保湿剤は皮膚を守るために非常に重要な役割を果たしている。しかし、適当な量を適当に塗っていては、効果を十分に発揮できないことをご存知だろうか。
そこでこの記事では、「保湿剤の役割」、「保湿剤の正しい塗り方」、「保湿剤を塗るためのポイント」、「保湿剤の選び方」についてまとめた。
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保湿剤の役割
保湿剤はその名の通り、水分が皮膚から逃げないようにしたり、皮膚に水分を与える役割がある。
通常、健康な皮膚にはバリア機能がある。このバリアが、水分が皮膚から逃げるのを防いでくれたり、外部からの刺激から守ってくれているのだ。しかし、なんらかの理由でこのバリアが剥がれてしまうことがある。
その原因となるのが「皮膚の乾燥」だ。皮膚における脂分が不足してまうと、皮膚は乾燥してしまう。これがいわゆるドライスキンと呼ばれるものである。
ドライスキンになると皮膚を守ってくれていたバリアが剥がれ、外からの刺激を過度に受けるようになる。その結果、肌が大きなダメージを受けてしまうのだ。
これらのダメージから皮膚を守るために、保湿剤を毎日塗ってスキンケアをすることが重要なのである。
保湿剤の正しい塗り方
保湿効果を最大限に引き出すためには、保湿剤を正しく塗ることが非常に重要である。以下の3ステップのように保湿剤を塗ると効果的だ。
1:手を洗ってから、保湿剤を手に取る
まず、手を清潔してから保湿剤を手に取る。薬を取る量の目安は、人差し指の指先から第一関節程度で良い。この量で、手のひら2枚分の面積に保湿剤を塗ることができる。
実際にこの量を使うと、「少し量が多いかな」と思うかもしれない。しかし、少しベタついているくらいが、実は理想的な量なのだ。
2:取った保湿剤を数カ所に置く
第一関節分の塗り薬を手に塗ったら、それを保湿したい部分の数カ所に点在させる。例えば顔に塗るのであれば、おでこ・左右の頬・鼻・あごの5カ所に点在させると良い。上腕に塗るのであれば、腕の関節から肩まで、等間隔に保湿剤を点在させると良いだろう。
3:手のひらで丁寧に塗る
最後のステップ3は、ステップ2で点在させた保湿剤を塗る段階だ。
色々な人から話を聞いていると、保湿剤を指先で塗っている人は意外と多い。しかし、これだとムラがでてしまう可能性があるため、実はあまり良い方法であるとは言えないのだ。ではどうすれば良いかというと、塗るときは「手のひら」を使うのが効果的である。
手のひらを使って塗ることにより、ムラなく丁寧に塗ることができる。この時に、体のしわに沿って塗ることによって、保湿剤がより皮膚になじみやすくなるので、保湿効果が高まる。
保湿剤を効果的に塗るためのポイント
先ほどの、「保湿剤の正しい塗り方」に加えて、以下のポイントに気を付けて塗ると、より効果的だ。
入浴後5分以内に塗る
最初にも書いたが、保湿剤は皮膚から水分を逃がさないために塗る。そのため、水分を皮膚が十分に吸収している入浴後に塗るのが最も効果的だ。塗る時間はお風呂からでてから早ければ早い方が良い。5分以内に塗るのがベストだろう。
皮膚に水分を補給してから塗る
入浴後以外に塗る場合は、水や化粧水を使ってから保湿剤を使うと効果的である。繰り返しになるが、保湿剤の役割は「皮膚から水分を逃がさないようにする」ことだからだ。このように保湿剤を使う前に、皮膚に水分を与えることにより、効果的に保湿効果を得ることができる。
適切な量を塗る
保湿剤を薄く塗り広げて使っている人もいるが、それでは効果が半減してしまう。先ほども書いたが、人差し指の指先から第一関節くらいまでの量を、手のひら2枚分の面積に丁寧に塗るのが効果的だ。もっと分かりやすく言うと、少しテカっている程度がちょうど良い量である。
保湿剤の選び方
保湿剤にはクリーム、ローション、乳液など多くのタイプが販売されているが、自分が好きなものを選んで使えば良い。
クリームは傷口に塗ると染みやすいが、ベタつきにくいという利点がある。また化粧水や乳液は刺激性があるものの、さっぱりとしていて使用感が良い。好みは人それぞれ大きく分かれるので、色々なものを試して、好みのものを使うのが1番良いだろう。
また季節によって使い分けるという方法もお勧めだ。
例えば、乳液やローションタイプは春~秋に使いやすい。
夏であれば、さっぱりとした化粧水が適しているだろう。
秋や冬など乾燥しやすい季節は、皮膚を覆う効果に優れたクリームタイプものを使うと良い。ただし、クリームは秋・冬だけではなく1年を通して使いやすいという特徴がある。
繰り返しになるが、保湿剤の役割は「乾燥を防ぎ、皮膚へのダメージを防ぐこと」だ。健康な皮膚を保つためには、乾燥している時にだけ塗るのではなく、1年を通して保湿剤を塗りスキンケアをすることが重要なのである。