2017/03/29

冷凍マウス、ラットの解凍方法

皆さんご機嫌よ~

冷凍マウスは、ヘビはもちろん、モニターなどの肉食性のトカゲや大型のカエルを飼育するうえで、今や最も広く利用されているエサの1つと言えます。
ここでは、手軽に冷凍マウスを解凍する方法について、ご紹介することにしましょう。
なお、ここでご紹介する解凍法は、そのままピンクマウスやピンクラット、ファジーラット、
ウズラ、ヒヨコについても、そのまま当てはまるものです。
ウサギやブタについては、扱い方がこれらとは少々異なりますので、
別の機会に改めて取り上げることにしたいと思います。

冷凍マウスの解凍には、一般的に次のような方法が用いられています。
1.室温に任せての自然解凍
2.プレートヒーターや照明器具を使用しての解凍
3.電子レンジによる解凍
4.お湯に浸けての解凍

まず1.の自然解凍については、夏場などの気温の高い時期を除けば、

完全に解凍できるまでかなりの時間がかかってしまうことと、

何よりもマウスの内部まで十分に解凍できない場合も少なくないことから、

決してお奨めできる方法とは言えません。


また、同様の理由で、2.のプレートヒーターなどを利用した解凍も、

あまり好ましいものとは言えないでしょう。

内臓までしっかり解凍しないまま与えると、吐き戻しや食滞の原因にもなりかねません。

特にヘビでは、吐き戻しによる体力の消耗は私達の想像以上のもので、

時に致命的となる場合すらあります。

こうしたトラブルを未然に防ぐ意味でも、

やはり確実に解凍できる方法を選択するほうが賢明と言えます。

3.の電子レンジを使った方法は、
内臓まで短時間で確実に解凍できる優れた方法の1つではありますが、
解凍時間の目安が掴みにくいなど、少々コツのいる方法と言えます。
また、家族の理解を得にくい、といったケースも考えられるため、
決して手軽な方法とは言い難いのが実際のところではないでしょうか。

結局、最も確実で、ビギナーにも手軽に行える方法は、
やはり4.のお湯による解凍ということになるのではないでしょうか。
この方法ですと、確かに電子レンジを使った場合に比べて時間はかかりますが、
その分マウスの内部まで確実に解凍することができます。
従って、ここでは、この方法について詳しく解説していくことにしましょう。

a.まず解凍用の容器を用意します。
100円ショップにあるタッパやバケツを利用するのが、最も便利です。

大きさは、1度に解凍するマウスの数によって違ってきます。

1度に大量のマウスを解凍するなら、サイズに余裕のあるものを用意しましょう。

また、お湯を入れる関係上、ある程度深さもあったほうが便利です。

神経質な個体では、濡れたマウスを嫌がることも少なくありません。

マウスが濡れていると、床材が着いてしまうため、それを嫌がる個体もいます。

その為、ビニールパックも用意しておきます。


b.マウスを容器に移します。
冷凍庫からマウスを出したら、念のため品質のチェックも行っておきます。

内蔵部分が黒っぽくなっていたり、

赤茶けた感じに変色しているようなもの、

手足がポロリと欠けてしまうようなものは、

鮮度の面からも使用しないほうが無難です。

問題なければ、ビニールパックの口を閉じ、容器へ入れます。


c.お湯を注ぎます。

お湯の温度は、ピンクマウスやピンクラットなら45~60℃、

アダルトマウスなら50~70℃ぐらいが目安です。

熱湯はもちろん、あまり熱すぎるお湯は好ましくありません。


d.時々お湯を交換します。
しばらくすると、温かかったお湯が水のように冷えてきます。

容器を外側から触れてみると、明らかに冷めているのが分かりますから、

こうなったら、容器内のお湯を新しいものに交換します。

大きなアダルトマウスを冬場に解凍する場合などは、

意外に早く冷めてしまいますし、

何度もお湯の交換が必要になることも少なくありません。

とにかく、確実に内臓まで解凍することが大切ですから、

面倒でもここで手を抜かないようにしましょう。

ただ、暖めすぎは腐敗の原因となりますのでご注意ください。

この作業が面倒な場合、電気ケトルを使用することで、

冷める度に電源を入れるだけで済みますので非常に楽です。

お湯に加え、マウスの入ったビニールパックが十分に入る1L以上の

ものをお勧めします。


e.完全に解凍できたかチェックします。
d.の作業を何度か繰り返したら、指でお腹を軽く押してみて、

溶け具合をチェックします。言葉で説明するのは難しいのですが、

プヨプヨと言った感触があれば、確実に内臓まで解凍できていると考えて良いでしょう。

この感触を掴むために、初めに解け始めた頃のマウスの堅い感触も掴んでおくと、

違いが分かって解け具合を知る目安にもなるでしょう。

溶けムラがある為、1匹が溶けていても他が未解凍なんてこともありますので

ご注意ください。


f.冷めないうちに与えます。
個体によっては冷めたマウスには興味を示さないこともありますから、
解凍したらなるべく早く与えるようにします。
マウスを触ってみて、人肌よりちょっと温かいかな…という程度がベストな状態です。
また、冷めるのを防ぐ意味で、ケージ内のヒーターの近くにエサを
置いてあげるのも良い方法でしょう。
ピット器官を持つボア・パイソンは温度を頼りにエサを取る傾向が強いように思えます。