からだの防御機能を利用したアンチエイジング

人間のからだというのは不思議なもので、外部から刺激が加わると、それを防御して普段より免疫力を高めようとするはたらきがあります。

今回、お話しする「ヒートショックプロテイン(HSP)」も、人間が持つ防御物質で、驚くべき性質を持っているんです。

からだの機能をうまく利用してアンチエイジングを続ければ、驚くべき美肌効果がお肌に表れるかもしれませんよ!

このサイトのあちらこちらでお話ししていますが、お肌にはバリアの役目を持っている皮脂がコーティングされていて、高温にさらされるとそれが溶けてしまい、乾燥肌などの肌トラブルを招きます。

ですから、洗顔に使うお湯は36度程度のぬるま湯を使うべきですし、お風呂に入るときも、あまり熱いお湯に入るのは避ける、というのが基本です。

そもそも、人間は熱いお湯に弱いので、からだが触れると防御物質が反応します。

この物質がヒートショックプロテインで、「熱」というストレスがからだに加わると、

傷んだ細胞を修復して免疫細胞の動きを活性化したり、細胞の再生能力を高めたりと、アンチエイジングに効果的にはたらいてくれるのです。

また、紫外線のダメージを軽くする、壊れやすいコラーゲンを保護するという効果もあるので、スキンケアアイテムや薬などに使うことが研究されているんだとか。

こうしたことから、ヒートショックプロテインは、お肌の若返り細胞と呼ばれているんです。

ヒートショックプロテインは、42度のお湯に10分程度入ると、その量が増えてくるという特徴があります。

からだの芯まで温まる半身浴の温度は、38~40度のぬるま湯ですから、42度というと、少し熱いと感じる程度でしょう。

もし、42度のお湯だと熱すぎて10分も入っていられないという方は、41度に温度を下げて、その代わり、入浴時間を15分に延ばしてみて下さい。

 

洗顔にも効果的なヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテインの動きを活発にさせる入浴は、温度と入浴時間に気を付けてください。

温度が42度以上になると、血管に血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしやすくなります。

入浴時間が長くなればなるほど、ヒートショックプロテインはたらくというワケではないので、温度と時間は守りましょう。

毎日の入浴もからだに負担をかけてしまいますから、アンチエイジングを意識したこのような入浴方法は、週1回を目安にしてください。

もちろん、水分補給のために、お風呂にペットボトルの水を持っていくことや、入浴後に水を飲むということもお忘れなく!

このアンチエイジング方法は、入浴だけでなく、洗顔にも有効です。

先ほどお話ししたように、ヒートショックプロテインは、老化の最大の原因である紫外線のダメージから回復させるのに効果的ですから、シミ、シワの防止につながります。

洗顔の前に、お肌に冷水をかけて皮膚の温度を下げておき、泡でしっかりと汚れと余分な皮脂を落とした後、42度のお湯ですすぐと、さらに高い効果が期待できます。

ただし、ぬるま湯洗顔のとき以上に、お肌の皮脂や水分は奪われていますから、タオルで水分を拭き取ったあとは、すばやく保湿して、美容液や乳液などでケアしてくださいね。

ヒートショックプロテイン洗顔法は、1度行えば3日ぐらい、たんぱく質のはたらきが活発化するので、肌表面にダメージを与えすぎないようにするためにも、週2回程度にとどめておきましょう。

 

ついでに、お肌の新陳代謝もアップ!

ここで、入浴と睡眠、そしてアンチエイジングに関するお話をひとつ。

お肌の古くなった角質が新しい細胞に変わるのは、眠りについてから3時間の間です。

ちなみに、「夜の10~2時がお肌のゴールデンタイム」とよく耳にしますが、これは大間違い。

時間帯は関係なく、眠ってからの時間と睡眠の質が、若返りホルモンとも呼ばれている成長ホルモンの分泌に関わっています。

肌トラブルを改善して美肌をキープするためには、睡眠時間も重要ですが、

深い眠りが得られるかどうか、ということが重要になってきます。

そのために必要なのが、ベッドに入るときは副交感神経がはたらいていて、心身ともにリラックスした状態であるということです。

ヒートショックプロテインを活性化させる入浴は、温度の高いお湯に入るため、からだの中心部の温度(深部体温)が高まってしまいます。

これにより、副交感神経ではなく、昼間にはたらいている交感神経が優位になってしまうので、なかなか寝付けなかったり、睡眠が浅くなったり、といった症状が出てしまうのです。

42度入浴をするなら、なるべく早い時間にお風呂に入り、

布団に入るときは深部体温が下がっている状態を作ることを心がけましょう。

逆に、ぬるま湯に浸かる半身浴は、入浴でからだにたまった熱を放出させやすいので、睡眠の2時間ぐらい前に行なうと、ちょうどよいタイミングで体温が下がり始め、深い眠りにつきやすくなります。

こうしたからだのメカニズムを理解した上で、42度入浴と半身浴を、アンチエイジングライフに取り入れてみて下さい!

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