風疹(三日ばしか)
■不顕性感染で終わることも多い
風疹ウイルスが原因で起こる感染症で、患者の唾液が飛び散ってうつります。流行する時期は、春先から初夏にかけてが多いようです。かかりやすい年齢は1~9歳までの子どもですが、特に5~9歳の子どもが多く感染します。はしかや水ぼうそうと違って、風疹は感染しても20~40%の人は発病しない不顕性感染で終わってしまいます。それでも、はしか同様、一生免疫が得られます。2013年に風疹が大流行しました。1977~1994年には、風疹ワクチンは中学生の女子のみを対象に接種されたため、そのときに接種をしなかった20~40歳の男性に流行しました。
■リンパ節が腫れて、発疹が全身に出る
潜伏期間は2~3週間です。発疹が出て初めて気づくことが多く、子どもでは発疹が出る前にせきや鼻水などの症状もあまり出ません。年長児や大人では、時に微熱、のど痛、頭痛、せきなどがみられることがあります。
発疹は、顔や耳の後ろから始まり、1~2日のうちに全身に広がります。先に出たところから順に消えていくため、手足の先に発疹が出るころには、すでに顔や首の部分の発疹は消え始め、3日前後できれいに消えてしまいます。発疹が消えかかるころに、かゆみを感じます。
発疹は、米粒からエンドウ豆くらいの大きさで、色は淡いピンク色です。融合傾向が少なく、色素沈着や皮膚の皮がむけてくる落屑などはありません。
熱は、発疹と相前後して出て2~3日つづきますが、40~60%の子どもは発熱がみられません。
発疹の出る前から耳の後ろや首のリンパ節が腫れるのが特徴で、触ってもあまり痛がりません(図17-7)。リンパ節の腫れは3~6週間つづきます。
風疹は合併症の少ない病気ですが、まれに合併症がみられます。大人の場合発疹が消えるころに関節炎で関節が腫れ、痛くなることがありますが、子どもにはあまりみられません。風疹脳炎は4000~6000人に1人、血液中の血小板が減って皮膚に出血斑が出る血小板減少性紫斑病は3000人に1人の頻度で発症することがあります。
発疹は、顔や耳の後ろから始まり、1~2日のうちに全身に広がります。先に出たところから順に消えていくため、手足の先に発疹が出るころには、すでに顔や首の部分の発疹は消え始め、3日前後できれいに消えてしまいます。発疹が消えかかるころに、かゆみを感じます。
発疹は、米粒からエンドウ豆くらいの大きさで、色は淡いピンク色です。融合傾向が少なく、色素沈着や皮膚の皮がむけてくる落屑などはありません。
熱は、発疹と相前後して出て2~3日つづきますが、40~60%の子どもは発熱がみられません。
発疹の出る前から耳の後ろや首のリンパ節が腫れるのが特徴で、触ってもあまり痛がりません(図17-7)。リンパ節の腫れは3~6週間つづきます。
風疹は合併症の少ない病気ですが、まれに合併症がみられます。大人の場合発疹が消えるころに関節炎で関節が腫れ、痛くなることがありますが、子どもにはあまりみられません。風疹脳炎は4000~6000人に1人、血液中の血小板が減って皮膚に出血斑が出る血小板減少性紫斑病は3000人に1人の頻度で発症することがあります。
風疹の対処法
風疹は、合併症を伴わなければ、比較的症状も軽く、治りもよいので、特別な治療は必要ありません。発熱があるときは、安静にして無理をさせないことです。
リンパ節の腫れは、痛みが強かったり、腫れがどんどん大きくなったりしないかぎり心配ありません。
リンパ節の腫れは、痛みが強かったり、腫れがどんどん大きくなったりしないかぎり心配ありません。
■確実な診断には抗体価を測定
風疹が流行しているときに典型的な症状を認めれば、診断は比較的簡単です。しかし、不顕性感染も多く、溶連菌感染症やはしかなどと区別しにくいことも少なくありません。
確実に診断するためには、のどからウイルスを分離したり、血液中の抗体価(風疹に対する抗体がどれくらいできているかを検査する)をはかることが必要になります。
抗体価は、急性期(発疹のある時期)と回復期、もしくは2~4週間間隔で測定し、抗体価が4倍以上に変わっていれば風疹と診断されます。
確実に診断するためには、のどからウイルスを分離したり、血液中の抗体価(風疹に対する抗体がどれくらいできているかを検査する)をはかることが必要になります。
抗体価は、急性期(発疹のある時期)と回復期、もしくは2~4週間間隔で測定し、抗体価が4倍以上に変わっていれば風疹と診断されます。
■風疹の伝染力と通園・登校の時期
風疹がどのくらいの伝染力をもっているかをみると、発疹が出る7日前から発疹出現後14日くらいまでは、のどからウイルスが分離されます。しかし、発疹が出て5日を過ぎるとウイルスは少なくなります。このウイルスは、はしかや水ぼうそうほど伝染力は強くありません。
通園・登校は、発疹が消えるまでは、禁止となります。
通園・登校は、発疹が消えるまでは、禁止となります。
先天性風疹症候群の予防
妊婦が妊娠の初期(4カ月以内)に風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんに心臓の先天異常、白内障、聴力障害、精神運動発達遅滞などが生じる先天性風疹症候群になってしまうことがあります。
これを防ぐためには、現在定期接種として実施されている弱毒生麻疹風疹混合ワクチンを積極的に受けることが大切です。
これから赤ちゃんを産む予定の女性で、風疹の抗体をもっていない人は、妊娠していないときに、積極的に風疹ワクチンの接種を受けましょう。またワクチンの接種をしていない家族も接種をしましょう。
ワクチン接種後2カ月は、避妊をしなければなりません。
これを防ぐためには、現在定期接種として実施されている弱毒生麻疹風疹混合ワクチンを積極的に受けることが大切です。
これから赤ちゃんを産む予定の女性で、風疹の抗体をもっていない人は、妊娠していないときに、積極的に風疹ワクチンの接種を受けましょう。またワクチンの接種をしていない家族も接種をしましょう。
ワクチン接種後2カ月は、避妊をしなければなりません。
- ※風疹の合併症
- 風疹は合併症の少ない病気ですが、流行中、まれに合併症がみられます。大人の場合発疹が消えるころに関節炎で関節が腫れ、痛くなることがありますが、子どもにはあまりみられません。発疹脳炎は4000~6000人に1人、血液中の血小板が減って皮膚に出血班〈はん〉が出る血小板減少性紫斑病は3000人に1人の頻度で発症することがあります。
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