美容鍼による内出血

 

「美容鍼を受けたいのですが、内出血は大丈夫でしょうか?」

初めてお問い合わせいただくお客様から一番多くいただくご質問です。

背中などの体幹部は我慢できても、大事なお顔の内出血を心配されるのは当然のことと思います。

そこで、本コラムは、美容鍼による内出血について分かりやすく解説させていただきます。

美容鍼による内出血のメカニズム

鍼による内出血は、例えば机の角に体をぶつけたときにできる「青アザ」によく似ています。

「青アザ」は体をぶつけたことで毛細血管が傷つき、そこから血液が皮下組織に漏れることで起こります。 同様に、鍼を刺すと毛細血管を傷つけることがあり、そこから血液が皮下組織に漏れます。その際に漏れた血液を上手く皮膚の外側に出せれば内出血にはなりづらいのですが、何らかの理由で漏れた血液が皮下組織に残ってしまうと、目に見える青紫色や黄色の内出血になってしまうのです。また、その際に漏れた血液の量によって、内出血の大きさ(数ミリ~1円玉大が殆ど)が変わってきます。

それから、鍼の太さも内出血に影響すると考えられます。物理的に考えて、太い鍼のほうが毛細血管を傷つけやすく、内出血を起こしやすいと言えるでしょう。

内出血が起こりやすい人

顔には多くの毛細血管が通っています。毛細血管の血液の流れが悪くなると、毛細血管自体に酸素や栄養が不足し、もろくなってしまいます。毛細血管の流れが悪くなる原因としては、病気(糖尿病、高血圧、高脂血症など)、タバコ、加齢、遺伝的要因などが挙げられます。これらの原因でもろくなった毛細血管が多い方は、ちょっとした刺激で毛細血管の壁が壊れるため、内出血しやすくなります。 また、壊れた血管壁を修復する能力や出血を止める血液凝固能力が低い方は、一度出来た内出血が長引きやすくなります。 一概には言えませんが、以下の方は内出血をしやすいと考えられます。

 

1.高齢の方

若い方より、高齢の方のほうが毛細血管の壁がもろくなっている傾向にあるため、内出血をしやすいと考えられます。また血を固める能力も低くなる傾向にあるため、内出血が消えるまでの時間が長くなると考えられます。

2.ワーファリンなどのお薬を服用されている方

ワーファリンなど血液をサラサラにするお薬を飲んでいらっしゃる方は内出血をしやすく、内出血が消えるまでの時間が長くなると考えられます。

3.普段から身体にアザが出来やすい方

普段から身体にアザが出来やすい方は、同様に、顔鍼による内出血をしやすいと考えられます。

内出血はどのくらいで消える?

鍼による内出血は、上記にてご説明したとおり「青アザ」と同様のものですので、通常は小さいもので数日~大きいもので2週間程度で消えていきます。
消えるまでの期間は、お客様それぞれの体質や、内出血時に漏れた血液の量などによって変わります。また、内出血の多くは、コンシーラーなど市販の美容製品で薄く目立たないようにすることができます。


↓ここまで大きい内出血は稀ですが、消えるまでの経過を写真で掲載いたしましたのでご参考ください↓

 

美容鍼による内出血を防ぐことはできる?

残念ながら、刺鍼による内出血を100%防ぐ方法はありません。毛細血管を完全に避けて鍼を打つことは不可能だからです。一方で、施術者側の工夫・努力・技術として、出来るだけ内出血のリスクを抑えることは可能です。

 

1.細い鍼を使う

前述したとおり、細い鍼のほうが毛細血管を傷つける可能性が低くなります。

2.刺鍼(鍼を打つ)技術を高める

鍼を丁寧に真っすぐ打つことで、毛細血管を傷つける可能性が低くなります。

3.抜鍼(ばっしん:鍼を抜く)技術を高める

お顔から鍼を抜く時に、出来るだけ皮下に出血した血液を外側に出してあげることで、内出血を起こしにくくしたり、内出血の範囲を狭くすることが可能です。特に、瘀血(おけつ)といって滞った汚れた血液が溜まっていると出血しやすいので、瘀血を身体の外に出してあげる技術が重要になります。

麻布ハリークの美容鍼

当サロンでは、内出血のリスクを抑えるためにも、0.10mm~0.18mmの最も細い鍼を使用しています。また、内出血のリスクを低減させる刺鍼技術・抜鍼技術を研究し、サロン内教育を徹底しております。施術後に内出血の可能性がありそうな場合は、すぐにアイシングいただいて炎症を抑え、内出血の拡がりを防ぐようにしております。

「目に見える部分の内出血を絶対に起こしたくない」というお客様には、お顔に鍼を打たずに、髪の毛で隠れる頭部からの引き上げで美容鍼施術をすることが可能です。「フェイスラインは我慢できても、目の近くの内出血は避けたい」というお客様には、お目元付近を避けて美容鍼施術をすることも可能です。

また、特に、結婚式や撮影といったイベントを控えていらっしゃるお客様は、イベント直前に初めて施術を受けられるよりも、一度事前に施術を受けていただき、ご自身が美容鍼による内出血をしやすい体質なのか、しにくい体質なのかをご確認いただくことをお勧めしております。ご心配な点は、いつでもご相談くださいませ。

 

 

 

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