【レビューするアルバム名とジャケット画像】
The Rising Tide
※ジャケット画像はAmazon.co.jpのアルバムページへ
【総合得点】
4.0点(5.0満点中)
【ジャンル】
裏声エモーショナル耽美派
※ジャンル表記はザ・ローリングサンダーレビューの独自命名です。
「ヤツらの手に渡ることだけは避けなければならない」
| The Rising Tide REVIEW | |
| 文責:ロリング君 レビュー投稿日時:2011.10.6 AM0:15 | |
今回のテーマソング
- 今から
- 書くことについては内密にしておいて欲しい。特にあなたの周りに生息する オシャレボーイズ には。この名盤がヤツらの手に渡ることだけは避けなければならない。なんせヤツらときたら、ガールフレンドを部屋に招く際、この 「 The Rising Tide 」 をこれ見よがしに流し、彼女の 「え~このカッコいいバンド何??」 という反応に対しこうのたまうだろう。
ローリングサンダーポイントその1
これはイカン。由々しき問題である。
- 「あぁ、
- 知らない?サニーデイリアルエステイトっていうバンドなんだけど。まぁそれも仕方ないな。日本では全然知られてないから。でも、アメリカでは伝説的なバンドなんだよ。ほら、俺って何でも追及しちゃうタイプじゃない?みんなが聴いている音楽じゃ満足できなくってさ。
- 聴いてごらんよ、この曲なんか、メロディがコペルニクス的転回とも言うべきドラスティックかつマスマティックスな儚い美しさを孕んでいるだろ?亜空間の歪な闇を切り裂く彼のボーカルも、あくまで恣意的で偶像の存在を否定するかのように僕には響くね。
- そして現実を超越した視点からシュールレアリストが描くラスタファリアニズムのポリリズム的カムサハムニダはバーニャカウダでスパニッシュオムレツなわけさ。まあそれをロックと呼ぶならば僕は何も否定しないし、自らをその中に投げ出す準備はもう出来ているけどね。さあパスタでも茹でようか。」 なんてことになりかねない。これはイカン。由々しき問題である。
グッドサンダーポイントその1
ピンチ系な楽曲でぎっしり詰まっているところが嬉しい
- それに
- してもいいバンドだ [1] 。やはりアメリカのロックは懐が深い。なぜ音楽を買い続けるのかというと、全然メジャーじゃないところにこんなバンドが存在するからなのだ。複雑なことに 「いいバンドはビッグになる」 訳ではない事実が、我々の心を余計に駆り立てる。
- しかも所謂 「ピンチ系」 な楽曲でぎっしり詰まっているところが嬉しい。なかなかいないんだよね。カッコいいピンチ系バンド。 「 Killing By An Angel 」 が持つダイナミズムと幻想的なメロディを聴くべし。 Mansun や My Vitriol を聴くときに感じる、蒼い切迫感がヒリヒリしている。切迫しすぎて神々しいくらいだよ。
グッドサンダーポイントその2
アルペジオ的リフ作りの天才
- 麗しい
- メロディにディストーションギター。下手するとビジュアル系みたいなナルな音楽性になってしまう。視点がぶれると、化粧とツンツンのストレートヘアで、足で変なリズムの取り方をするバンドになりかねない。
- まあ 「 One 」 の芯を捉えたビート(スネアの音かっこよすぎ)と、やるせないボーカルを聴けばそんな心配はないことがわかるし、もちろんルックスもそれには程遠い(笑)そしてアルペジオ的リフ作りの天才。
グッドサンダーポイントその3
最初のリフが流れてきた時点で追い詰められた気分
- さあ
- このアルバムで最もピンチ系かつAメロが美しすぎる 「 Disappear 」 を聴いて、あなたは冷静でいられるのか。最初のリフが流れてきた時点でもうなんか追い詰められた気分になる。
- そして最強のAメロ。このAメロは世の中にAメロ多しと言えども、これほどAメロにふさわしいAメロはないだろう。この堂々たるAメロっぷりったらもう・・・と溢れ出した思いが止まらないのでこの辺でやめておくが、 『♪
We're lost beneath the waves
』 [引用1] の 「 waves 」 の感じが 「うぇ~ぃ」 でたまらん。 - 引用1:Sunny Day Real Estateの楽曲「Disappear」の歌詞より
グッドサンダーポイントその4
ギターのディレイが胸を締め付ける
- 続く
- 「 Snibe 」 は逆にサビのピンチ具合が最強。いい歌書くよこのバンド。それにしても バンド名 とは裏腹に、曲の中の雰囲気では雨、降りまくってます。もう俺がPVの監督任されたら全編土砂降りの中、路上で演奏させるね。しかし彼らの魅力はもちろんしっとり系の曲でも発揮される。
- うわーラストの 「 The Rising Tide 」 の感じ、蒼い・・・蒼いわぁ・・・ギターのディレイが胸を締め付けるわぁ。 My Vitriol不在 の今、コレが俺を慰めるのだ。まあコレが出たの My Vitriol の前年だけど。
ローリングサンダーポイントその2
くれぐれもオシャレボーイズには内密に
- という
- わけで、事の重大さは伝わったと思う。実はこのサイトはロッキンボーイズしか辿り着けない特殊な仕様になっている。ということはこれを読んでいるアナタも ロッキンボーイズ ということだ。繰り返しになるが、くれぐれもオシャレボーイズには内密に頼みますよ。
- The Rising Tide REVIEW / 5.0サンダー
- あなただけの名盤に出会えることを願って
| The Rising Tide | ||
| Sunny Day Real Estate 2000年 4th Album | ||
| 総合得点 4.0サンダー | ||
| シルバー・サンダートロフィー授与 | ||
| THE ROLLING THUNDER REVIEW | ||