マイナーですが、杖道という競技はご存じでしょうか?

 

 

一つの木の杖を使う型武道です。決して攻めの武道ではなく、自分の身を守るための武道です。木の杖で、相手に技を繰り出します。打ち、突き、払い、様々な変化の技で相手を制して行きます。

 

剣豪、宮本武蔵を倒したといわれている夢想権之助が創設したのが始まりと言われています。

 

剣道、居合道の三道の1つです。

 

だいたいメジャーなものは剣道です。名も聞いたことが多いかと思いますが、杖道はあまり知られていません。読み方からも何だこれと思う人が非常に多いのではないかと思います。

 

私もそうでした。実際体験をしてみなければその存在すら知りませんでした。

 

杖道を始めたきっかけ

 

きっかけは、私の学生時代の先輩でした。先輩はスポーツ、武道が好きな人で、たまたま地元で無料講習会が1か月間あり、一緒に行かないかと誘われました。

 

私はその頃特に運動をしていませんでした。丁度子供が生まれて仕事をしていました。

 

ですが、運動はほとんどせず、体重の増加と少し腹が出てきたので軽く動かないといけないなと決めて講習会に行きました。

 

その時に、会場で先輩と待ち合わせしていたのですが急に先輩から仕事が残業で行けないと連絡が入りドタキャンされました。

 

どうしようかと考えていた所、杖道のK先生が私を見つけ一緒にやってみませんかと声を掛けられました。会場に入ると、私を含めた初心者の方が4,5人居ました。

 

若い方から年配の方まで男女幅広い年齢でした。私は、K先生から突然一本の木の杖を渡されました。

 

それを手に取り、先生や他の方から指導いただき杖を振りました。軽く5分振っただけで、体中のエネルギーを使い暖かくなり汗をかいていました。

 

数分で杖を振るだけでいい運動量だったので、ダイエットや健康増進にいいなと思いました。きっかけを作ってくれた先輩は仕事の忙しさと転勤になり結局来ませんでした。

 

私は引っ込みも付かなかったので、何とか1か月通って、面白い奥が深いと思い杖道をすることにしました。

 

始めるのにかかったお金

 

最初は、服はTシャツやジャージで十分でした。木の杖が3,000円しました。しばらく練習をしていくと、先生が様子を見て今度は木刀を購入しろと言われたのでしました。

 

木刀で5,000円以内。それから初段を受ける時が近づいてくると、紺色の剣道着を購入しました。

 

上下で20,000円以内でした。初期投資で意外と金額がかかるかとおもいましたが、比較的払えなくはない金額でしたので助かりました。

 

道具集めに関しては毎回買うと言ったことがなく、杖も木刀も長く使えます。

 

剣道着は洗濯したり汗で色あせてくるので数年後には買い替えが必要です。

 

会場は地域のコミュニティセンターや小学校の学校開放で体育館を利用予約していたので特に困ることはありませんでした。

 

 

杖道をやってみてよかったこと

 

杖道をして良かったことは、まずはダイエット。痩せられたことです。杖を振る基本稽古で汗を掻き。相手と二人で技を繰り出していくので汗。

 

怪我をしない様に注意と緊張感を持って技を繰り出すのでそこで更に汗を掻く。杖道を始めたことで3か月で体重が5キロくらい減り、お腹も出なくなりました。

 

以前の痩せていたベストな体重、体格に戻り、体の代謝も良くなりました。

 

相手を良く見て技を出すので、注意力や間合いなどのタイミングを読むことが仕事の人間関係やビジネスで非常に活かされています。

 

また、様々な職種、年齢の人、老若男女問わず色々な人が集まり知り合いに慣れ、交友が深まりました。

 

杖道の魅力は、自分自身との対話、修行になります。自分が上手になるだけでなく、相手を良く見て観察し技を放つ。そのためには基本の稽古が出来てないと駄目。

 

基本の技は12本もあり、その組み合わせで一つの型、技が出来ます。それをおろそかにせずに研究し進んでいくのは一生勉強です。

 

杖を振る動作も、エネルギーカロリーを消費し、体重の増加も防ぎ健康な体作りになります。

 

集中し、間合いを考えることも頭の体操になりいい気分転換にもなります。

 

終了したらとても疲れますが、身も心もスッキリでき、仕事やプライベートの嫌な事、悩みも吹き飛びます。大声を出し、気合を入れる。どのスポーツでも大事な事ができます。

 

杖道で技を出す杖を持つ者は、とにかく最初に、先に動いてはいけません。

 

木刀を持った者が斬ってくるのでその動きをしっかり見てそこから後の先で技を出していく事。ただ出すだけでなく、自分の体を守る。正中線に杖や体が行くようにしなければならない。

 

それに体の向き、足の向きが変な方向に向かっていない。相手の眼や腹を突いたり、木刀を打ったり払ったりする。もとは生死を掛けたやり取りから生じたものです。

 

集中し、怪我をしない様にする。それが心も体も育てることになるからです。

 

 

 

審査や大会では、杖で突いたり、打ったりする位置が遠くないかもしっかりと見られます。それが出来ないと減点や失格となります。私も審査や大会でそれが大事だとわかりました。

 

以上の事を書きましたが、マイナーなスポーツも決して触れることは悪くないと思います。人生が豊かになるかもしれません。心と体のバランスを取るのに杖道は最適だと思ってます。