAの過剰摂取について

BCAAの副作用について
http://bcaaサプリ.net/fukusayo.html

BCAAの一日の摂取量は2000㎎~4000㎎が適正だと言われています。しかし、摂取量は体重によっても変わってくるものです。厚生労働省が策定した日本人の食事摂取基準によると、体重1㎏に対して、バリン26㎎・ロイシン39㎎・イソロイシン20㎎の計85㎎が摂取目安となっています。その為、体重が50㎏の人であれば85×50=4250㎎必要という訳ですね。食事からの摂取であれば基準を大幅に超える事は殆ど無いでしょうが、摂取が簡単なサプリメントやドリンク剤からの摂取になると、簡単に基準を超えてしまう事も有ります。しかし、ご安心ください、毎日60g(60000㎎)の摂取を一年間続けても問題ない事も有り(個人差有)ます。しかし、一日上限を10gに設定した方が安心でしょう。

BCAA等のアミノ酸の過剰摂取で起こり得る副作用は、肝臓機能の低下や腎臓機能の低下が挙げられます。体内に入ったBCAAは食後30分程度で血液に流れだし、筋肉でエネルギーとなって使用される準備が整います。しかし、折角血液に入ったBCAAも2時間を過ぎると血液からいなくなってしまうのです。全て筋肉によって消費されたという訳ではありません。余ったBCAAはそのままなくなるという訳では無く、肝臓で代謝され、腎臓から排出されます。

その時に肝臓や腎臓を酷使する事によって肝機能、腎機能の低下が起こる可能性が有るという事なのです。しかし、ここで重要なのは「余分なBCAAが肝臓・腎臓を酷使する」という事です。ハードなトレーニングをする人であれば一日のBCAA摂取量が60gでも問題ありません。しかし、ただぼーっとして一日を過ごす人が毎日60gもBCAAを摂取していたら。危険という訳です。余分なBCAAの量が問題という事で、摂取量はそこから少ししか余らないように、逆算すれば問題ないという事なのです。


BCAAの副作用
http://bcaaサプリ.net/fukusayo.html

BCAAの副作用
アミノ酸は体には欠かせない栄養成分であり、積極的に摂取することが推奨されています。食べ物からとれない場合には、サプリメントなどの健康食品から摂取することも可能です。
しかし、便利なサプリメントは、効率よくアミノ酸を摂取できやすいがために逆効果を生んでしまうこともあります。BCAAの過剰摂取では、どのような健康被害が起こる可能性があるのでしょうか。

肝臓や腎臓に影響
BCAAを過剰に摂取し続けると起こってくるのが、ケトン血症や肝臓機能、腎臓機能の低下です。特に肝臓や腎臓は一度機能を壊してしまうと深刻な問題に発展する恐れがあり、注意が必要です。
BCAA自体に問題があるわけではなく、過剰摂取に問題があることも忘れないようにしましょう。どんな食品でも、食べ過ぎると気持ち悪くなったり、体調不良が起きたりすることがあります。

これと同じように、体に特別な作用のあるBCAAばかりをとることで、全身のバランスが悪くなってしまうのです。アミノ酸だから大丈夫などと過信せず、サプリメントを摂取するときにはしっかりと推奨されている適量を心がけるようにしてください。

吐き気が起こることも
過剰な摂取とまでいかずとも、BCAAを摂取してから30分後くらいに吐き気を催す人もいます。これは、ちょうどBCAAが体に浸透してくる時間帯です。
誰にでも起こる作用ではありませんが、もしも気持ちが悪くなったらそれ以上の摂取は控えておくのが無難です。ちなみに、通常の食品に含まれるBCAAをとりすぎても、滅多にこのようなことは起こらないといいます。サプリメントで摂取するときには、気をつけておきましょう。


BCAAの過剰摂取の影響
http://globaltrust.blog19.fc2.com/blog-entry-202.html

ただ多く飲めばよいというものではありません。多く摂りすぎると危険だということをご存知ですか?

