男性の精力をアップさせると評判のマカですが、育毛についてはどのような効果をもたらすのでしょうか。男性ホルモンの分泌量に影響して、薄毛を促進させてしまうのでしょうか。
それとも、何らかの働きによって育毛効果を発揮してくれるのでしょうか。マカが育毛に与える効果について、調べてみました。
マカは育毛に効果あり!その理由は?
結論から書くと、マカには育毛効果があります。
しかも男性だけではなく、女性に対しても効果を発揮してくれるのです。その理由はアミノ酸の含有量が多い、亜鉛が含まれている、血行促進効果があるという3つです。それぞれ、どのような形で育毛効果や薄毛防止効果を発揮しているのでしょうか。
1.アミノ酸含有量が多い
頭髪はケラチンというタンパク質からなっていますが、このタンパク質は食物から摂取することができません。体内にある18種類のアミノ酸から合成するしかありません。
頭髪の成長を促すためには、この18種類のアミノ酸を積極的に摂取する必要があるということになります。
マカにはこの18種類のアミノ酸のうち、アルギニンとリジンが多く含まれています。
いずれもケラチンの生成に必要なアミノ酸で、特にアルギニンはケラチンを生成するアミノ酸の9%を占めており、18種類の中では4番目に多いものです。
マカを摂取することでアルギニンとリジンの摂取量を増やせば、ケラチンの生成量が増加し、頭髪の成長促進が期待できるのです。
2.亜鉛が含まれている
ただ、アミノ酸をたくさん摂取するだけで頭髪の成長が促進されるのかというと、答えはノーです。
アミノ酸からケラチンを生成するためには亜鉛の働きが必要になるためです。もし亜鉛が不足すればケラチンが生成できませんので、せっかくの潤沢なアミノ酸が「宝の持ち腐れ」となってしまいます。
ただ、マカの場合はこの心配はありません。
なぜなら、マカには亜鉛も多く含まれているためです。これによってケラチンの生成が促進されるため、マカの豊富なアミノ酸をちゃんと生かすことができるようになり、育毛効果につながってくれるというわけです。
亜鉛の吸収率は5~40%で、ミネラルの中でも比較的悪い方だとされています。ビタミンCには亜鉛の吸収率をアップさせる働きがありますので、一緒に摂取することで少しでも吸収率を40%に近づけるようにしていくのがオススメです。
3.血行促進効果がある
上にも書きましたように、マカにはアルギニンが多く含まれていますが、アルギニンには血行を促進させる働きがあります。これが、頭髪の成長力アップにつながっているのです。
頭髪の成長のためには毛根まで十分な栄養分が届けられる必要がありますが、栄養分を届ける役割を担っているのが血液です。もしストレスや動脈硬化などによって血行が悪化してしまうと、毛根に十分な栄養分が届けられなくなってしまいます。
栄養分が足りないと頭髪の成長が抑制されますので、頭髪の成長サイクルが乱れ、薄毛の原因となってしまうのです。
マカに含まれているアルギニンによって血行を促進させることができれば、毛根に十分な栄養分を届けることができるようになります。
これによって頭髪の成長が促進され、育毛効果につながるのです。
AGA(男性型脱毛症)の治療薬であるミノキシジルは、頭皮の血管を拡張して血流を促進させる効果があります。マカに含まれるアルギニンには、似たような効果があると考えていいでしょう。
マカは男性ホルモンを増やすわけではない
ただ、マカというと「精力アップ」のイメージが強すぎて「男性ホルモンが増えてしまうのではないか」と心配してしまう人もいるかもしれません。
男性ホルモンの増加はAGAの原因である由来物質のDHT(ジヒドロテストステロン)の増加にもつながり、薄毛を促進させてしまうからです。実際、筋肉トレーニングによって男性ホルモンが増加すると、薄毛が進んでしまうことが分かっているくらいです。
では、マカの場合はどうなのでしょうか。結論を書くと、マカによって男性ホルモンは増えません。男性ホルモンのようなステロイドホルモンの原料はコレステロールですが、マカにはコレステロールは含まれておらず、男性ホルモンの分泌量増加にはつながりません。
実際、マカによって男性ホルモンの分泌量が増えたという研究結果は報告されていません。
マカが精力をアップさせるのは、アルギニンなどの働きによって体に活力を与えてくれるためで、男性ホルモンを増やしてくれるためではないのです。
男性だけではなく女性にも効果ありとされているのは、性ホルモンの分泌量に影響していないからなのです。
マカは優れた育毛効果を発揮してくれるうえ、AGA進行のカギを握っている男性ホルモンの分泌量増加にはつながりません。
精力アップだけではなく、発毛力アップのためにマカを摂取するのも、オススメといっていいのではないでしょうか。