色素沈着や黒ずみは皮膚科で解決~予算や副作用・デメリットはある?

色素沈着で皮膚科で行きたいと考えている人も多いかもしれません。そんな時に知りたい、治療法、予算、副作用、皮膚科の選び方などについて、詳しく説明しています。皮膚科に行きたいけど、よくわからないから躊躇してしまっているという人は、参考にどうぞ!

目次

  • 皮膚科での色素沈着ケアってやっぱり高い…?
  • 皮膚科での色素沈着の治療方法
  • 色素沈着治療の皮膚科の選び方
  • ニキビで色素沈着ができるわけ
  • 色素沈着の原因はさまざま
  • 皮膚科での治療はメリットとデメリットをしっかり検討!

皮膚科での色素沈着ケアってやっぱり高い…?

​日焼け、傷、摩擦、かぶれ、ホルモンバランスの崩れなど、色素沈着の原因というのは、意外と多くあります。色素沈着を改善するクリームやローションなどもいろいろと出ていますが、やはり皮膚のトラブルは皮膚科が一番ということで、皮膚科に行こうかと思っているという人も多いと思います。しかし、皮膚科に行くにしても、実際の値段や効果などがきちんとわからないとなかなか足を向けにくい面もあるのではないでしょうか?ここでは、色素沈着を改善するために皮膚科に行きたいという人が知りたい治療方法から、皮膚科の選び方、色素沈着の原因などについて、まとめて説明しています。

皮膚科での色素沈着の治療方法

皮膚科での色素沈着の治療方法と言っても、皮膚科によっていろいろとあります。ここでは、皮膚科でよく行われる色素沈着の治療を1つ1つ、詳しく見ていきましょう。

ハイドロキノンとトレチノインなどの塗り薬

​色素沈着の治療法として、まず最初に行われる治療法が、こちらのハイドロキノンとトレチノインなどの塗り薬です。ハイドロキノンは化粧品などにも使われていることがあるので聞いたことがあるかもしれませんね。ハイドロキノンには、シミを落とす効果と、メラニン色素を作るのに必要な酵素であるチロシナーゼの働きを鈍らせ、メラニン色素の細胞であるメラノサイトを抑制する効果があると言われています。そしてトレチノインには、角質を剥がして、ターンオーバーを促す効果がある為、肌の再生が早まることで、色素沈着を改善します。

使い方

洗顔後、化粧水で肌を整えた後、綿棒などを使って色素沈着している部分にのみ、トレチノインを塗ります。トレチノインが乾いたら、今度はハイドロキノンを色素沈着している部分よりも少しだけ広めに塗ります。朝に使用する場合は、日焼け止めクリームを塗ります。

​​効果​​​​ハイドロキノンには漂白作用、トレチノインにはピーリングとターンオーバーを促す作用あり
​メリット​​​塗るだけなので手軽​
​​デメリット​​​塗った場所が赤くなったり、カサカサになり、まれに赤みがしばらく残ることがある​
​​​副作用​​​​炎症を起こして強い赤み、皮がむける、乾燥、ハイドロキノン5%以上配合の​場合白斑のリスクあり​
​​回数​​​1日1〜2回
​予算​​ハイドロキノン(5%)4,600円〜、トレチノイン(0,1%)4,600円〜など 3,000〜6,000円ぐらいが多い

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングというのは、フルーツ酸など弱い酸性の薬剤を塗って、古い角質や角栓など毛穴に詰まった老廃物などを溶かして取り除くことで、新陳代謝を高める治療法です。新陳代謝がアップすると、肌の再生であるターンオーバーも促すので、それによってニキビやシミ、色素沈着、シワなどを改善させてくれるようです。私達の肌は、ストレスや紫外線などいろいろな理由で角質がの肌に残ってしまったり、ターンオーバーが乱れたりします。ケミカルピーリングは、科学的に皮膚の角質を1枚剥がすことで、ターンオーバーをしやすい肌にしてくれるわけです。​​

​効果​​​角質層や表皮上層部を剥がしやすくして、肌のターンオーバーを促す
​メリット​​色素沈着だけでなく、シワやシミ、たるみなども改善してくれる
​デメリット​​肌の乾燥、日焼けの炎症など影響を受けやすい
​副作用​​皮膚のダメージ(赤みや炎症)
​回数​​2〜3週間に1回、4〜6回
​予算​​1回5000円〜8,000円ぐらいが多い
アッキー
ケミカルピーリングは、角質層を剥がすということですから、その後は肌が紫外線の影響を受けやすい状態になっているので、日焼け止めをしっかり塗ったり、保湿に注意してくださいね!