成人に必要な量は体重1kgあたり「バリン18mg・ロイシン36mg・イソロイシン23mg」(厚生労働省策定より)BCAAに限らずアミノ酸を1日10g以上摂取するとショック症状が起きる場合があります。過剰摂取は大変危険ですので、まずは食事でどのくらいのアミノ酸をとっているか知ることが大事です。

また、プロテインを過剰に摂ると、腎臓に負担がかかったり、体脂肪につながります。そのほかは尿として出たり、顔に吹き出物ができる場合があります。


プロテイン、BCAAの過剰摂取にご注意を!(現代ビジネス 岡田 真理)
http://www.seniorcom.jp/blog/view/147070

BCAA ~③副作用
http://nozomi-seikotsuin.com/blog/post-446

1日60g以上を毎日何年も摂取するような明らかな過剰摂取ではケトン血症などの副作用の可能性があります。

-- ケトン血症とは --
ダイエットなどをしていて、体内のブドウ糖が足らずに脂肪を分解してエネルギーを作り出す際に「ケトン体」が必要となります。ケトン体は肝臓から作り出されます。血中にケトン体の濃度が上がりすぎてしまうと臓器の機能の低下が現われ、最悪それが脳し昏睡状態を引き起こします。

BCAAは筋肉で消費されます。過剰摂取による余分なBCAAは肝臓で代謝され腎臓から排出されます。過剰摂取を続けると肝臓と腎臓を酷使する事となり、結果病気を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

また、肝性脳症において、BCAAを大量に摂取すると、高グルタミン症を引き起こす可能性もあるようです。
一定のアミノ酸を過剰に摂取すると過剰毒性が見られ、これは必須アミノ酸の方が起こりやすいと言われています。通常の食事からでは特定のアミノ酸を過剰に摂取する事は起こりません。しかし、サプリメントなどで補う場合、過剰摂取になる可能性が高い為注意が必要です。これも、毎日大量に摂取する場合に起こるもので、用量を守っていれば副作用の無い安全なものです。

この他の副作用として、吐き気の副作用が現われる場合もあります。
BCAAは摂取してから30分程度で体に浸透し効力を発揮し出します。丁度その時に副作用を感じる方がいます。
しかし、副作用が現われるのはまれで、1日の摂取量を大幅にオーバーしなければ副作用の心配はありません。
大量に摂取したら効果が上がると言うのものではないので、集中して過剰に摂取しない様に気を付けましょう。


BCAAのそれぞれについて調べてみました。
健康食品の安全性・有効性情報データベースより
https://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv.html

イソロイシン
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail602.html

食欲不振に対して経口摂取で有効性が示唆されている。高齢で栄養不良の透析患者の食欲不振を軽減し、全体的な栄養状態を改善する。バリン、ロイシン、イソロイシンを含む分岐鎖アミノ酸を摂取すると、食欲およびカロリー摂取量が速やかに増加し、血中アルブミン値および身体計測値が向上するという報告がある (PMID:11522870) 。がん患者の食欲不振に対しても有効であるとする予備的な知見もある (66) 。

・2012年12月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、肝硬変を伴う肝性脳症患者における分岐鎖アミノ酸摂取は、肝性脳症の改善 (7報) と関連が認められたが死亡率 (5報) との関連は認められなかったという報告がある (PMID:23739310) 。

・肝性脳症の既往歴のある肝硬変患者116名 (試験群58名、平均64.1±10.4歳、スペイン) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、標準的な制限食とともに分岐鎖アミノ酸30 g/日を56週間摂取させたところ、肝性脳症の再発リスクに影響は認められなかったという報告がある (PMID:21326220) 。

経口摂取および静脈注射で血清アンモニア濃度が上昇することがあり (PMID:8365971) (PMID:7810616) 、これは疲労や運動協調の低下につながる。また、悪心が起きることがある (PMID:12611783) 。ロイシン、イソロイシン、バリンを含む分岐鎖アミノ酸60 gを代謝機能が正常な人が7日間摂取したところ、血中アンモニア濃度が上昇したが毒性レベルまでは上昇しなかった (PMID:12611783) 。分岐鎖アミノ酸を長期に高用量摂取する場合は肝機能をモニターした方がよい (PMID:12611783)


