30代からのエイジングケアを考える

2016年9月26日

 

女性の身体の機能としてのピークは20代後半といわれ、30代に突入すると、その機能はゆっくりと低下し、老化の道を歩み始めます。どういった時期に老化を感じやすいのか、また、どういうところから変化が始まるのか、お手入れはどう変えていけば良いのか。

 

30代からのエイジングケアについて見ていきましょう。

 

 

七の倍数と厄年に女性の変化は起きる

 

 

東洋医学の考えでは、女性は七の倍数の年に身体や心の変化が訪れるとされています。7歳で歯が生まれ変わり始め、14歳で初潮を迎えます。21歳に女性として充実期を迎え、28歳で最高潮に達します。35歳から老化が進み始めて、42歳で更年期へ移り、49歳で閉経、といった感じです。もちろん、個人差はあり、全員がこの通りというわけではありませんが、ひとつの目安にはなるでしょう。女性ホルモンのピークも20代後半ですし、身体の機能もその頃からだんだんと低下していきます。

 

その他にポイントとなるのが「厄年」です。女性は30代で2回も厄年を迎え、その前後にさまざまな変化を感じる人が多いようです。例えば、最初の厄年は32歳。まだ本格的な老化は実感しないものの、20代の頃とは明らかに違う全身の疲労を経験することとなります。次に迎える36歳の厄年のときには、全くこれまでとは違う心身のバランスの乱れを経験し、本格的に自分と向き合い、ケアを始める人が少なくありません。

 

 

人生の転機が集約する30代は、心身に大きな影響を与える

 

 

晩婚の今、30代の10年間に婚活、結婚、妊娠、出産など、人生の大イベントが集中します。一気に訪れる生活の(人生の)変化は、想像以上に心身に影響を与えます。家族ができたことで、より充実した生活になりますが、今の女性は、仕事もしながら、妻として、そして母としてと、いくつもの役割を担っていますから、時に負担になることもあるでしょう。

 

無理をする必要は全くありません。ただし、「20代とはもう違う」「自分のケアをしっかりする必要がある」と認識して、自分との向き合いの時間を持つべき時期とも言えます。これまでは週末は連日遊びに出ていたところを「1日だけにして、もう1日はゆっくり休む」など、自分の身体をいたわることから始めてみてはいかがでしょうか。そのうえで、さまざまなケアを取り入れることが老化を遅らせるポイントにもなります。

 

 

30代からのエイジングケアで重要なスキンケアの見直し

 

 

そんな中、スキンケアも20代の頃と同じというわけにはいかなくなります。元から持っている自分の保湿成分も年齢と共に減少し、バリア機能が弱くなっていきます。また、ホルモンバランスが乱れることで、痒みが発症したり、敏感肌になったりする人も増え続けているのです。それまで使っていたスキンケアでは物足りなくなる場合も出てくると思いますので、まずは自分の肌がどういう状態なのか、生理前後でしっかりと見極めてみてください。

 

なお、スキンケアの基本は「保湿」です。重ねれば重ねるほど良いというわけではないので、まずは水分と油分をしっかりと整えることを念頭に、与えすぎず、不足しすぎないアイテムを選んでみてください。

 

テクスチャーは、好みでも良いと思います。ローションはとろみのあるものも増えてきましたし、ぱしゃぱしゃと軽いものが好きという方もいるでしょう。乳液も、ジェルからミルク、クリーミィなものまで幅広いので、香りとテクスチャーで毎日使いやすいものを中心に選んでみてください。できるならば、生理前後で仕上がりを見ると良いと思います。前後でアイテムを変える、というのも手です。

 

 

心地良い生活リズムを作りながらセルフケアを

 

 

細胞を作る毎日の食事は、非常に重要です。20代の頃は、毎日飲み歩いても大丈夫だった、という人も内蔵が弱くなってくる時期でもありますから、まずは休みを取ることです。不規則だった食事も、すべて変える必要はありませんが、1週間のうち2~3日は自炊に変えてみるなど、できる範囲で実践してみましょう。

 

また、毎日の睡眠も見直してみてください。できるだけその日のうちに寝る、朝はなるべく同じ時間に起きる。1週間のうち、半分くらいクリアできれば、自然と体内時計は心地良いリズムに慣れていきます。自分が心地良いと思うリズムを作りながら、その中で必要なセルフケアをしてみてください。40代を迎えるための準備をしっかりするかどうかで、その先に大きな差が生まれるということを自覚しておきましょう。
30代の女性に人気のプラセンタドリンク

 

筆者:久保直子/ウェルネス&ビューティジャーナリスト、植物療法士
パリ13大学を母体とするAMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を持ち、植物療法、特に「メンタルビューティ」を軸にした独自のウェルネス&ビューティプログラムを企画・発信。最先端コスメからオーガニックコスメ、スパ、クリニックなど美容情報に精通し、メディアでの企画監修&執筆、セミナー&ワークショップ、メンタルカウンセリング、プロダクト開発、イベントプロデュースなどの活動の他、二児の母の立場を生かし、mama caféを主宰している。