ピルをのむと太る?ホルモンバランスを整えるためのセルフケアです!

前回の記事で、ピルは薬でホルモンバランスを整えるものというのがわかっていただけたと思います。

低用量ピルでは副作用で太るということはないようですが、頭痛や吐き気などの反応が出てしまう方もいるようです。

自己判断ではなくて、お医者様に相談して処方してもらいましょう。

今日はホルモンについてもう少し細かく知っていただき、ホルモンバランスを整えるためのセルフケアをご紹介します。

女性ホルモンはどこから作られるの?

脳から指令が出て卵巣から分泌されます.
脳の視床下部➔下垂体➔性腺刺激ホルモン分泌➔卵巣➔エストロゲン・プロゲステロン分泌

脳にある視床下部、下垂体は女性ホルモンの司令塔です。脳から指令が下ると性腺刺激ホルモンが分泌されます。すると卵巣が働き、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが分泌されます。情勢の生理周期に伴う毎日の体調変化は、このふたつのホルモンによって調整されています。

ホルモンの流れは脳が見張っていてエストロゲンやプロゲステロンの量が多いと指令を控え、少ないともっと出すようにと脳から指令を出しホルモンの調整を行っているのです。女性ホルモンをつかさどる脳の視床下部、下垂体はメンタルな影響を受けやすくストレスに敏感に影響される器官ですので精神状態も大きくかかわります。

✿エストロゲン(卵胞ホルモン)
女性らしさを作るホルモンです。女性らしい体つきを作り、子宮に作用して、妊娠に備え子宮内膜を厚くしたり、受精卵の着床を助けたりします。ところが今は違います。20年ほど前からエストロゲンは自律神経、感情の働き、骨、皮膚、粘膜、関節、筋肉、胃腸、脳の働きまでもエストロゲンが大きくかかわっていることがわかりました。

✿プロゲステロン(黄体ホルモン)
妊娠を助けるのホルモンです。受精卵が子宮に着床すると、子宮内膜の状態を妊娠の為に整えてくれます。妊娠していなければ子宮内をお掃除してくれるホルモンです。

ホルモンバランスが崩れるとどうなる?

精神面

自律神経の乱れ

自律神経の調整をしているのは脳の視床下部です。自律神経の乱れはホルモンの分泌にも影響をあたえます。ストレスから月経がとまってしまうのはこのためです。
だるい、疲れやすくなります.

疲れには過度に体を動かしたりすることで起こる筋肉的な疲労と、ストレスなどで起こる精神的な疲労があります。どちらの疲れも不規則な生活や、体を酷使する生活を続けていてはリセットされる機会がなく日々だるさを感じながら生活することになります。

対策
・体も心も休めてあげる。こんな時は、働き過ぎ、考え過ぎ、食べ過ぎ・・・など「すぎ」てることが多いようです。もっとリラックスしましょう。
・体を興奮させ、結果的に疲れさせてしまうカフェイン、アルコールは控えましょう。
・臓器をお掃除してくれるハーブを取り入れましょう。(ミルクシスル、ウコン、イラクサ)がおすすめです。
・ストレッチや運動で筋肉の緊張をほぐしてあげると、心も軽くなります。
・たんぱく質と緑黄色野菜をとりましょう。疲れに効果的なビタミンはこちらです。
ビタミンB1(豚肉、ウナギ、レバーなど)
ビタミンC(緑黄色野菜・ブロッコリー、パセリ、赤ピーマン、イチゴ、パセリ、ジャガイモ、緑茶など)
・ビタミンE(ナッツ類、スジコ、タラコ、アボカド、かぼちゃ、モロヘイヤ、オリーブ油など)

不眠になりがちです.

不眠の原因は多忙による疲労やストレス、生活リズムの乱れなどから起こります。疲れがたまると自律神経のバランスが乱れ、交感神経(活動しているときに働く神経)が副交感神経(リラックスするときに働く神経)に切り替わらなくなって、リラックスできずなかなか眠りにつけません。

対策
・香りでリラックスへ導くアロマで眠気を促しましょう。こんな時はラベンダー、カモミール、マンダリンがおすすめです。
・難しい本を読む。人間の脳は安定を好むので難しい物事に出会うと休む方向に働くそうです。逆に夢中で読んでしまう本は脳を冴えさせてしまうこともありますので注意しましよう。
・激しい運動ではなく、軽いストレッチで体の体温を上げ、体温が下がったころ布団に入ると眠りのスイッチが入りやすくなります。
・睡眠1時間前から照明をおとしましょう。
・きつい下着やインナーを着て寝ると血行が悪くなり眠りを妨げますので楽なかっこうで眠りにつきましょう。
・枕の高さは女性の場合、首の後ろにあたる部分が7センチ前後、後頭部に当たる部分が5センチ前後の高さのものが理想です。

物忘れが多くなったり、記憶力が低下したりします.