バリン、ロイシンにも同様の記載がある。
BCAAの摂取によりアンモニア濃度が上昇することがあるらしい。
また腎臓に負担をかけるので、クレアチニンがあがることもあるようだ。

BCAAは肝臓にいいという話はよく聞くし
H∧LのALBがここのところ3.3、3.5と高いのはその効果ではないかと思っていますが
アンモニアやクレアチニンが気になるので
量を減らしてみようと思います。

上記のデータベースでほかのサプリも調べてみた。

オルニチン

オルニチンは、天然に広く存在する遊離アミノ酸のひとつで、食品中ではシジミに比較的多く含まれる。タンパク質中には通常存在しないが、生体内ではL-アルギニンから生合成される。また、肝臓での尿素生成を行うオルニチン回路においてアンモニアと結合する中間体として重要である。俗に、「成長ホルモンの分泌を促進する」「筋肉合成や脂肪代謝を促進する」「運動による疲労を軽減する」などといわれているが、ヒトでの有効性については情報が不十分である。

肝疾患患者25名 (平均58±13歳) を対象とした試験において、医療用アミノ酸製剤 (L-オルニチン-L-アスパラギン酸塩6~9 g/日を8~20年間 (平均13年間)) 摂取させたところ、摂取前と比較して尿素合成が高まり、血漿中アンモニア濃度の上昇が抑制されたという予備的な報告がある (103) 。

10 g以上経口摂取した場合に、胃腸の不調 (腹痛、痙性胃痛、下痢) が起こることがあるとの報告がある (105) が、オルニチンに特異的なものではなく、アルギニンなどのアミノ酸を一度に大量に摂取した場合に起こりうるものと同程度と考えられる。


シソ油

・種々の動物実験では運動量の抑制や神経刺激に対する反射抑制作用、ヘキソバルビタール睡眠時間延長などが報告されている (24) 。
・動物及び試験管内実験では、シソ油には抗腫瘍活性がある (64) 。
・保存期慢性腎不全患者8名 (平均57.5歳) を対象に、6ヶ月~2年3ヶ月間、荏胡麻油(α-リノレン酸62.2%含有) を家庭での調理時に使用させて外食を控えさせたところ、クレアチニン値が10 mg/dLになってから透析開始までの期間 (腎不全が悪化する期間) が短縮され、腎不全の悪化を促進する可能性が示唆されたという報告がある (2002248760) 。


ここまで調べて
H∧LとNICOのアンモニアの数値が高い原因は
BCAAにあるのではないかと思ったので
たんぱく質を減らさないレシピを考えてみました。
必要充分量をぎりぎりクリアするレシピです。

H∧L





NICO





今日の覚書

今日は保育園に行って爪切り、肛門腺しぼりなどをしてもらった。

この記事へのコメント
HΛL&NICOちゃん、検査値に問題なくてよかったね!!
大丈夫って思っていても、検査値で証明されるまでは心配だものね~

「犬と猫の栄養管理」
とっても丁寧な生命の記事だね。
挿絵が可愛いので、抵抗なく読めて(難しい話なのでこれが大事)
わかりやすいです!!

HΛLママ本当によく勉強しているね。

Posted by ヨーキーもも at 2014年12月11日 12:51
ももママ~

いつもももママにアドバイスもらって
助かってます、ありがとう!!!!!!!!!!

今回もももママのアドバイスでBCAAの過剰摂取に目を向けることができてよかったー。

胆汁酸が異常なしなので、
方向を見極めることができました。
アンモニアが上がったのはBCAAの影響かもしれないので
今日から減らしてみました。

「犬と猫の栄養管理」はわかりやすいし
家庭で食事療法に取り組むときの注意点がきちんと書いてあるので
折に触れて読んでます。
これ、犬版家庭の医学みたいなもので
一冊あるといいかもです。



Posted by H∧Lママ at 2014年12月11日 17:30
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