光治療

光治療は、使う機械や光の波の長さを意味する波長の長さによってフォトフェイシャル、IPLフォト治療、オーロラ(フォトRF)、ライムライト、フォトシルクプラスなど​があります。基本的に光治療というのは、光を患部に照射することで、コラーゲンの生成を促して、ターンオーバーを促進することで、色素沈着やニキビなどを改善すると言います。光治療は、レーザーに比べると光の種類と強さが違っていて、光治療の方が若干弱いために、基本的に1回ではなく3〜6回ぐらいした方が効果があると言われています。

​効果​​​コラーゲンの生成の促進、肌のターンオーバーを促す
​メリット​​色素沈着、たるみや、くすみの改善、ニキビの再発を抑える、毛穴の開きや肌をキメを改善
​デメリット​​値段が高め、光を照射する時に若干痛みがある
​副作用​​火傷が起きることがある
​回数​3週間以上間隔をあけて​1〜6回前後
​予算​​1回1万円〜1万5千円前後

イオン導入

イオン導入も色素沈着に効果があると言われている方法の1つですが、ケミカルピーリングや光治療に比べると、まだあまり知られていない方法かもしれません。イオン導入は針を使わない注射とも言われていて、ごく弱い電流を肌に流すことで、ビタミンなどなかなか肌に浸透しにくい美容成分を、肌の奥に浸透させる方法です。イオン導入をすると、コットンなどを使って肌に美容成分をつけたりするのに比べると何十倍も浸透しやすくなると言われています。

特に美白効果があると言われているトラネキサム酸などの美容成分を浸透させることで、色素沈着などを改善するようです。イオン導入は、特にケミカルピーリングの後にすると効果的な為、皮膚科によってはケミカルピーリングとイオン導入がセットになっているところもあるようです。

​効果​​電流を流すことで、皮膚の深いところまで美容成分を浸透させる​
メリット​​​肌に浸透しやすいので即効性がある
​デメリット​​すべての美容成分に使えるわけではないこと、コラーゲンなど分子量が大きい成分は使えない
​副作用​​長時間すると肌荒れするリスクがある
​回数​​週に1回程度
予算​​​3,000〜6,000円前後

レーザー治療

​レーザー治療も、光治療と同じように使用するレーザーの種類や出力や波長などによっていくつか種類があります。レーザー治療は、即効性が高く、ピンポイントで照射することができるので、大きな色素沈着などにも有効です。色素沈着によく使われるレーザーは、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、ルビーレーザーなどが多く、シミや色素沈着の状態によって使えるものと使えないものがあります。レーザー治療は、光治療に比べてパチっというゴムが弾かれたような痛みがあり、治療後かさぶたができるので、人にわかってしまうというデメリットもあります。

炭酸ガスレーザー

​ほくろやイボなど、肌の表面を軽く削って肌をツルツルにするので、ニキビ跡などデコボコを伴った色素沈着によく使われます。施術した後、色素沈着が起きることがあり、その後はゆっくりと改善するようですが、色素沈着が綺麗になるまで半年など時間がかかることがあります。また多少痛みが伴い、メイクも1週間程度炎症が治まるまではできないというデメリットがあります。

YAGレーザー

デコボコがないほくろやシミ、アザなどの治療に使われるレーザーです。メラニン色素が原因のシミやほくろに反応し、出力も調整できるので、そばかすや色の薄いシミなど色素沈着が浅い物の治療にも使われるようです。左右対称にできてしまう肝斑や、毛穴の引き締め、くすみの改善にも効果があるようです。

ルビーレーザー

ルビーレーザーは​、シミやアザなどの他、老人性のしみや太田母斑などにも効果があると言われるレーザーです。しかし、肝斑​に照射した場合、シミが濃くなってしまうこともあるので肝斑​治療には使えません。

