飛蚊症の原因と治療方法


実際は存在しないのに、目の前を蚊が飛んでいるように見える・・・
これが飛蚊症です。

年を取ると硝子体の中に細かなゴミが溜まって硝子体が濁るようになります。そのゴミが網膜に映って、蚊が飛んでいるように見えるのです。

病院ではほとんどの飛蚊症が、「年ですから…」と片付けられるものですが、漢方薬によって飛蚊症が解消することはよくありますし、濁りが完全に消えなくても自覚しにくくなります。

たしかに他にも病的な原因がありますが、飛蚊症で悩む多くの方の原因は、硝子体内のゴミ(濁り)ですから、治療方法はこれをどうにかして除去していくということになります。

●飛蚊症の症状

視界の中に糸くずや黒い影が見え、視点を変えるにつれて動き回るので、まるで目の前に蚊が飛んでいるような症状ということで、この名前が付いたようです。
生理的飛蚊症と病的な飛蚊症に分けられます。

●生理的飛蚊症の場合

硝子体が濁る原因は硝子体内のタンパク質(コラーゲン)が酸化・変性したものです。硝子体内は約1%の水溶性たんぱく質ゲルによって満たされています。
普段から濁りひとつないキレイな状態を保つために、新しいものと古いものの入れ替えが常時ゆっくりと行われています。

ところが、血行不良や水分代謝不良が続くと新陳代謝の働きは低下して、だんだんと、混濁してくるのです。



海外では硝子体を除去したり!レーザーで混濁を粉砕する施術も行われていますが、施術効果の割には、眼球を傷つけるリスクがとても高いために、日本では全く普及していません。そのため、ほとんどの眼科ではこのような生理的飛蚊症は「老化が原因なので問題なし」とされ、治療法は特にないのが実情です。

ところが、漢方薬などで眼球のめぐりを良くしていくと、飛蚊症の改善につながります。
もっと体全体を見て、漢方的なアプローチで背景を改善して、眼球そのものを健康にしていくことが、リスクなく、また見返りも大きいと感じています。

●病的な飛蚊症の場合

飛蚊症は網膜剥離や眼底出血によって発生することもあります。硝子体内のちょっと酸化したタンパク質が網膜に映って見える「生理的飛蚊症」と違い、これらは眼球内(特に網膜の)崩壊が映りこんでいるのが原因ですから、応急処置が必要です。

ですから、もし急に多くの蚊が目の前に飛ぶようになったら、すぐに眼科の検査を受けてください。早期発見であれば、視力障害を最小限でくいとめることができます。
病院での処置が済んでから、漢方での体づくりをしても遅くはありません。

●まとめ

飛蚊症は目の前に蚊が飛んでいるように見える状態です。この犯人は平たく言うと硝子体内のタンパク質が古くなったカスです。このような生理的飛蚊症は加齢に伴うものだから仕方がないとされ、治療の対象になりませんが、漢方的アプローチによって飛蚊症の解消や改善は可能です。

一方、眼底出血などの病的な飛蚊症の場合は、病院での応急処置でいったん落ち着かせてから、漢方的アプローチで根元から立て直していくと良いでしょう。

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