猫の下顎に、黒い汚れを見つけたことはありませんか?
地肌に黒か濃褐色の汚れが付いていたり、黒い細かい粒のようなものが毛にくっついていたりしませんか?それが猫にはよくあるアクネです。んで、うちのナナにもあるの。(^_^;)
猫のニキビと言われるように、若い猫・雄猫に多い、特に問題視するほどでもない皮膚トラブルだそうです。要するに余分な皮脂ですね。でも人間のニキビ同様、掻き壊したり化膿してしまったりすると病院のお世話にならないといけません。猫は一旦気になりだしたらしつこく掻きますからねー。

うちのナナは生後半年ごろから出始めて、一歳過ぎた今は、毎日お手入れしてやらないとなー、という程度になっちゃっています。幸い本猫はまったく気にしていないので、傷も化膿もなく、おうちでお手入れで済んでいます。あ、でもやっぱり少し痒い感じはするみたいですね。お手入れしてやっていると、最初の方は「あーそこそこ~」みたいな顔しますから。気が済むと「しつこいわね」って怒りますけど。

そのお手入れの方法をネットで調べてみましたら、まーいろいろ。
獣医さんに消毒薬出してもらうから始まって、手でゴリゴリ取る(やめれ)、蚤取り櫛で梳く、歯ブラシでとかす、放っておく、など。手で取る以外は、皮膚を傷つけなければいいと思うんですが、その皮脂をきれいに取って消毒も出来ればいいのよね。
うちでは、エタノール(アルコール)とガーゼと蚤取り櫛、仕上げに柔らかい歯ブラシでやっています。きれいになりますよー。

用意する物
無水エタノールを倍に希釈したもの(エタノール10cc+水10cc)
ガーゼ 三枚重ねにして2センチ角に切ったもの
蚤取り櫛・毛先が細い「やわらかめ」の歯ブラシ
*注意 エタノールは傷や炎症ある場合は激しくしみるので使えません。


まず、猫を抱っこしてご機嫌を取ります。(笑)
ほどよく力が抜けたら、顎を撫でながら上を向かせるとかひっくり返すとかして下顎が見えるポジションを確保します。さらにご機嫌をとりつつ逃げられないようにさりげなく補綴できる体勢に持って行きます。
ガーゼにエタノールを滴るくらいたっぷりと浸し、アクネの部分を湿らせます。なかなか地肌までは届かないので、結構大胆にやっちゃって大丈夫です。アルコールですからべちゃべちゃにしてもすぐ揮発しますから。
地肌まで湿らせたら、ほんとは少しふやかしたい所ですが、猫がその猶予を許してくれそうになければ、蚤取り櫛で上から下から右から左からと、梳かしていきます。これで結構大きめな皮脂が浮いてくるはず。浮いてきたのはそのまま櫛で取って、次に歯ブラシで同様に梳かします。すると歯ブラシには細かい皮脂が引っかかってきます。最後にさっきのアルコールガーゼで、取り残した汚れと毛の汚れを拭き取っておしまい!

コツは短時間で済ませること。強くこすらないこと。1回で全部きれいに取ろうとしないこと。毛穴の奥にも当然皮脂がたまっていますから、それを全部取ろうと思ったら猫の皮膚を傷つけてしまい、そこから細菌感染してしまうかもしれません。そうなったら病院にかかるしかありませんから、気をつけて。
皮脂の出具合によってお手入れは一日おきでも週一でもいいと思います。うちは今のところ毎日ですけど。昨日きれいにしても、今日はもうまた新しい皮脂が出ているのよぅ。

私はエタノールを常備しているので使っていますが、オキシドールでもグルコン酸クロルヘキシジンでもいいみたいです。オキシドールも使ってみましたが、やはり脂を溶かす性質のあるエタノールには効果が及びませんでした。グルコン酸クロルヘキシジンは使っていませんが、これだと傷があってもしみないので、動物病院で出される場合があるようです。ただ、一般薬局ではなかなか見かけないのと、希釈用の薬液を入手した場合は希釈濃度を間違えるとアナフィラキシーショックが出る場合もあるそうなので、シロウトは手出ししない方がいいと思います。人間用に希釈済みの薬液でも、動物には濃度が高すぎる製品もあるので要注意です。

で、エタノールも必ず50%以下に希釈すること。2~3日で使い切る量なら水で希釈しても大丈夫です。気になるなら精製水で。濃すぎるとお肌に悪いです。自分で使ってみればわかりますよ。こちらも人間用に希釈されたものも売っていますが、やはり動物には濃度が高いものもあります。表示をよく見るか、不安なら無水エタノールを買って倍に薄めるのが簡単です。安いからって燃料用アルコールなどで代用しないように。
それと火気厳禁ね。可燃性ですからストーブのそばなどでは使わないこと。特にファンヒーターの背面の吸気口のそばとか、気をつけましょう。
それから、エタノールは傷があるとものすごくしみます。傷がある猫に使って、大変なことになっても私は知りませんよ~。
あくまで病変部位がない、皮脂の汚れ落としと消毒にのみ使えます。

↓黒い粒がアクネ。猫の顔を上に向けて顎の左横方向から撮影。
  お手入れ後でもこのくらいは残っちゃいます。毛穴の汚れは取れませんねぇ。
  お手入れ前の写真は撮れません。怒り出す前にきれいにしないとと必死で。

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