​効果​​肌の奥にあるメラニン色素のみを破壊して、色素沈着やシミを改善する
​メリット​​短期間で色素沈着やシミが改善する
​デメリット​​ゴムを弾いたような痛みがある、かさぶたができるので、数日程度メイクができない、人にバレてしまう可能性がある
​副作用​​赤みやヒリヒリ感がある
​回数​​1回〜5,6回
​予算​使うレーザーの種類によっても違うが​5ミリ程度の小さいものは3,000〜6,000円ぐらい〜、顔全体などセット料金も多い​
美容皮膚科タカミクリニック

飲み薬

色素沈着やシミの治療に皮膚科に行くと、一緒に飲み薬を処方されることがあります。1番よく処方されるのはビタミンCの飲み薬です。ビタミンCには、メラニン色素の合成を抑制して、新陳代謝を上げる効果があると言われていますし、これによってバランスが崩れてしまったターンオーバーのリズムを整えて、角質層に残っているメラニンの排出を促すようです。その他、L-システインや、アスコルビン酸なども処方されることもあるようです。特にL-システインはビタミンCと一緒に飲むと相乗効果で、さらに高い効果が期待できると言われているので、この2つが処方されることも多いようです。

​効果​​​メラニン色素の合成を抑制、新陳代謝アップ、ターンオーバーを促す
​メリット​​手軽に摂取できる
​デメリット​​効果が感じられるまで時間がかかる
​副作用​​Lシステインにはメラニン色素の生成を抑制するため、白髪が増えるリスクあり
​回数​-​
​予算​​1種類につき1ヶ月分3,000円〜、3ヶ月分7,000円〜

色素沈着治療の皮膚科の選び方

​色素沈着を治療する場合は、どんなことに注意して選べば良いのでしょうか?そして、治療内容によっては保険ではなく全額自費と言われることがありますが、保険診療と自由診療との違いなど、皮膚科選びの際に、チェックしたほうが良い箇所をいくつかピックアップしてみました。

皮膚科で治療するメリットとは

色素沈着は、時間が経てばたつほど、消すのは難しいと言われています。自分で色素沈着をとるクリームをつけたり、ビタミンCを飲んだりするのは簡単ですが、実際それだけでは治らないことも多いようです。そんな時は、やはり皮膚科で治療するのが良いと思います。ここでは皮膚科で治療するメリットを、いくつか上げてみましょう。

​皮膚科​セルフケア
治療​​原因を見極めて色素沈着を治すのに、最適な治療を受けられる​​自己判断で治療する為、悪化したり、または消えないこともある
​レーザーや光治療高度な医療技術を使った治療が受けられる​レーザーや光治療など特殊な機械や技術が必要な為、セルフケアではできない
​薬​​適した内服薬やクリームを処方してもらえる​​処方箋がないと買えない薬がある

皮膚科と美容皮膚科

色素沈着の治療する病院をネットなどで探してみると、皮膚科と美容皮膚科の2つがでてきます。2つとも皮膚科ですが、何か違いはあるのでしょうか?

基本的に皮膚科というのは、じんましん、アレルギーなど皮膚の異常が起きた時に治療を行います。ですから、美容などの目的の治療は含まれていません。​​そして、美容皮膚科というのは、病気で必要なのではなく、美しい肌にするなど見た目の改善の為に必要な治療を専門に行う病院のことで、シミやしわの改善、若返り治療といったことを行います。​

はるこ先生
でも最近は美容皮膚科と皮膚科の両方を行うクリニックも、増えているんですよ。

保険診療と自由診療 

​皮膚科の治療の殆どは健康保険が適用できます。この保険診療というのは、治療費の7割を国民健康保険や会社の健康保険組合などが負担して、残った3割を患者が負担するというものです。そして自由診療というのは、厚生労働省が承認していない治療全般のことで、皮膚科や美容皮膚科で行われる処置の内、レーザー、光治療、ケミカルピーリング、美肌注射や、一部の飲み薬、塗り薬などが入ってきます。こういった厚生労働省が未承認の治療というのは、最新の医療技術を使った物のことが多いので、保険は適用されず、自由診療ということになるので、全額自己負担ということで高額になることが多いわけです。

治療範囲

基本的に皮膚科の治療範囲というのは、内服薬などの内服治療とクリームなどの外用薬治療、そしてレーザーなどの扱いがあるところもあります。そして美容皮膚科の場合は、ケミカルピーリング、レーザー、注射、光治療器などの他、飲み薬や塗り薬などの治療も行います。美容皮膚科は、最新の治療機械などを取り揃えているところも多く、自由診療の為治療費は高めになることが多いと言えますが、最新の治療を受けられるというメリットがあります。

