アーモンドなどナッツ類のオレイン酸はわきがに効果あり?

    アーモンドなどナッツ類の多くに含まれる脂肪酸の多くは「オレイン酸」というもので、血液をサラサラにしてくれたり、便秘を防止してくれたりする効果があるとされています。

    では、このオレイン酸はわきがの臭いに対しては効果的なのでしょうか。アーモンドに含まれるオレイン酸がわきがにどのような影響を与えているのかについて、説明していきましょう。

    わきがの臭いの原因コリネバクテリウムの餌は脂肪酸?!

    オレイン酸がわきがの臭いに与える影響について説明する前に、そもそもわきがの臭いはどのようにして発生しているのかについて触れておきます。

    わきがのカギを握っているのは、アポクリン腺という汗腺です。

    人間の汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類がありますが、エクリン腺の汗の成分がほぼ水分と塩分からなっているのに対し、アポクリン腺の汗には脂質やタンパク質が含まれているという違いがあります。

    ただ、エクリン腺にしてもアポクリン腺にしても、汗には臭いの原因となるような成分は含まれておらず、汗を拭いたタオルを嗅いでも臭いはしません。

    では、何がわきがの臭いの原因なのかというと、アポクリン腺の汗に含まれる脂質を栄養分にして繁殖するコリネバクテリウムという細菌です。

    コリネバクテリウムが脂質を分解する際の分泌物の臭いが、わきがの原因になっているのです。

    ちなみにアポクリン腺は、ワキの下やデリケートなど、特定の部位にしか分布していませんので、コリネバクテリウムの繁殖できる場所も限られます。

    結果、ワキの下から臭いが発生しているように見えてしまうのです。

    そして、そのコリネバクテリウムの餌となる脂肪に含まれる脂肪酸の種類が臭いの強度を決めるのです。

    わきがの臭いを強める飽和脂肪酸とリノール酸

    ただ、コリネバクテリウムが栄養分にしている脂質に含まれる脂肪酸にも種類があり、臭いが強くなってしまう種類もあるのです。飽和脂肪酸とリノール酸が、そういう特性を持った脂肪酸です。

    まず飽和脂肪酸ですが、これは動物性脂肪に多く含まれている成分です。日本人は遺伝子的にわきが体質の人が少ないとされていますが、戦後になって臭いが目立つケースが増えてきたとされています。

    これは肉や卵、牛乳などにはわきがの臭いを強める働きのある飽和脂肪酸が多く含まれているためです。

    こうした食生活の変化によって、昔の食生活ならばわきがの臭いが目立たないようなレベルの人まで、臭いが目立つようになってきたということです。

    では、動物性脂肪の摂取を減らせば臭いを抑えられるのかといえば、話はそう簡単ではありません。

    植物性脂肪の場合、リノール酸が主成分となっているケースと、オレイン酸が主成分なケースがあります。

    そして、上にも書きましたように、リノール酸にはわきがの臭いを強める効果があるのです。植物性脂肪だからといって、安心はできないというわけです。

    オレイン酸にはわきがの臭いを抑える効果あり

    さて、アーモンドですが、100グラム当たり49グラムもの脂肪分が含まれており、脂肪の塊といってもいい食べものです。

    ただ、この脂肪分を構成している脂肪酸の多くが、オレイン酸であることがポイントです。

    脂肪分は体にとって必要なものなので、完全に断つことはできませんが、この脂肪分をアーモンドで摂取するようにすることで、飽和脂肪酸やリノール酸の摂取を減らすことができます。

    上にも書きましたように、どちらもわきがの臭いを強くしてしまう効果がありますので、これらの摂取量を減らせばわきがの臭いを抑えることにつながるというわけです。

    ちなみにオレイン酸には血液中の悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにし、動脈硬化を防いでくれる働きもあります。わきが対策以外でも、体にいい影響を与えているのです。

    ビタミンEが体臭を抑えてくれる

    そして、体臭はわきがだけではありません。

    飽和脂肪酸やリノール酸は酸化しやすいという特徴があり、脂肪酸の酸化に伴って発生するのが、いわゆる「加齢臭」です。

    これがわきがの臭いを合わさることにより、体臭がより一層強くなってしまうというわけです。

    そんな中、アーモンドには、体内の活性酸素の働きを抑制し、脂肪酸の酸化を抑えてくれるビタミンEが豊富に含まれているのです。

    活性酸素は体内の物質を酸化させるという働きがあり、これが体内の脂肪分にも影響を与えているのです。

    ビタミンEによって脂肪酸の酸化を抑えれば加齢臭を抑制することができますので、体臭を減らせるというわけです。

    わきがの臭いも加齢臭も抑えられるのですから、アーモンドさまさまといったところではないでしょうか。

    上にも書きましたようにアーモンドは脂肪分が多いため、100グラム当たり600キロカロリーとカロリーは比較的高めで、ダイエットをしている人からはあまり好かれていません。

    ただ、わきがをはじめとする臭いを抑える効果は、汗の量が増える夏場にはうってつけです。

    わきがに悩んでいる人は、騙されたと思ってアーモンドを食べてみて、オレイン酸の効果を実感してみるのもいいかもしれませんね。

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