アメリカ西海岸発信のダイエット美容法で、ハリウッドセレブから火がつき、今や日本でも、モデルさんなど美意識の高い芸能人がこぞってやっている、コールドプレスジュースを使ったジュースクレンズ。
ジュースクレンズをやっているという人の中には、グウィネス・パルトロウやローラ、藤原紀香など、美容情報大好きそうな有名人が名を連ねます。
でも、ジュースクレンズって、まだ科学的根拠らしきものがどこからも発信されてないらしいんですよね…。
ジュースクレンズにはこんな効果がある!?
ジュースクレンズとは、食材の栄養価が損なわれにくいコールドプレス製法で作られた野菜・果物のミックスジュースを、決められた時間と量を飲むことによって、デトックス効果が得られ、さまざまな美容・健康作用が期待できるというもの。
ジュースクレンズの効果として言われているものとしては、ざっとこれだけのものがあります。
・新陳代謝アップ
・疲労回復
・内臓機能回復
・美肌効果
・肌荒れ予防
・便秘解消
・不眠改善
・免疫力アップ
・血流を良くする
・冷え性改善
・むくみ予防
・アンチエイジング効果
これだけの効果が1~5日のジュースクレンズプログラムで得られるというわけですから、誰でも興味を持ちますね。
やってみようと思う人が多いのもうなずけます。
本当にこれだけの効果があれば…、ですが。
リバウンドや異論の声も…
実際にジュースクレンズを実践した人の口コミによると…、
「実践中はやせることができた。
でも、やめるとすぐに元に戻ってしまった」
…という声も少なからず聞こえてくるようです。
海外ニュースサイト「VOX」に掲載された記事によると、ジュースクレンズを推奨するハリウッドセレブの美容法に異を唱える声もあがっているのだとか…。
科学的根拠がない?
コールドプレスジュース自体は栄養価も高く、推奨する医療専門家もおられます。
ですが、コールドプレスジュースだけを飲み続けるジュースクレンズについては、科学的根拠を提示している論文もなければ、そのようなダイエット方法を推奨する医師も見つかっていないのです。
さらに、ジュースクレンズによるデトックス効果について、具体的にどんな毒素がどう排出されるのか等、具体的に提示している専門店もないらしいのです…。
栄養学的には無理がある?
栄養学的には、ジュースクレンズのジュースに含まれる栄養素はバランスが悪く、栄養不足に陥る危険性があります。
たんぱく質はゼロ、炭水化物はほとんどなし。
本来野菜や果物に多く含まれる食物繊維もコールドプレス製法によってほとんどなくなってしまっている…。
エネルギー源として不足する炭水化物を補うのが糖質(果糖)ですが、この果糖だけは過剰に含まれているのがコールドプレスジュースなのです。
ジュースに含まれる大量の糖質が邪魔して、ダイエットにはならないのでは?という声もあがっています。
「好転反応」に要注意
新しいダイエット方法や健康法によくあることですが、ジュースクレンズも、開始してしばらくすると
「体がだるい、頭痛がする、おなかをこわした、吹き出物・肌荒れが出た」
などという症状が出ることがあります。
これらは「好転反応」であるとされ、改善している徴候であると説明されています。
でも。
消費者庁によると、
「健康食品による健康被害を『好転反応』と説明され、本当は自分に合わない健康食品を購入し続ける被害が続出している」とのことで、注意喚起が呼びかけられています。
本当に好転反応だったのか、それとも体に合わなくて不調になってしまったのか…?
答えは本格的な病気になってみてはじめてわかる!!
…などということがないように注意したいものです。
「○○ばっかり」「××だけ」美容法には要注意!
昔から、「○○ダイエット」「××美容法」が出ては消え、流行するたびに「○○」や「××」ばかりを食べる人が続出してきました。
でも、専門医の多くはそれに対し警鐘を鳴らしています。
どんな素晴らしい健康法であっても、「ばっかり」「だけ」を食べていても健康にはなれない、というのが現代医学の常識なのです。
作り置きジュースでも栄養はとれるの?
コールドプレスジュースでも、ミキサーで作ったジュースでも、作りたてのフレッシュジュースであることに意味があるはず。
圧縮したり潰したりした野菜や果物の栄養は、加工した瞬間から劣化していきます。
加工直後に飲んでこそのフレッシュジュースのはずなのに、ジュースクレンズは作り置きのものを買ってきて、さらに自宅で1日~数日かけて飲むのです。
そんな状態で、一体どれだけの栄養素が残っているのか心配になります。
防腐剤がタップリ入っている…なんてことはないと信じたいですが。
ジュースクレンズは決して安い買い物ではありません。
ジューサーを自宅で購入する場合も同じです。
高価な買い物をして健康を害してしまっては、無駄どころでは済まされません。
本当に良い美容法かどうかは、もう少し世の中のジャッジを待ってから始めてみても良いのではないでしょうか。