皮膚科/美容皮膚科の選び方

​色素沈着の治療の場合は、皮膚の異常というよりは、美容の目的になるので、美容皮膚科の方があっているかもしれません。ただ、色素沈着の原因がニキビ跡などで、いまだにニキビもたくさんできるという場合、基本的には皮膚科でニキビの治療をして、ニキビ跡が原因の色素沈着には美容皮膚科という方が、費用の面ではリーズナブルと言えます。

色素沈着の原因は、ニキビの他にもいろいろとあるので一概には言えませんが、軽度の色素沈着で数回の治療で改善しそうな場合は美容皮膚科、色素沈着の原因がまだ続いていて治療に長くかかる場合は、皮膚科と美容皮膚科を組み合わせたりすると良いかもしれません。また、最近はニキビ跡が専門というように、〇〇専門と名乗っている所も多いので、原因によっては、そういった専門の皮膚科や美容皮膚科を選ぶというのもおすすめです。治療の方法の幅という意味では、美容皮膚科を選んだ方が広がるとも言えますが、その分値段も高くなるので、予算や色素沈着の状態なども考慮して決めましょう。

保険の適応範囲

​保険の適応範囲というのは、患者の立場からしてみるとわかりづらいものです。皮膚科の場合、ニキビ(尋常性ざ瘡​)、青アザ掫など基本的に病名がある疾患に関しては保険の適応範囲内ということになっているようです。しかし、例えばシミや色素沈着の場合はどうなのかというと、その原因によるようです。

大田母斑や外傷性色素沈着は、原因が皮膚疾患ということで保険が適用される可能性が高くなり、老人性色素斑や肝斑・そばかす​と言ったものは、保険適応範囲外になることが多い可能性も。そして皮膚クリニックなど皮膚科に似て​はいますが、実際は保険医療機関として登録されていない所もあり、そういった場合は保険が適用されないこともあるので、注意しましょう。

保険適応範囲外の治療と言うと、レーザーや、ケミカルピーリング、フォトフラッシュなどは基本的には保険が適応されない治療になっています。もし、保険適応範囲に入っているかどうか不安な時は、受付で確認すると安心です。

全国の皮膚科

ここでは、東京・大阪・京都・福岡・名古屋・広島​の6つの都市で人気のあるおすすめ皮膚科/美容皮膚科を紹介しましょう。

東京-高山ホワイト皮膚科クリニック

「患者様に感動していただける仕事をする」ということをモットーにしている美容皮膚科です。美容医療の口コミのシミ治療、肝斑、毛穴治療のカテゴリーでランキング1位に選ばれるなど、シミ治療には定評のある皮膚科クリニックです。また院長先生を始め、スタッフも女性ばかりなので、美容皮膚科は初めてという人も安心して、相談することができるようです。

大阪-品川スキンクリニック心斎橋院

​品川スキンクリニック心斎橋院は、国内最大級の症例件数を誇るクリニックのようです。色素沈着やシミに有効と言われているレーザーなどは、施術してくれる先生の力量によるものが大きいので、皮膚科を選ぶ時には症例件数が多いに越したことはないと思います。またこちらのクリニックは、「カンセリングを重視」しているので、治療方法にはどういったものがあるか、そして自分の場合はどういった治療方法がベストなのかというのを、きちんと話して決められるのはポイントが高いのではないでしょうか?

京都-すなおクリニック

​すなおクリニックは、美容外科や皮膚科の専門家として医療サイトの監修などもしている土屋沙緒院長が2016年に開院したクリニックです。京都では珍しいピコレーザーを導入しているので、日光性色素斑治療などに最新の医療を受けることができるようです。また四条河原町から徒歩2分とアクセスが良い立地な為、買い物のついでに行けるというのも便利な点です。

