アトピーというのは、ギリシャの言葉で「場所が不特定」という意味を持つ「アトポス」から由来しています。
あらゆる刺激に敏感に反応してしまう傾向を持った人であり、過敏症とも呼ばれます。
アトピー性皮膚炎は、生まれつきの肌質で起こってしまう場合と、生活習慣などが複雑に絡み合って後から起こってくる場合の二種類に大別できます。
もちろん、もともと遺伝的な要因も持ち合わせている中で、後々ストレスフルな生活を送る中で悪化して、自覚症状が出てきたということなど細かい場合もあるでしょう。
アレルギー反応をきっかけに起こる場合もあれば、全くの生まれつきという場合もあり、アトピー性皮膚炎という言葉の中に、アレルギー性皮膚炎が含まれていると考えても良いでしょう。
この二つは、起こりかたは違うものの、いずれも肌のバリア機能が低下して乾燥を引き起こすことが共通点として挙げられます。
アトピー性皮膚炎にセラミドやビオチンが?
健康な皮膚の中には通常セラミドという水分含有量の豊かな脂質があるのですが、アトピー性皮膚炎を発症すると、セラミドが皮膚から少なくなります。
また、血液中の代謝も悪くなっています。この原因となっているのが”ビオチン”という栄養素であり、卵黄の中から発見された”ビタミンH”と”ビタミンB7”とも言われています。
アトピー性皮膚炎を発症している人の血液はビオチンがとても少ないです。では、これら脂質である”セラミド”と栄養素である”ビオチン”を補っていくと、アトピーの症状は回復傾向に向かうのでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
セラミドを取り入れると、肌に潤いが戻るかもしれない健康な人の皮膚の中にはセラミドが充足しており、何か刺激を受けたり異物に対して反応してくれるようになっています。
しかし、アトピー性皮膚炎になってしまった方の肌は、身体の中で毒素を処理できなくなり、肌から毒素を排出しようとして炎症を引き起こしてしまうようです。その際に、セラミドが不足してしまうのだとか。
セラミドはサプリメントからの摂取がおすすめ!
セラミド不足にはサプリメントで取り入れるのでも良いようです。セラミドは米由来のもの、こんにゃく由来のもの、小麦由来のものがあります。
コラーゲンなどは口から取り入れても確実な効果はきちんと証明されていませんが、セラミドは口から取り入れて効果が出たという研究結果があるようです。
セラミド配合化粧品などを使うのも刺激が少なく効果的です。
ビオチン療法で効果的に肌の再生力を手に入れよう
ビオチンは、ビタミンB群の中のひとつであり、皮膚や粘膜に関わりが深いと言われています。ビオチンが足りなくなるとアトピー性皮膚炎だけでなく、脂漏性皮膚炎という皮脂の多い部分に起こるかゆみの原因にもなります。
ビオチンを取り入れるのに、沢山サプリメントを取っても問題はありませんが、使われない部分はどんどん尿で排出されていくようです。
どちらかといえば、身体の中に定着して欲しいのであまり大量に飲んでも意味はなさそうですね。ただし、妊娠中や授乳中は避けたほうが良いようです。
また、腸内の乳酸菌”フェカリス菌”はビオチンを取り込んでしまう可能性があります。”フェカリス菌”自体は腸内環境を整える善玉菌なので、悪いものではありません。
そう考えると、ただ単にサプリメントを取り入れるだけでは、効果的とはいえなさそうです。そこで”ミヤリサン”と”ビタミンC”のサプリメントと一緒に飲むビオチン療法が話題になっています。
これは秋田の医師が提唱している方法です。”ミヤリサン”は主にお通じを整えるためのサプリメントで、市販でも売られています。
これで、ただ単にビオチン単体で飲むよりも、より効果的に体の中に足りない栄養素を増やすことが可能なのだそうです。
アトピー性皮膚炎に断食がおすすめ?
アトピー性皮膚炎の原因として、身体の中で過剰な毒素が排出されずにとどまっているという理由があります。
また、健康な人が様々な細菌を皮膚上に持っているのに対して、アトピー性皮膚炎の人は黄色ブドウ球菌を過剰に持っています。
皮膚上の細菌に関しては今後の薬や治療法に関する結果に期待したいところですが、アトピー性皮膚炎の人にとっては、その間じっと待つ訳にもいきませんよね。
そこで、断食がおすすめです。
断食によるデトックス効果でアトピー性皮膚炎を改善!
腸内の中には宿便という、排出されきっていない便があり、それが体内で腐敗すると毒素を出すようになります。
それがアレルギー反応に一部関係しているという可能性は否めず、5日間の断食で宿便を出し切ることで改善に期待できます。
「仕事もあるし、5日食べないなんて尋常じゃない…!」という方がもちろん多数だと思います。たとえば半日のプチ断食にチャレンジしてみたり、できるだけデトックスを意識した生活を心がけるだけでも大分違ってくるのではないかと思います。
正常な腸内環境に保つこと、身体から少しでも毒素を出すようにすることで、きっと良い変化が起きるのではと思います。