当館は敷地内に源泉を持った、自家源泉かけ流しの天然温泉です。
三朝随一の湯量を誇り、肌あたりの柔らかな湯が十二の湯処から贅沢に溢れます。
千坪に広がる日本庭園風呂は、閑静な庭園に包まれた「庭の湯」と、源泉の滝を囲む「滝の湯」の二ゾーンに分かれています。
朝と晩で男湯・女湯が入れ替わり、二つの趣がお楽しみいただけます。
- 三朝温泉の効能の高さは全国でも有名で、そのため日本全国から治療と保養をする人が多く訪れます。高いホルミシス効果のおかげで、観光のお客様だけでなく療養目的で来られる湯治のお客様など、あらゆる方々に愛されています。古くは野口雨情、志賀直哉、与謝野鉄幹・晶子、斎藤茂吉、島崎藤村などの豪華な顔ぶれの文士たちも三朝温泉を訪ね、療養に訪れていました。
- ラドンとは、ラジウムが分解されて生じる弱い放射線で、身体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる効果があります。この効果をホルミシス効果といい、癒しの温泉と呼ばれる由来です。三朝温泉の一部の温泉では源泉中のラドン含有量が683.3マッヘの記録も残っており、非常に高いホルミシス効果が認められています。さらにラジウムが気化し、発生するラドンガス(湯気)吸うことで抗酸化機能が高まり、老化や生活習慣病の予防に役立ちます。
また、無色透明の三朝温泉の温泉はミネラルを豊富に含んでいるので、飲泉にもおすすめです。
胃液膜の血液量が増加し、慢性消化器疾患・慢性気管支炎・胃腸病などに効果があります。
- 鼻・口などの呼吸器で肺から取り込む
- 全身の皮膚(毛穴)から直接取り込む
- ラドン含有の水を飲み、消化器から取り込む
| 泉質 | 含放射能 / ナトリウム・塩化物泉 |
|---|---|
| 効能 | リウマチ性疾患、痛風、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病、消化器系疾患、胆肝道疾患、喘息など |
- (1) 放射線被爆の影響について
- この問題については、人への影響を実験的に検討する事は不可能ですので、広島・長崎の被爆者の方々における検討になりますが、「100mSv以下であれば胎児への影響はない」「500mSv以下であれば遺伝的リスクの心配はない」という結論になっています。
- (2) 三朝温泉に含まれるラドンについて
- 三朝温泉は一般にラジウム温泉といわれていますが、実際の三朝温泉の放射能成分はラドンという物質です。ラドンとはラジウムのα崩壊によって生成される娘元素のことで、常温では気体です。ラドンもラジウムと同じくα線を放出します。
α線は透過能力が弱く、皮膚に容易に妨げられるため、外部より体内に入ることはありません。したがって、体内に入るのは呼吸により肺からということになります。
ラドンは不活性ガスのため、化学的には無反応性ですが、水によく溶け、脂質にも比較的よく溶けます。主に肺から吸収され血液に入って全身に送られ、脂肪の多い内分泌腺・神経鞘などに取り込まれるとされています。物理的半減期は3.82日ですが生物学的半減期は30分であり人体に入っても3~4時間で全量が排出され、体内には蓄積されません。また、ラドンは自然に存在する放射線源の一つであり、その呼吸による内部被爆線量は自然放射線源から受ける年間被ばく線量の世界平均値、2.4mSvの約半分の1.3mSvを占めます。
- (3) 三朝温泉の入浴について
- 三朝温泉に入浴しても、温泉に含まれるラドンからのα線は皮膚を通過しないため気体になったラドンからの影響がどのくらいあるかということが問題になります。
浴室における空気中のラドン濃度は換気状態によって全く異なるため正確な事はいえません。言い換えると換気してしまえばラドン濃度はバックグラウンドとほぼ同じになるという事です。そこで、密閉循環してラドンが比較的高濃度になる「熱気浴」という一種のサウナを1例として述べたいと思います。そこのラドン濃度は約2000Bq/㎥(屋内ラドン濃度の世界平均は約40Bq/㎥、日本では約15Bq/㎥)です。実際にはそんなに長く熱気浴をすることはないのですが、仮に約2000Bq/㎥のラドン環境に1時間滞在するとその被爆量は計算式により約8μSvと考えられます。
したがって、どんなに繰り返し旅館の温泉に入浴してもせいぜい数μSv程度の被爆と考えられます。上記で述べたように、地球上では自然放射線源から誰でも受ける、年間被ばく線量の世界平均値が2.4mSv(=2400μSv)であることを考えるとわずかであると考えられます。放射線被爆については、線源の種類、被爆時間、2次放射線などの多くの要素が関与するため一概には言えないと思います。
しかし、熱気浴を例にとって、大目に見積もっても、胸部X線集団検診による被爆(300μSv)とされています。ジェット機旅行時の被爆(高度による宇宙線の増加、ヨーロッパの往復で約70μSvとされています)などからして、三朝温泉入浴の影響は微々たるものであり、妊婦への影響を考える必要はないと思います。