臭いの原因は「汗」!
「体からなんとなくイヤな臭いがする」という場合、汗が原因となっていることが多いのです。
汗は、全身の皮膚に分布する汗腺から分泌され、体の老廃物を排出したり、体温の調整を行ったりと大切な役割を果たしています。しかし、その汗が放置され、皮膚表面の常在菌によって分解されると、悪臭を放つ元となります。
腋臭症(わきがしょう)とは
汗の放置による体臭の代表的なものとして、腋臭症(わきがしょう)が挙げられます。腋臭症とは、汗をかくことでわきの下が不快な臭いを放つ症状のことをいいます。
わきの下など、硬い毛が密集している部分にはアポクリン汗腺という器官が分布しています。
そこから分泌された汗が、皮膚の表面や毛穴に生息する細菌に分解され、汗に含まれる脂質と混じり合うことで独特の臭いを放つのです。
特にわきの下は、毛が密集しているために湿度が高く、細菌が繁殖しやすい環境のため、臭いやすいのです。
わきがは遺伝する?
実は、わきがは優性遺伝します。
具体的に言うと、片親がわきがの場合は子に50%の確率で、両親ともにわきがの場合には子に80%の確率で遺伝するのです。
服に黄色い汗染みができたことがある場合、アポクリン腺がありそうだと思われます。
友人や家族にわきの臭いを指摘されるととても気になり、常に臭っていないか意識してしまいますよね。
過剰に気にしてしまう場合には、一度皮膚科を受診し、わきが専門外来を紹介してもらって、納得がいくようにするのがいいでしょう。
今日からできる予防法
遺伝とはいえ、対策をしっかりすることで臭いの広がりや臭いの現認である菌の繁殖を防ぐことはできます。
■清潔に保ちましょう
これは必須です。お仕事の環境にもよりますが、肌着などをこまめに取り換えたり、市販のボディペーパーなどで肌の汚れをこまめにふき取ったりすることが大切です。
■食生活に気をつけてみましょう
アポクリン汗腺から分泌される脂肪も臭いの一因ですから、肉類などの動物性脂肪を抑えるようにしましょう。また、刺激の強い香辛料やタバコ、アルコールもアポクリン汗腺の発達や発汗量の増加につながる一因です。
体内の臭い物質を取り込んで排出する食物繊維などの食事を取り入れ、体の中から対策することも重要です。
まとめ
いかがでしたか?
上記の予防法を続けてみても効果がない場合は、形成外科でアポクリン汗腺を皮膚ごと取り除く方法もあります。しかし、多少は手術跡が残ってしまうので、医師とよく話し合ってから決めるようにしてください。
また、病気が原因で体臭が出ている可能性もないとは言いきれません。一人で悩まず、皮膚科の医師に相談してみるのも良いでしょう。
体臭改善ついでに自身の食生活なども見直すことができ、一挙両得ですね。
汗を大量にかく夏はすぐそこです。体臭を気にせず楽しめるよう、今から予防してみましょう♪