料理のジャンルを問わず、ほとんどの飲食店で取り扱いされている“ワイン”。
皆さんのお客様のなかでもワイン好きの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そして近年。自然素材や本物志向を重視する風潮が広まり、なかでもオーガニックワインが注目されるようになってきました。
今回の記事では、飲食人なら是非知っておきたい“オーガニックワイン”についてお伝えいたします。
取材させていただいたのは、オーガニックワイン専門店を経営されているマヴィ株式会社の田村安代表。
「最高の品質のオーガニックワインを、最高の形でお届けする」という使命を掲げているマヴィ株式会社。
東京都赤坂・高円寺・大手町に店舗を構え、厳選に厳選を重ねたオーガニックワインを販売されています。
通信販売サイトも充実しており、多くの飲食店へもオーガニックワインをお届けされている会社です。
MAVIE通信販売サイト
今回は赤坂本店でお話をお伺いさせていただきました。
マヴィ赤坂店
〒107-0052東京都港区赤坂2-21-5
オーガニックワインとは?
そもそもオーガニックワインとは、一般的なワインと比較してどのように異なり、どのように楽しむことができるのでしょうか?
オーガニックワインとは、香料や着色料などの添加をせず、農薬や除草剤を一切使わずにその土地の自然環境のなかで育てられたぶどうを使用してつくられるワインです。
オーガニックワインと一般のワインの違いはこのようになります。
オーガニックワインはとにかく化学物質が使われていない、安心で美味しいワイン。
酸化防止剤としての二酸化硫黄(SO2)についても、昔ながらの製法でごく少量を使用しているだけです。
2012年にEUオーガニックワイン規定が新たに制定され、添加物や加熱、フィルター使用が一部認められることにより、工業的製法のワイン(メーカーにブドウが出荷され大量生産されるワイン)が多く販売されるようになりました。
しかし、こだわりある生産者の方々は伝統的な製法を守り続け、今でも昔ながらのオーガニックワインを醸造されています。
「人間が後から色々考えたものっていうのは、何千年もやってきたものに比べると追いつかないと思います。味には自信があります。」
伝統的なオーガニックワインとは、その土地の自然や文化をまるごと楽しめるワインなのです。
そして、自然の力でつくられているワインだからこその楽しみ方があります。
- 同じワインでも毎年風味の違いを楽しめる。
- 熟成がきちんと分かるので、同じワインでも色々な顔を楽しめる。
- のど越しの良さ、体が素直に受け入れる感覚を楽しめる。
- こだわりある料理とのマリアージュを楽しめる。
化学成分を使用していないオーガニックワインだからこそ、これらのような楽しみ方も味わえるとのことでした。
今注目のオーガニックワイン
田村代表より、飲食店のお客様へ特に人気である5種類のオーガニックワインをご紹介いただきました。
アトランティック 白
和食店におすすめ。お魚や貝料理、お寿司に合うすっきりとした一本。
柑橘系の爽やかな酸味にライムの味わいが楽しめます。
タイプ:白
地方:フランス・コニャック
生産者:セガン家
シャルドネ(樽熟) 白
リピートNO.1の定番商品。バターやナッツのようなコクを漂わせる、リッチな味わい。
バターソテーとのマリアージュは絶品。鶏料理にもオススメです。
タイプ:白
地方:フランス・ラングドック
生産者:タリ家
ヴァール ロゼ
フルーティで辛口でキレがある。バランス抜群で幅広いお料理に合う万能選手。
ブイヤベースやラタトゥイユにも合います。
ロゼに期待していない人にこそ飲んで欲しい自慢の1本。
タイプ:ロゼ
地方:フランス・プロヴァンス
生産者:ド ウェル家
ラ グート デュ メートル 赤
お肉を使った和食など、優しい味付けでヘルシーなお料理にはこちらがオススメ。
フレッシュで凝縮した果実味が心地よく、お値段もリーズナブル。
軽めの赤ワインです。
タイプ:軽めの赤
地方:フランス・ローヌ
生産者:モアン家
クレレット ド ディ ブリュット 発泡
アルプスの中腹で作られている辛口スパークリング。
フィンガーフードとの相性が抜群。
きめ細かい泡を持ち、ふくよかな余韻も楽しめます。
タイプ:スパークリング
地方:フランス・ローヌ
生産者:アシャール家
お客様に楽しんでもらうために
こだわりのお料理に合わせる、こだわりのオーガニックワイン。
もしお店で採用されてお客様へご提供する際は、ぜひ生産者の方々の想いも調べてお伝えしてみてはいかがでしょうか。
どんな製法で、どんなこだわりをもって作られているか。
どのようにこのワインを楽しんでもらいたいと思って作られているのか。
美味しいお料理もドリンクも、それがどれだけ大切に作られてきたかというプロセスを知ってもらうことで、より美味しく、そして楽しくいただいてもらうことができます。
また、お客様のお気に入りワインを見つけるお手伝いをするのも喜ばれるはず。
値段やガイドブックの評価だけを頼りにするのではなく美味しいと思われるワインがあったら、品種や地方・造り手を確認すると、その方の好みや傾向がつかめるようになることもあるそうです。
こだわりある食材・ドリンクを取り扱うことは、お客様との関わり方を広げることにも繋がりますね。