お手軽なシミ取り治療として人気のIPL光治療(フォト・フラッシュ)ですが、たくさんのお客様とカウンセリングをしていると、共通して勘違いされていると感じることがいくつかあります。今回はそのあたりを3つのポイントに絞ってまとめてみたいと思います。
1.10回以上繰り返しても意味がない
IPL治療は深めの層には到達できません。深いところにあるシミは苦手としていて、浅いところにある軽いシミだけを薄くしていく、腫れや赤みなどのダウンタイムの少ないお手軽な方向性の治療です。
経過観察の中で「あと何回くらい治療したら全部が綺麗になるんでしょうか?」と聞かれることが少なくありません。特に1年以上、10回以上継続している方に多い傾向です。じっくり話をしてみると、ご自身でも治療効果に首を傾げてしまっています。美容医療の必要性は主観が大きなウェートを占めますので、ご自身で変化を感じられないのであれば、それは必要のない治療です。クリニックが継続をどれだけ勧めたとしても、別な治療を検討したり、他の楽しいことにお金を使ったほうが幸せです。
基本的に10回程度のIPL治療を行って変化が出なかったシミは、そのあと何回繰り返しても消えていくことは期待できません。これはフォトフェイシャル・フォトシルク・ライムライトなど全ての器械に共通です。1年以上、10回以上にわたって効果を感じられている人のある程度の割合は、日焼け対策がじゅうぶんではないために新しいシミが次々と出てきているためにIPLの治療効果を長期間感じられていると推測されます。
効果が薄いと感じた時には、漫然とIPLの治療を継続するのではなく、深いシミにまで反応するQスイッチヤグレーザーやQスイッチルビーレーザーなどに切り替えていくと良いと思います。
2.トラブルが少ないわけではない
IPLは痛みや腫れ、赤みなどのダウンタイムが少なく、トラブルも少ない治療だと思われていらっしゃる方が多いのですが、ここにも誤解があります。
IPLは比較的ダウンタイムは少なめですが、治療自体には痛みがあります。年に数人は途中で長く休憩を入れたり1回の治療の中での照射回数を減らしたり、場合によっては途中ギブアップされます。そのくらい刺激がある治療です。また、数日赤みが落ち着かない方もいらっしゃいますし、シミ自体は最初の数日だけは一時的に濃く見えますので、直近に大切なご予定がある方には勧められません。
そしてIPL治療は比較的ヤケドが多い治療です。治療を担当する医療従事者の技術が治療結果に大きく影響するからです。技術の差があっても効果にはそれほど差はでませんが、ヤケドなどのトラブルの可能性は大きく変わってきますので注意してください。治療期間中は日焼けにもかなり神経を使ってあげないと、ヤケドのリスクが上がってしまいますので、特に夏場は気をつけてあげる必要があります。
肝斑にも一部効果があると言われてはいるようですが、実際には濃くなっているケースがほとんどです。薄くなったという症例を見てみると、本当に肝斑かどうかが疑わしいケース(単なるシミ)も混ざっており、照射している強さも肝斑に刺激を与えないように通常よりかなり弱くしています。肝斑は表皮の一番深いところに位置しているわけですから、出力を弱めて深い部分の効果が出るというのは論理的に考えて疑問です。また、肝斑の集中的治療と称して内服薬も同時進行で飲んでいるケースも多く、そういった場合には内服薬の効果による肝斑改善という可能性が高いです。肝斑に対するIPLの治療は、現時点では慎重に判断する必要があると思います。
3.治療費が安いわけではない
IPLは必ずしも安価でできるシミ取り治療ではありません。仮に5回前後の治療が必要になった場合、クリニックによっては15万円から20万円の治療費が必要になる場合もあります。これが医師の治療であればまだ納得できる金額ですが、多くのクリニックでは看護師が治療を担当します。15万円あると、クリニックによってはレーザートーニングを1年間継続することも可能ですし、他の治療と組み合わせてトータルで綺麗になることも可能です。シミ取りだけでいくらお金をかけていくのか、ということを最初に計画しておくと良いと思います。
キルシェクリニックができること
東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは、IPL治療ではなくQスイッチヤグレーザーによるシミ取りを勧めています。レーザートーニングと呼ばれる手法を用いれば、日焼け肌であっても問題なくシミ取りができますし、肝斑にも効果を出すことが可能です。料金もチャレンジしやすいものにしており、両ホホのモニター価格は格安の7,800円(税別)です。
総院長はQスイッチヤグレーザーの治療経験が豊富で、トーニングに関してもじゅうぶんな知識と危険を持っていますので安心して相談されてみてください。