エストロゲンの減少は脳の働きを低下させて物忘れの原因になります。忙しい毎日が続き、肉体的にも精神的にも疲れがたまってくると、脳も疲労し、集中力が低下することで物忘れがおおくなります。

対策
・忘れそうなことはメモをする習慣をしましょう。
・全身の血行促進は脳を助けます。ストレッチやヨガなどで硬くなり始めた関節や筋肉を動かし血行を良くしましょう。
・脳を刺激するアロマの香りを活用しましょう。こんな時は、ローズマリー、ペパーミント、ジュニパーなどがおすすめです。
・ガムも効果あり。顎を動かすことで脳の血流がよくなります。
・半身浴や腰湯で汗をかき、血行を良くしてあげましょう。
・脳内の伝達物質でもあるリン脂質を摂取しましょう。リン脂質はDHAやEPAが豊富な青魚に多く含まれています。脳の血流を良くするイチョウ葉エキスも効果的です。

不安、いらいらしやすくなります.

生理前、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が多くなる黄体期は、心身共に不安定になります。神経が刺激されやすく、ちょっとのことでイライラしたり、不安になったり神経が不安定になりメンタルに響いてしまいがちです。

対策
・ハーブでリラックスしましょう。不安、落ち込み、候うつ作用があり、イライラを抑えてくれるアロマオイルはクラリセージ、イランイラン、ゼラニウムです。無気力な気持ちを引きたてるにはローズマリー、ペパーミント、ローズ、フェンネルがおすすめです。
・呼吸が浅くなることで、活力がなくなってしまっているのかもしれません。気功やヨガなどで、呼吸を深くする意識をしてみてください。
・がんばりすぎのストレスが考えられますのでゆっくりする時間をつくりましょう。
・朝食をきちんととりましょう。お腹がすいているときにイライラするのは、脳の働きに必要なブドウ糖の不足によるもの。朝食を抜くと午前中に集中力がなくなるばかりかイライラの原因になります。
・いらいら、ストレスは、体内のビタミンを大量に消費します。イライラしやすい時は、キウイやグレープフルーツなどのビタミンCを積極的にとりいれてください。

美容面では

お肌が乾燥しやすくなります。

水分量や肌のコラーゲンが減るのはエストロゲンの低下が原因です。女性の体内の状況を良好に保つ働きをしているエストロゲンは肌の老化を防ぐ抗酸化成分の代表的なホルモンです。老化は年を重ねることではなくて、エストロゲンの量がへることなのです。

対策
・季節にかかわらず、紫外線ケアを忘れずにしてください。
・肌荒れを起こし化粧水がしみたり、かゆみを感じるときは、しみるものはやめて、ワセリンや低刺激のクリームなどで水分の蒸発を防ぐのみにとどめましょう。
・洗顔料が強すぎないか見直しましょう。洗顔後に肌がつっぱるようだったら、低刺激なものに変えましょう。
・刺激物や甘いもの、ナッツ類の取り過ぎに注意しましょう。

吹き出物ができやすくなります。

顔に吹き出物がでるということは、体の不調を表していると思ってください。

対策
・甘いものは炎症を進めるので避けてください。
・お米にハト麦を混ぜて一緒にたいて食べるのもいいです。ハト麦は毒素を流してくれるものとして、吹き出物にもシミにもお勧めの穀物です。
・ビタミンB群を中心にビタミンC・A・Eは美肌に必須です。また、血液をきれいにして肌の抵抗力をつけてくれるハーブサプリやハーブエキスは、ミルクシスル、アーティーチョーク、ウコン、レッドクローバー、タンポポの根、イラクサです。吹き出物に悩む方はこれらの一種類はとることをお勧めします。

シワ・たるみをひきおこします。

ハリのある美しい肌はエストロゲンに影響しています。エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少すると、肌の表皮にある角質層の水分量が低下し、その奥にある真皮のコラーゲンやヒアルロン酸も減少し、肌の老化を進めます。

