使えば使うほど足に馴染み、味が出てくる革靴。
見た目も履き心地も、世界に一足しかないかけがえのない相棒となりますよね。
今回は革靴の「シミ」「黒ずみ」の落とし方についてご紹介します!
雨ジミは水で落とす
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はじめに、多くの方が悩まされている水ジミについてです。
「突然の雨に降られちゃって……」
気をつけていても、不慮の事態で濡らしてしまうこと、ありますよね。
ひどい時は潮を吹いたように白くなることも。
そんな困った雨ジミ、実は靴を水で濡らすことによって解消できるのです!
「濡らしちゃって大丈夫?」
と思われるかもしれませんが
実は水ジミは「濡れたところと濡れていないところがある」からできるのです。
■水ジミのメカニズム
靴の表面に均等にクリームが塗られていれば、多少の雨は表面の油分が弾いてくれます。
ですが、塗りムラがあったり、部分的にクリームが落ちてしまっている場合
その部分の皮が乾燥し、水が染み込み硬化します。
そして、そのまま乾燥し、濡れたところと濡れていないところで色に違いが出てしまうのです。
つまり、「靴全体を均等に濡らしてあげる」ことが、水ジミには効果的なのです。
また潮吹きですが、あれは日ごろから皮の中に染み込んだ汗の中の塩分が
水に濡れることによって表面に浮き出てきたものです。
嬉しくはありませんが長期的に見ると、染み込んだままにしておくより取り除きやすくなり良いのかもしれません。
■水ジミの落とし方
直接水に浸けるやり方もありますが、ここでは濡れタオルを使った方法をご紹介します。
タオルは色移りしてもよいものをご用意ください。
着古したTシャツやキッチンペーパーでも代用可能です。
①濡れタオルで水ジミになった部分を中心に包みます
②30分ほど置きます
その後はシミの様子を確認しながら、きれいになるまで置いておきましょう。
これだけです。
水ジミが目立たなくなったのが確認できたら陰干しし、乾いたらクリームで油分を補給しましょう。
油汚れにはミカンの皮が効果的?
水ジワが解消されたところで、次は油によるシミの落とし方をご紹介します。
落としづらく染み込んだ油ジミには、「ミカンの皮」をおすすめします。
その理由をひとつずつ挙げていきますね。
■ミカンの皮は、油性マジックを落とせるほど油汚れに強い
その秘密は、ミカンの皮が持つ「リモネン」という精油成分にあります。
「リモネン」はオレンジなど柑橘類に多く含まれ、食器洗剤などにも使われています。
この精油成分が油を溶かし出し、しぶとい油汚れを落としてくれます。
なお、洗浄力は強いのに手肌に優しいという優れものの成分です。
■ミカンには「クエン酸」が含まれている
こちらもレモンやオレンジなどにも含まれている、酸味の正体ですね。
この「クエン酸」は酸性の性質をもち、アルカリ性の汚れを落としてくれます。
具体的にいうと、石鹸かすや尿汚れに効果的です。
また、「クエン酸」には除菌、消臭効果もあります。
■ミカンの白いスジに含まれている「ペクチン」に艶出し効果がある
お手入れ方法も簡単!
まず内側の白い部分で靴の表面を拭きます。
一通り拭き終えたら裏返し、今度は黄色い部分で磨いて艶を出します。
最後に乾いた布で拭き取って完了です。
ローコストでエコなシミ抜き法、ぜひ試してみてください!
黒ずみの落とし方
続いては黒ずみの落とし方をご紹介します。
軽い黒ずみであれば、消しゴムで消すという方法があります。
市販の専用消しゴムもありますが、筆記用の白い消しゴムでも代用できます。
それでもキレイにならない場合は、思い切って丸洗いしましょう!
■サドルソープで靴を丸洗いする
まずは、サドルソープと呼ばれる、革専用の石鹸を用意します。
色々な種類がありますので、素材に適したものを選んでくださいね!
〇用意するもの
- 水
- 小さめのバケツなどの容器
- クリーニングスポンジ
- 革用リムーバー
- 革用クリーム
- 古歯ブラシ
〇手順
①まずはリムーバーで、靴の表面に残った油分やロウをしっかり落とします。
②バケツに水を張り、スポンジに含ませます。
そのスポンジで靴全体を湿らせます。
③サドルソープをスポンジにとり、細かく泡立てます。
④泡を靴の表面にのせ、古歯ブラシで小さく円を描くようにして擦ります。
⑤全体を擦り終えたら、キレイにすすいだスポンジで泡を吸い取ります。
サドルソープには革を保護する成分が含まれているので、完全に吸い取らなくても大丈夫です。
⑥シューキーパーに入れ、通気性の良い日陰に干します。
乾いたらクリームを塗りこんで完成です。
このサドルソープによる水洗いは水ジミにも有効です。
洗ったほうがすっきり気持ちいいのですが、手数と時間が若干かかってしまいます。
ですので緊急時の対策として濡れタオル、時間があるときにじっくりと丸洗い
という風に使い分けるのがおすすめです。
さいごに
持ち主のお手入れひとつで大きく変わってしまう革靴の姿。
お手入れに手間はかかりますが、そのぶんキレイに保てると誇らしくなりますね。
大切な相棒を長く気持ち良く使っていけるよう、上手にメンテナンスしてあげてくださいね!