うつくしい人・ことば・ヒント
SHGETA|シゲタ
ブルガリアンローズのスキンケアで肌もきれいにデトックス
Chico Shigetaが語る「Awakeningシリーズ」(1)
オーガニックブランド SHIGETAから、待望のスキンケアライン「アウェイクニング(Awakening)シリーズ」が発売された。多くの女性たちのリクエストに応えて誕生したというクレンジングミルクと洗顔ムースは、たんに汚れを落とすだけではない、肌のデトックスを促して、肌の内側からきれいに導くというもの。期待を裏切らない、SHIGETAならではのプロダクトの魅力。それを探るべく、SHIGETAを主宰するChicoさんにお話をうかがった。
Text by SOMEYA HarumiPhotographs by TAKADA Mizuho
肌のデトックスは、まずクレンジングからスタート
──クレンジングミルク「AW ピュアクレンジング」と、洗顔ムース「AW ピュアムース」。待望のスキンケアラインの発売ですね。
アウェイクニングシリーズはSHIGETA初のスキンケアラインで、今回はまずその第一弾としての2品です。多くのブランドは通常フルラインナップで出すとおもうのですが、私たちのように一品一品とことん気に入るまでこだわって作ろうとおもうと、おなじようにおこなうには私たちの小さなラボでは膨大な時間がかかります。ですから、まず納得のいくものが完成した時点で少しずつラインを増やしていこう、という私たちらしい姿勢で進めることにしました。それで、“じゃあなにからはじめるのか、やっぱりクレンジングでしょう”と。
SHIGETAはもともと、体のなかのいらないものを外に出すという“デトックス”を伝えてきたブランドです。当然肌にもその役目がありますから、やはりその機能を良くしたい。肌本来がもっている力を引き出して、肌のデトックスをきちんとさせるには、クレンジングからのスタートが、SHIGETAにとってはいちばん合点がいく答えでした。
あとはお客さまの声ですね。以前よりクレンジングのリクエストがとても多かったんですよ。ナチュラルなスキンケアをしたいのだけれど、なかなかいいクレンジングがみつからない──って。
話をうかがってみると、みなさん、肌をいたわりながら、メイクも皮脂汚れもしっかり落とせるものを求めているのがわかりました。
朝摘みローズのパワーに圧倒されたことが、すべてのはじまり
──SHIGETAといえば植物の特徴を最大限に生かしたプロダクトづくりに定評がありますが、今回のキーとなる植物は?
なんといっても“ローズ”です。朝摘みのダマスクローズから採れたピュアでフレッシュなローズウォーターが、AWピュアクレンジングにもAWピュアムースにも、とにかくたくさん入っています。
化粧品づくりは料理と似ています。おいしくつくるためには、塩や砂糖を入れるタイミングがあるように、化粧品もその“入れるタイミング”というのがすごく大事なんですね。たとえば香り。原料を、鍋が熱いうちに入れるのか、温度を下げてから入れるのか、さらには何のあとに入れるのかによって、仕上がりのバランスは大きく変わってきます。
とくに今回はローズウォーターというとてもデリケートな香りのものを入れるので、そのへんがもう、たいへんでした。「あ、これはだめ」「これもだめ」「もっといけるよね」って何度も何度もやり直し。でも、そうした試作の繰り返しがあったからこそ最高のものができた。おかげさまで、どちらもローズウォーターの香りがとてもよく立ち上がるプロダクトに仕上がりました。
──使われているダマスクローズはブルガリア産ですね。
そもそもこのアウェイクニングシリーズは、ブルガリアンローズありきのもの。一昨年、現地にバラ摘みに出かけ、そのパワーに圧倒されたことが、すべてのはじまりでした。
バラ摘みは、5時とか6時とか、朝の早い時間にするのですが、現地はちょうど山脈のあいだ、山と山のあいだにはさまれているところなので朝露がすごい。つまりは湿度が高いわけですよね。だから香りも下に落ちるというか、とても濃く感じられる。桜と一緒です。日中はあまりにおわないけれど、朝や夜はふんわり香るじゃないですか。とにかくもう畑のなかに入ったとたんものすごい香りで、からだのなかに、わーって、まるで滝のように“ローズが入ってきた”んです。
──それはどういうことでしょう。香りだけじゃない、ローズそのものが入ってきたってこと?
そうです! それこそ、とてつもないパワーが入ってくる感じ。「うわ、なんか入ってきた!」みたいな(笑)。これはすごいなと思いました。
肌本来の機能を高め、肌の透明感を引き出すというローズの効能はすでにひろく知られていますが、私の場合は、自分の体験をもってして「そうか、だからローズってすごいんだ」と納得できた。それはもう説得力がぜんぜんちがう。生命力の強さがからだのなかに刻まれましたからね。まだアイデアもなにもない状態でしたが、とにかくこれをなんとか“ボトルに詰めよう”とその瞬間に決めていました。
──なるほど。それが今回かたちになったわけですね。
はい。私がお会いするお客さまやユーザーの方々はいま何を必要としているんだろうと考えたときに、先ほども言ったように、クレンジングのリクエストがとても多かった。今回それにこたえることができてうれしくおもっています。