福岡-メディアージュクリニック福岡院

​メディアージュクリニック福岡院は、美容系の口コミのシミ治療、ニキビ治療、アンチエイジングなど、さまざまな部門でランキング1位をとっていて、口コミでも高い評価をされています。世界でも評価が高いと言われるサイトン社のBBLフォトフェイシャルというIPL機器を導入しているので、シミを重ねて打つなど独特の治療法を使っているようです。また肌を冷却しながら肌の深い所に熱を加えるという、最新のレーザー治療を受けることができるので、痛みでストレスが溜まるということもなく、落ち着いて施術を受けることができるという点も◎です。

名古屋-エースクリニック

エースクリニックの特徴は、安全な環境づくりを大切にしたウェイティングルームです。患者様の中には、治療のことを人に知られたくないという人もいるはず、そんな人にもぴったりなプライバシーを考慮した作りのうえ、明るく落ち着いた雰囲気になっているようです。​また患者様を第一に考えた医療サービスの提供をモットーにしていて、最新の医療機器を使うことと共に、信頼される医療を目指しているという姿勢もおすすめのポイントです。

広島-美容皮膚科エルムクリニック広島院

​エルムクリニックの特筆する所は、男性向けの美容メニューが揃っている所です。色素沈着やシミは女性だけの問題ではなく、男性でも気になるという人も多いのではないでしょうか?女性向けの美容皮膚科が多い中、こちらは男性向けのメニューもシミ取り以外に、しわ、たるみ、毛穴治療や引き締めなど様々あります。初診、最新、カウンセリングが無料で受けられるので、色素沈着やシミについての知識がない、ちょっと相談してみたいという人も気軽に行ってみることができるのではないでしょうか?

皮膚科の口コミが調べられるサイト

​皮膚科を選ぶ時、ぜひ参考したいのが口コミサイトです。皮膚科のサイトには、治療方法や料金、特徴などは書いてありますが、やはり実際にそこで施術を受けた人の口コミは、患者視線で感じたことの口コミなのでとても参考になります。「美容医療の口コミ広場」は、悩みや目的別、そして地域から美容外科、皮膚科などを探すことができるので、例えば「会社の側にどこか良い皮膚科はないかな」とか、「色素沈着治療でいい病院ないかな」など、皮膚科を探したり、ここに行きたいけどちょっと不安という時は、行く前に口コミをチェックしてみてはどうでしょうか?


ニキビ治療を得意とする中島皮フ科

東京都北区赤羽駅にほど近い中島皮フ科は、地域に密着したあかるくあたたかい診療所です。また開院した時からニキビ治療にウェートをおいて来ているようですので、ニキビ跡などが原因の色素沈着などにも精通しているようです。皮膚科の他に、自由診療のメニューも豊富ですから、いろいろな治療を試してみたいという人にもおすすめです。

フェイシャルラボ

​フェイシャルラボは、脱毛で有名な脱毛ラボがプロデュースしている月額2,990円フェイシャル専門のエステサロンです。フェイシャルラボで使っているのは、光フェイシャルという機械で、まずは大豆イソフラボンの成分の入ったジェルを顔に塗り、光フェイシャルを照射することで、イソフラボンの有効成分が肌の奥まで浸透して、新陳代謝をアップさせたり、シミや色素沈着の原因でもあるメラニン色素を排出するのを促すようです。美容皮膚科など、保険対象外の治療が多いとどうしても高くなってしまいがちですが、月額3,000円ならば、少し気分を変えてエステというのも良いですね。

ニキビで色素沈着ができるわけ

ニキビができて、その後にニキビ跡として残ってしまったということはよくあるのではないでしょうか?ここでは、なぜニキビから、色素沈着ができるのか、そのメカニズムについて説明しましょう。

ニキビが色素沈着の原因になる理由

ニキビは、毛穴に皮脂などがつまり、そこにアクネ菌や他の細菌が入り込んで炎症を起こすことが原因でできます。そしてこのニキビの炎症は、角質層や表皮よりももっと下の真皮層や皮下脂肪層と、意外と深いところまで広がっているのです。そしてニキビの炎症は、コラーゲンの異常な増殖や緻密化などが起こり、これが真皮層に傷跡を作ります。この傷跡が、ニキビができた後にできる、肌のデコボコと色素沈着なのです。

赤黒いニキビ跡

一般的に赤ニキビと言われる物は、毛穴の奥で菌が繁殖して出血することもありこれがにじんで、毛穴だけではなく、そのまわりも赤く盛り上がったりするようです。この期間、ニキビが痛かゆい状態なので、つい触ってしまったりすると、まわりに増えることもあります。また、赤黒いニキビがいくつもできたり、繰り返しできたりする場合は、色素沈着を起こす可能性が高いので、しっかりとしたケアが必要になります。


