医学的断食療法(ファースティング)の方法


 五色県民健康村健康道場は、兵庫県と五色町の共同事業として開設された、医学的断食療法(ファースティング)および低カロリー療法を健康医学として行う全国で唯一、おそらくは世界でも唯一の公的専門施設です。


 
昭和57年開設以来、2万人以上の方にご指導し、実績を積み重ねて来ました。まず、医学的断食療法(ファースティング)の方法を説明します。

  なお、朝食のことをブレック・ファーストと言います。ファーストとは断食のことで、前夜からの断食をブレイクする(破る)ということから、朝食です。ここから、朝食のすがすがしさをのせて、断食療法をファースティングと命名しました。


◆1.コースの種類

下記のようなコースがあります。
7日間(ファースティングは3.5日間)
11日間(ファースティングは5.5日間)
16日間(ファースティングは7.5日間)
20日間(ファースティングは10.5日間)
3泊4日(ファースティングは2日間)
 医学的断食療法(ファースティング)は3日目以降に安定期に入り心身の効果が明らかになります。そのため、できれば11日間のコース以上をお勧めいたしますが、日数の取れない方は、最短の3泊4日でも、十分効果がありますので、是非お越し下さい。

  また、コースと表現していますが、5日間以上であれば、たとえば9日間とか、14日間など、ご都合に合わせて日程を組むことができます。


◆2.医学的断食療法(ファースティング)中のメニュー

最初の日は検査日で、不適な病気や状態がなければ、ファースティングに入ります。ファースティング中は、1杯が100キロカロリーの特製ジュースを朝、昼、晩と一日に3回飲んでいただきます。この他に2000cc 以上の水を摂取します。脱水を防ぐためです

復食は、一日 600キロカロリーの三分がゆから五分がゆ、最後は 1000キロカロリーの全がゆまで徐々に戻します。

◆カロリーと検査
全期間を通じて、毎日の診察と、その他に一日に数回の自覚症状、身体状態のチェックを行うなど、極めて慎重な医学管理のもとに行います。

初日 ファースティング期間  復食期間 (1日当たり)
カロリー摂取量    特製ジュース1日に3回で300kcal  3分がゆ 5分がゆ 全がゆ 常食
600kcal 800kcal 1000kcal 1200kcal
水分摂取量 2000cc以上 1000cc 自由
蛋白摂取量 20g 60g 64g 68g
食塩摂取量 0.6g 3.8g 7g
医師の診察  毎日(日曜日を除く)    
心電図 ○ ファースティングの3日目と最終日    
尿検査 ○ 毎日(ケトン体)    
便潜血 必要と判断された方のみ    
血圧・体重体温・脈拍 ○ 毎日
血液検査 ○ ※1年以内の検査結果をご持参の方は、診察の結果、不要となる場合もあります。
胸部X線 △ ※必要と判断された方のみ    

◆3.対象

 
初日の検査では、医学的断食療法(ファースティング)をしてはならない病気や状態がないか慎重に診察しますが、これは大変重要なことです。

  医学的断食療法(ファースティング)は史上最強の療法ですから、この判断は非常に重要です。また、難病治療のように誤解している人がいますが、それは間違いです。あくまでも健康なときに健康医学として行うことが正しい使い方です。


してはならない病気や状態

高血圧や糖尿病などがある方の場合は、心臓や腎臓に障害が生じていない中程度までが医学的断食療法(ファースティング)が可能で、臓器障害がある方は、治療医学の対象です。

 具体的な病名としては、心筋梗塞や脳卒中を起こした方。悪性腫瘍、肝硬変、活動性の肝炎、肺や腎臓の機能不全、胃十二指腸潰瘍、狭心症、心室性の不整脈、やせ型の糖尿病、こうげん病や難病、精神病、急性炎症、発熱のある方はできません。

 その他、副腎皮質ホルモンや抗鬱剤など、投薬を中断すると危険のある薬を服用中の方など、この他にも医学的断食療法(ファースティング)が不適と考えられる場合は数多くありますので、最初の診察が大変重要になるのです。

 また医学的断食療法(ファースティング)の可能な年令は、中学の高学年から60才までです。
 それ以上の方は低カロリーの食事療法になります。食事療法の対象は75才までです。


ファースティングの方法については、マスコミの取材記事にも詳しく説明されています。特に、体験入所された記事は、わかりやすいと思います。参考にしていただければと思います。