指先に現れた黒ずみや黒い斑点。
「突き指などの内出血でもないし、ホクロでもないし、いったい何だろう・・・。」
ふいに指先が黒いことに気付いて、しかも特に心当たりがなかったら、「もしかして何かの病気?」と気になりますよね。
では、
- 指先が黒く変色したり
- 黒い点が見られた
という場合、どんな原因や病気が考えられるのでしょうか。
症状別の原因や対処法についてまとめましたので、参考にしてみてください。
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指先が黒く変色している場合
指先に黒い変色が見られる場合、「レイノー現象」や「強皮症」が考えられます。
1)レイノー現象
冬の冷たい外気や冷たい水仕事などによって、指先の血行が悪くなることで発症します。
皮膚が白色や赤黒い色に変色し、しびれを伴うこともあります。
症状が軽いうちは、指先を温めておおよそ30分以内すると、元の色に戻ります。
しかし、再発を繰り返すことが多い症状なので、注意が必要です。
レイノー現象は、健康な人でもなる可能性がありますが、別の病気が隠されている場合もあるので、注意が必要です。
またその他、
- 薬剤
- 科学物質
- 貴金属アレルギー
などもレイノー現象の原因として挙げられます。
治療と予防
まずは指先を冷やさないよう、
- 手袋
- 靴下
- 温水
などで温め、部屋も暖かくしましょう。
しかしながら、レイノー現象だけを根本的に治療する方法はないため、治療よりも日頃の予防が大切と言えます。
また潜んでいる病気の治療が必要になることもありますので、医療機関の診察を受けましょう。
3)強皮症(きょうひしょう)
指先の皮膚が硬くなったり、つっぱる感じがしたり、また日焼けしていないのに皮膚が黒くなるような症状です。
皮膚硬化が皮膚の一部だけに限られる「限局性強皮症」と、皮膚だけでなく血管や内臓にも同時に症状が現れる「全身性強皮症(または全身性硬化症)」とがあります。
治療と予防
今のところ、強皮症の原因は特定されていないため、治療法も確立されたものはありません。
また症状の現れ方も患者によって様々です。
程度によって、治療が必要かどうか、必要であればどのような治療を行っていくのか、詳しい検査をした上で、医師とよく相談しながら進めていく必要があります。
なお、強皮症の初期症状として、上記のレイノー現象が見られる場合があります。
レイノー現象や、指先の皮膚の硬化、その他手指の変形などが見られる場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。
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指先に黒い斑点が見られる場合
指先にホクロのような黒い斑点がある場合には、「ウィルス性イボ」や「メラノーマ」などの病気が考えられます。
1)ウィルス性イボ(尋常性疣贅)
一見、ホクロのような黒いできものができ、よく観察すると、できものの中に黒い小さな点がたくさん見られる場合、ウィルス性イボの可能性があります。
触れたりしない限り、痛みを感じないため、できていても気付かない人も多いようです。
ウィルス性のイボは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」と呼ばれるウイルスの一種が皮膚に感染することにより発生します。
免疫力が低下している時などに、細かい傷口から感染することが多いと言われています。
治療と予防
イボは一種の感染症のため、免疫力によって自然治癒することもあります。
しかし、自然治癒には数年かかり、また放置することでイボが増えたり、周囲の人に感染してしまう恐れもあります。
気付いたらすぐに病院で治療を開始しましょう。
現在の主な治療法には、以下のようなものがあります。
- 液体窒素療法
- レーザー療法
- ヨクイニン内服・漢方
- エタノール湿布療法など
いずれの治療法においても、一回の治療で完治することは難しく、根気よく繰り返し治療を続けることが重要です。
3)メラノーマ(悪性黒色腫)
指先や手のひら、爪の部分に黒いホクロやシミのようなものができ、短期間で急速に大きくなった場合、メラノーマの可能性があります。
メラノーマは、皮膚の色素細胞(メラノサイト)ががん化した腫瘍を言います。
悪性黒色腫とも呼ばれ、悪性度が非常に高いがんのため、注意が必要です。
良性のホクロと比べて、
- 形がいびつであったり
- 縁がギザギザしている
- 色調が均一でない
などの特徴があります。
治療と予防
発生原因は今のところ不明ですが、紫外線が関係している可能性が高いと言われています。
よって過度な日焼けは避けた方が良いでしょう。
またホクロやシミに対して、自分で針を刺したりして無理に取ろうとしたりせず、極力刺激しないようにしましょう。
特に成人後に気付いたホクロが急速に大きくなったり、色が濃くなるようなことが見られたら、早めに皮膚科を受診しましょう。
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まとめ
このように、指先が黒く変色した、または黒い点ができた場合、中には恐ろしい病気の可能性があることが分かりました。
もちろん、強皮症などは非常にまれなケースではありますが、とは言え、自己判断で放置することなく、気になる症状があれば速やかに病院で診てもらうことをお勧めします。
足裏などに比べて、指先の変化はすぐに気付きやすいと思います。
日頃から注意して観察することで、万一の病気の場合でも、早期治療が可能になります。
指先の変化には特に気を配るようにしましょう。