おとなが水疱瘡になった時の治療法とは?市販薬でも治る?

水疱瘡は幼少期に発症やすく、10歳までにほとんどの子どもがかかるといわれています。

しかし今までかからなかった方は大人になってからかかる可能性は十分にありますし、まれに2回かかる人もいます。

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おとなの水疱瘡の特徴

おとなの水疱瘡の特徴として、子どもに比べ症状が重い傾向にあります。重症化して入院する場合もおとなの場合の方が断然多いようです。

初期症状:高熱がでる

水疱瘡の初期症状として、発症する2日くらい前から発熱します。

子どもの場合は37度くらいの微熱ですが、大人は38度前後の高熱がでます。高熱のため激しい頭痛が起き、食欲が減退します。

 

発症:全身に発疹がでる

発熱後、まもなく赤く小さい発疹がぽつぽつとあらわれます。最初は数個程度で、虫さされと間違うこともありますが、発疹はやがて次から次へと全身にあらわれます。

子どもの場合、発疹はお腹や顔程度ですむこともありますが、大人の場合は状態がひどく、口の中や舌の先にまで出ることもあります。

発疹に伴い激しい痛みが全身を襲い、さらに熱が上がります。39度近くまであがる人もいます。

倦怠感がひどく、インフルエンザの時のような筋肉痛みも起きます。

最初にできた発疹は1日程で水ぶくれに変わりますが、発疹は3日から5日かけて次々に全身に出現し、やがて水ぶくれになります。ニキビや湿疹のような皮膚症状がでる場合もあります。症状が重い人は症状がさらに長引くでしょう。

口の中に水ぶくれができた場合は食事があまりとれない状態になります。

 

発症から3日-1週間:熱が下がり始め、水ぶくれがかさぶたになる

早い人で発症から3日目くらいから熱は微熱になり、1週間ほどで下がるでしょう。しかし重症の場合はさらに高熱が続くこともあります。

水ぶくれやニキビが体全体を覆っているのでまだ倦怠感がひどく、体の痒みや痛みもあり、起き上がれない状態でしょう。

この頃から最初にできた水ぶくれがかさぶたになり始めます。やがて黒くなり剥がれ落ちて治ります。

全身の水ぶくれが完全なかさぶたになるまで1週間はかかりますが、それまで外出は控えましょう。

 

数週間-数カ月

全身にできた発疹やニキビが水ぶくれからかさぶたになり、完全に剥がれ落ちるまで3週間ほどかかるでしょう。症状がひどい人の場合、完全に元の肌の状態になるまで、数ヶ月かかることもあります。

水ぶくれの状態はかゆみがとても強いことが多く、痒くて掻きむしってしまうと雑菌が入って化膿してさらに悪化し、また患部が陥没して痕が残ることがありますので気をつけましょう。

またみずぶくれの中の液体は水疱瘡ウィルスを含んでいますので、入浴の際など水ぶくれが破れないように注意しましょう。液体が他の箇所について発疹が広がることもあります。

 

水疱瘡の治療法

抗ウイルス薬を服用する

水疱瘡を発症したら基本的に皮膚科を受診します。

水疱瘡と診断されたら、一般的に「塩酸バラシクロビル」「アシクロビル」という抗ウイルス薬が処方されます。

発症してから2日以内に服用すれば、ウイルスの増殖を抑え重症化を防ぐことができますので、できるだけ早急に受診しましょう。それ以上経過してしまうと、効果があまりなくなってしまいます。

抗ウイルス薬は医師の処方箋が必要な医療用の医薬品ですので、市販されていません。

また副作用がでる人もいますので、腎臓機能が弱い方は医師に相談してください。

 

塗り薬を塗る

発疹ができた箇所に塗る「フェノール亜鉛華リニメント」や「アシクロビル」の軟膏が処方されます。

発疹が水ぶくれ、かさぶたになるのを早めてくれ、かゆみ抑える働きもあります。

かゆみがひどい場合は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬が処方されることもあります。

 

市販薬でも治る?

人間には自然治癒力があるので、病院に行かなくても結論から言えば治るでしょう。

しかし前述したように、おとなの水疱瘡は重症化することが多いので、状態を長引かせないため、また周囲にうつさないためにも医療機関を受診したほうが賢明です。

高熱が出たからといって自己判断で市販の解熱剤などを飲むと思わぬ副作用がでる場合がありますので危険です。

かゆみや炎症をおさえる軟膏やクリームなどの市販薬を追加する程度なら問題はないでしょう。

 

予防接種をうけましょう

日本ではほとんどの子どもが予防接種を受け、水疱瘡は一度かかると抗体ができ大人になって2回目にかかることはほとんどありません。しかしワクチンの免疫機能は20年くらいで落ちていくといわれていますので、とくにまだ水疱瘡にかかったことのない方は、予防接種を受けておいた方がよいでしょう。

予防接種を受けてもかかることはありますが、一般的に軽い症状で済むといわれています。

 

まとめ

家族や周囲への感染予防のためにも、水疱瘡を疑ったらすぐに医療機関を受診した方がよいでしょう。

水疱瘡は早期の治療と予防接種が重症化させないポイントです。

また普段からバランスのよい食事や軽い運動を取り入れるなど、免疫力を高めておくことも大事です。