治療方法

赤黒いニキビの場合、皮膚科に行くと抗生物質の内服薬抗生物質のクリームやローションを処方してくれることが多いようです。赤黒いニキビができている時は、菌が繁殖している時期なので、抗生物質を飲んだり、つけたりすることでアクネ菌や雑菌の増殖を抑えてくれるようです。
予防

洗顔の際など、こすったりしないように優しく洗う。そして生活習慣に深く関わっていると言われますので、​バランスのよい食生活をしたり、寝不足やストレスなどを減らすなど、規則正しい生活をするようにしましょう。

茶色いニキビ跡​

​ニキビは細菌などの炎症が原因なのに対して、茶色いニキビは、毛穴が炎症を起こしている時に発生する活性酸素が原因です。この活性酸素というのは、なかなか説明するのが難しいのですが、酸素を吸って体内に取り込まれた内の約2%は活性酸素になります。この活性酸素は、強い酸化力を持っていて、ニキビの原因である毛穴の皮脂を酸化させて過酸化脂質を作り出します。これが茶色ニキビの炎症を引き起こすのです。もう一つの茶色いニキビ跡を作る原因は、ニキビ跡がある状態で日焼けをしたりすることです。紫外線をたくさん浴びたりすると、肌は刺激を避けようと活性酸素と色を黒くして肌を守ろうとするために、メラニン色素を生成します。このメラニンは、ニキビ跡などすでに傷ができている所に残りやすいという特性があるのです。

治療方法

茶色いニキビ跡の場合、原因がメラニン色素な為、ケミカルピーリングをしてターンオーバーを促しすと良いようです。また、同じ理由で光治療などもおすすめです。

予防

なるべく日焼けをしないこと、ニキビ跡がある場合はしっかりと日焼け止めなどを塗って、メラニンの発生を防ぐことです。

色素沈着の原因はさまざま

色素沈着の原因というのは、実はいろいろとありますので、ここでは原因のいくつかと、色素沈着しやすい場所について説明します。

アトピー

アトピーになると肌が黒っぽく色素沈着することがあります。この原因は炎症です。アトピーになると、強いかゆみがあるので掻いてしまいます。すると掻いた部分が炎症を起こしてしまうのです。炎症が起きると、炎症を他の細胞に知らせる情報伝達物質のサイトカインが分泌され、そして今度は炎症から肌の細胞を守る為にメラニン色素が生成されます。ですから、アトピーが原因で起こる色素沈着をなくすためには、炎症が起きないようにする必要があります。

肌への摩擦

アトピーの所で説明したように、色素沈着を起こす原因は炎症です。肌の摩擦が繰り返されると、やはり炎症がおきます。そうすると、サイトカインが分泌されて、メラニン色素が生成されて色素沈着がおきてしまうわけです。肌への摩擦というのは、ゴシゴシこすったりするような強いものだけではなく、例えば女性の場合はクレンジングでメイクを落とす時に同じ所を繰り返しこすったり、目や鼻などをこする癖があるというのも含まれます。くつなどで、同じ場所がいつも擦れている場合は、そこに色素沈着する可能性があります。このように、皮膚への摩擦というのは、かなり軽くても回数が多ければ、色素沈着を起こしてしまうので注意しましょう。

ホルモンバランスの乱れ

色素沈着の原因は、摩擦やアトピーといった直接肌に刺激を受けることですが、もう1つはホルモンバランスの乱れでも引き起こします。私達の体はストレスを受けると、ストレスに対抗しようと抗ストレスホルモンを分泌しますが、それと同時にメラニン細胞刺激ホルモンも分泌されて、メラニン色素の生成も促進される為に色素沈着をおこしてしまうわけです。

