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[なっ解く]鍋の洗い方、焦げ付き 重曹で落とす

汚れがこびりついたステンレス鍋には、ペースト状にした重曹を塗ってからスポンジで磨く

 鍋料理やシチューなどで冬の間、出番が多かった鍋。洗剤では落ちにくい焦げ付きや臭い移りが気になる人も多いだろう。主な材質ごとに洗い方や保管のポイントを知っておきたい。

 ベターホーム協会で料理指導をする瀬波恵子さんは「重曹を使ってお手入れしましょう」と提案する。こびりついた汚れ、焦げ付きが落としやすくなる。ただし、アルミ鍋に使用すると、黒く変色してしまうことがあるので避ける。

 まずは土鍋。重曹を入れた水を10分ほど煮立たせると、こびりついた汚れが軟らかくなる。直径24センチの土鍋なら、水は8分目、重曹は大さじ2杯くらいが目安だ。瀬波さんは「特に臭いが気になる場合は、輪切りのレモンを一緒に入れるといいですよ」という。土鍋は急激な温度変化に弱いので、常温になるまで冷ました後、湯を捨て中性洗剤で洗って汚れを落とす。

 吸水性のある土鍋はカビが生えやすいので、ふきんで水気を拭き取り、風通しの良い場所で数日間しっかりと乾かす。「上薬がかかっていない底の部分は、乾いているかどうか特に注意しましょう。底が接地しないよう菜箸を2本敷くと、通気性がよくなります」と瀬波さん。収納の際は、湿気の多い場所は避け、箱や袋に入れずにしまう。

「五徳の汚れが焦げ付いたステンレスの鍋底は、メラミンスポンジで磨きましょう」と話す瀬波さん(大阪市内で)

 ステンレスの鍋は、汚れが付きにくいが、持ち手とのつなぎ目などに焦げ付きができる。重曹と水を10対1の割合で混ぜてペースト状にしたものを塗り、10分ほど置く。汚れが浮き上がってきたらスポンジで磨く。重曹が研磨剤の働きをするので、軽い力で落とせる。

 底についたコンロの五徳の焦げ付きは、水を含ませたメラミンスポンジを使う。「力を入れ過ぎず、小刻みに磨くのがポイントです」。メラミンスポンジはスーパーなどで販売されている。

 ほうろう鍋は、表面が繊細なガラス素材のため、焦げを取ろうと金属たわしで洗うのは厳禁だ。ほうろう専門メーカーの「野田琺瑯(ほうろう)」(東京)では、ぬるま湯に重曹大さじ1杯と、食用油数滴を入れ、2時間ほど置いてから、弱火でわかす方法を提案している。「少量の油を足すことで、重曹の汚れを落とす効果が高まる」と同社の野田善子さん。火にかけると、数分で焦げが浮かび上がる。冷めたら湯を捨て、中性洗剤を付けたスポンジで洗う。

 ほうろう鍋は、表面に料理の色素が移りやすい。気になるなら、市販の専用クリーナーを使うといい。

 いずれの鍋も洗い終わったら、水気を拭き取っておくこともポイント。水滴がついたままの状態にしておくと表面に跡が残り、ほうろう鍋の場合、縁の部分からさびが生じることもある。

 鍋の材質を問わず天日干しをする方法もある。ベランダなどに3~4日置き、焦げ付いた部分をよく乾かす。その後、木べらでこすると、はがれやすくなるという。

鍋を手入れするポイント

 ・土鍋は重曹を入れた水を煮立たせる。洗い終わったら、しっかり乾かす

 ・ステンレス鍋の焦げ付きには、水で溶いた重曹のペーストを塗り、スポンジで磨く

 ・ほうろう鍋は、ぬるま湯に重曹と食用油を入れて2時間置き、弱火にかける。料理の色素が沈着したら専用クリーナーを

 ・重曹を使った後は、必ず台所用の中性洗剤で洗い、水滴を拭き取る

 (瀬波さん、野田さんの話をもとに作成)

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