どれだけ自分に合った化粧品を使用して、正しくスキンケアをしていても、食生活が乱れていると美しい肌を作ることができないといわれています。どのような食べ物を摂取すればよいのか確認していきましょう。
化粧品やスキンケアだけで美肌はつくれない
美肌を作るためには、肌に合った化粧品を使用するとともに正しい方法でスキンケアする必要があります。しかし、それだけでは美肌を作ることは難しいです。食生活や運動習慣、入浴などさまざまな分野において肌によいことを継続すると、美肌を作ることができるといわれています。
食事は内側からの美肌ケアにつながる
栄養バランスが悪い食生活は、内臓機能の低下や血流の悪化を招きます。血行が悪化すると、肌に悪影響が及びます。このような状況を招かないように栄養バランスのよい食事を心がけることで、身体の内側からの美肌ケアにつながるでしょう。
バランスのとれた栄養摂取を心がける
栄養バランスに優れた食事を継続して摂取することで、美肌を作ることができるでしょう。主食と主菜、副菜をバランスよく摂取しましょう。また、ミネラルやビタミンなども美肌を作るために必要な栄養素です。
ビタミンの種類
ビタミンは、野菜や果物に多く含まれています。それぞれどのような働きがあるのか確認していきましょう。
・ビタミンC
肌の老化を招く活性酸素を取り除く抗酸化作用を持ち、肌の弾力を作るコラーゲンの生産にも欠かせない成分です。また、ストレスを和らげる副腎皮質ホルモンを作るために必要な栄養素でもあります。体内に蓄積させることができないので、毎日摂取することが望ましいです。
・ビタミンB群
タンパク質やエネルギーの代謝を促す栄養素です。また、衰えた肌の新陳代謝を促したり、疲労を解消させたりする働きもあります。
・ビタミンA
抗酸化作用を持ち、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。
・ビタミンE
強い抗酸化作用を持ち、血行を促進させる働きもあります。血行が促進されると、肌の健康を保つために必要な成分が肌に行き届くようになるため、美肌に繋がります。
具体的に何を食べればいいのか
美肌を作るために、次のような食品を摂取しましょう。
・豆類
女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンが含まれています。また、肌を作るために必要なタンパク質も豊富に含まれています。
・ごま
抗酸化作用を持つセサミンが含まれています。
・海藻類
すこやかな身体を保つために必要なミネラルが豊富に含まれています。また、食物繊維も豊富なので便通やダイエットにも良い効果が期待できます。ただし、海藻類のうち昆布だけは糖質がやや多いので、昆布を食べ過ぎないようにしましょう。
・野菜類
さまざまなビタミンやミネラルが含まれています。抗酸化作用を持つ野菜も多いです。
・魚類
体内で作ることができない必須脂肪酸が含まれています。肌の乾燥を防ぐ成分も含まれています。
・きのこ類
腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれています。
・イモ類
食物繊維やビタミンを豊富に含み、うるおいとハリのある肌を作るのに役立ちます。ただし、同時に糖質も多く含むものが多いので、ダイエットをしたい方などは食べる量に気をつけましょう。
腸内環境と美肌の関係
腸内環境が良好に保たれていれば、肌の老化を招く活性酸素を排除することができるといわれています。逆に、腸内環境が悪い状態では、肌だけではなく全身の細胞が活性酸素によって酸化します。活性酸素による攻撃で肌にシミやたるみ、シワなどができるため、肌の状態を見ることで腸内環境の状態を知ることができると考えられています。
よい腸内環境とは
腸内には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌が生息しています。日和見菌が7割、善玉菌が2割、残りの1割が悪玉菌である状態が、よい腸内環境だと言えます。偏った食生活やストレスなどの原因で腸内細菌のバランスが崩れると、便秘や下痢などの症状が現れます。また、腸内で発生して排出されないまま滞った毒素やガスが血管を通じて全身に行き渡り、肌にもその悪影響が及ぶことがあります。
善玉菌が悪玉菌よりも多い状態では、善玉菌が悪玉菌の増殖を抑えるといわれています。さらに、悪玉菌によって作られる発がん物質の生産を抑制したり感染症を予防したりする働きもあります。また、善玉菌は腸内でビタミンB1とB2、B6とB12、ニコチン酸、ビタミンKなどを生産します。それに加えて、腸管の粘膜が持つ免疫力を高める作用もあります。
腸内環境を整えるための食べ物とは
善玉菌を増やすことが腸内環境を整えることに繋がります。善玉菌の一つである乳酸菌を含むヨーグルトやチーズ、漬け物などを摂取しましょう。善玉菌は便中に排泄されるので、毎日継続的に摂取することが望ましいです。また、善玉菌は生きて腸まで届かなければならないといわれることがありますが、実際には死んでいても問題ありません。
また、善玉菌の栄養源となるオリゴ糖や食物繊維を摂取することで、善玉菌を増やすことができます。オリゴ糖は、アスパラガスや玉ねぎ、にんにくやバナナに多く含まれており、食物繊維は果物や野菜、きのこ類全般に含まれています。