腋の黒ずみの悩みは多い

腋の黒ずみが気になるという人は多いのではないでしょうか?特に、腋と言っても脱毛など繰り返す、腋の下が黒っぽく色素沈着してしまうのは、どうしてなのでしょうか?腋の黒ずみの原因は2つあります。1つは下着やシャツなどで肌がこすれたりする摩擦や、カミソリなどで脱毛する刺激によってというものと、2つめは皮脂や角質などが毛穴に詰まることが原因です。腋の黒ずみなどを予防するには、下着がこすれるような少しきつめのサイズのものは着ないことと、肌に負担がかかるカミソリやピンセットなどで脱毛は、頻繁に行わないようにすることです。肌に負担がかかる脱毛は、長期間繰り返し行うと、色素沈着が進む原因になりますので、脱毛サロンなどで光脱毛にしたり、肌に負担がかからないようにしましょう。また、デオドラントスプレーやロールオンタイプなど、制汗性の物は水だけでは落ちないこともあるので、しっかりと制汗剤を落とすということも毛穴の詰まりを改善するのに役立ちます。

相談しにくいデリケートゾーン

アッキー

デリケートゾーンの色素沈着って、どうしたら良いんでしょうね。まさか、下着をはかないわけにもいかないですしね?

はるこ先生
下着を、はかないわけにはいかないわよね。それに、人にちょっと聞ける話でもないわね。とりあえず、きついサイズの下着をはかないことと、脱毛方法を考えることが必要ね。

デリケートゾーンも、色素沈着がしやすい場所です。腋の下と同じように、常に下着で擦れたりするので、その刺激によってメラニンが生成されますし、脱毛の刺激によって黒ずんでしまうことが多いのです。黒ずみを改善するには、柔らかい生地の下着をつけたり、あまりきついサイズの物ははかないこと、そして、脱毛するならヒートカッターなどを使って肌に負担をかけない方法でしたり、毛の量が多いなど頻繁に脱毛しなくてはいけない人は、光治療やレーザーを使った脱毛に変えるというのもおすすめの方法です。 

色素沈着を予防する方法

色素沈着は、自分の生活を少し改善することで、防げることもあります。ここでは、色素沈着を予防する方法について説明します。

色素沈着をおこしやすい生活をしていないか確認する

色素沈着を予防するには、まずは自分の生活で色素沈着を起こすような習慣がないかどうか、見直してみることです。色素沈着の原因は、摩擦や刺激、そしてストレスです。チェックするポイントをいくつか、上げてみましょう。​

色素沈着を起こしやすい生活習慣

  • ローションやクリームをつける時に、同じところを強くこすっている
  • クレンジングの際、こすったり、強いマッサージも一緒にしている
  • 虫さされが多い
  • 日焼け止めをあまり塗らない
  • ストレスが溜まっている
  • 睡眠不足のことが多い
  • カミソリや毛抜きを使った脱毛を頻繁に行う

クレンジングの時にマッサージもするという女性は多いと思います。しかし、その時意外と肌には負担がかかっているのです。虫さされも、同じような所を刺されてばかりいると、掻いた時の摩擦で色素沈着しやすくなります。ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスを崩す原因になります。この他にも、色素沈着を起こしやすい生活習慣がないか、考えてみることが改善へ繋がりますよ。

予防するには

色素沈着を予防するには、摩擦や刺激を避けること、そしてストレスを上手に発散させることです。そして、肌のターンオーバーを促すために、自宅でのピーリング、もしくはケミカルピーリングを取り入れてみるというのもおすすめです。そして、積極的にビタミンを摂取するように心がけましょう。特にビタミンCは、色素沈着の元であるメラニンの生成を抑制するという働きがありますし、肌の炎症も緩和してくれる役割もあるので、予防にも、できてしまった色素沈着にも効果的です。ただビタミンCは、一定の量以上は尿として排出されてしまうので、食事では摂取しずらいのでサプリメントがおすすめです。

皮膚科での治療はメリットとデメリットをしっかり検討!

皮膚科の治療は、メリットも多いですが、何度も通わなくてはならない、治療費が高いというようなデメリットもあります。また自由診療の場合は、値段に幅があるので、自分の予算と折り合わないということもあります。こういったデメリットを改善するには、しっかりと下調べをして、メリットとデメリットを検討してみることです。口コミのサイトもいろいろとありますので、そういったサイトを使って、料金や診療方法、医師やスタッフ、そしてカウンセリンの感じなどを確認してみましょう。少なくともこれで、病院のイメージが何となく湧くと思いますし、口コミが多いということはそれだけ患者数が多いということになりますので、それだけ信頼されているということとも繋がるのではないでしょうか?