対策
・ストレス、疲れ、体調を整えましょう。
・季節にかかわらず、紫外線ケアを忘れずにしてください。
・肌の再生を促すローズヒップオイルで優しく顔をマッサージして柔らかい肌にしましょう。
・毎日軽い運動を日課にしましょう。
・良質のたんぱく質と新鮮な材料を使ったビタミン、ミネラルたっぷりの野菜を取りましょう。
例えば)
・ビタミンA
うなぎ、モロヘイヤ、人参、春菊、ホウレンソウ、かぼちゃ、ルッコラなど
・ビタミンC
赤・黄パプリカ、菜の花、ブロッコリー、カリフラワー、ゴーヤ、ピーマンなど
・ビタミンE
アーモンド、ツナ、たらこ、モロヘイヤ、アボカド、かぼちゃ、うなぎ、アボカドなど
・コラーゲン
ふかひれ・鶏がら・豚骨・手羽先・鶏皮・牛筋・豚足など
・ヒアルロンサン
牛筋・豚足・若鳥の骨・うなぎ・すっぽんなど

しみを誘発します。

紫外線が原因でできるシミもありますが、重いストレスや過労により、エストロゲンが減少すると、脳が、〝もっとエストロゲンを出せ!!“と指令をだします。その指令の影響が同じエリアにあるメラノサイト刺激ホルモン(メラニン色素を出させるホルモン)にも影響を与えるので、メラニンが増加されることでしみや色素沈着が起こります。

対策
・季節にかかわらず、紫外線ケアを忘れずにしてください。
・からだを温め、体の機能、基礎代謝を高めましょう。
・色素還元作用のあるビタミンC補給が大事です。ローズヒップやハイビスカスなどのハーブティーもおすすめです。

目の下のクマが寝てもなかなか消えなくなります。

まず、クマには、青っぽいものと茶色(紫)ぽいものと黒っぽいクマの3種類あります。どれも疲れが溜まっているサインなので、ゆっくり睡眠をとり休養しましょう。

■貧血も考えられますので、まずは貧血がないか調べましょう。
① 青くまの原因
目のまわりの毛細血管の血流が滞ることで起こります。顔全体の血行が悪い状態です。
対策
・体全体の血液循環を良くするために毎日軽い運動を日課にしましょう。
・ビタミンE、高齢人参エキスやセージエキスは代謝を良くする作用があります。
・頭部の血行が悪いサインですので、ゆっくり休養する。
・頭のマッサージを受けるとよいでしょう。

② 黒くまの原因
下まぶたの薄い皮膚が、年齢とともに薄くなり弱ってくるために、たるんで影ができてしまうのが黒くまです。むくみが加わるとさらに目立ちます。
対策
・むくみを防ぐために体を冷やさない。冷たい飲み物や塩分を控える。
・コラーゲンを強化したお手入れが必要です。それにはレチノールやビタミンC誘導体などのコラーゲンを増やす作用のある成分を配合した化粧品を使うといいです。
・体全体の血液循環を良くするために毎日軽い運動を日課にしましょう。
・頭部の血行が悪いサインですので、ゆっくり休養する。
・頭のマッサージを受けるとよいでしょう。
③ 茶くまの原因
小さなしみの集合体やこすることによる色素沈着や角質肥厚などが茶くまの状態です。どれもメラニン色素が関係しています。
対策
・美白ケアをしましょう。
・季節にかかわらず、紫外線ケアを忘れずにしてください。

食事
・血液の巡りをよくするために色の濃い緑の野菜を食べましょう。
(例えば、菜の花、ブロッコリー、クレソンなど)
・血管の老化を防ぐために赤い野菜を食べましょう。
(トマト、人参など)
・血液をサラサラにする食品を食べましょう。
(サバ、いわし、豆腐、納豆など)

髪のパサつき、白髪になることもあります。.

体に充分栄養がいきわたって最後の余った栄養が髪の毛にまわるといわれています。白髪は遺伝的なものもありますが、ストレスなどによる女性ホルモンの低下は髪の毛にも影響するそうです。

対策
・貧血だと全身の血行が悪く、髪にも十分に栄養がいきわたらず細く痛んでくるので貧血の人はまず改善しましょう。
・髪の原料になるたんぱく質をとりましょう。
(アーモンド、ツナ、たらこ、モロヘイヤ、アボカド、かぼちゃ、うなぎ、アボカドなど)
・たんぱく質を体に吸収するためにビタミン(A、B2、B6,E)をとりましょう。
(乳製品、卵、バナナ、ナッツ類、レバー、緑黄色野菜、ほうれん草など)
・ミネラルは毛乳頭の働きを助けます。なかでも、ヨウ素は髪をツヤツヤにし、亜鉛や銅は黒髪を健康に保ちますので積極的にとりいれましょう。
(海藻類、緑茶、ウナギ、アーモンド、アボカド、カキなど)
・毛根の血流を良くするために、頭部マッサージをしましょう。ホホバオイルに5mlにローズマリーのアロマオイルを1滴まぜて地肌をマッサージすれば、抜け毛予防になります。

口臭.

朝、起きた時や、空腹時、緊張したときは口の中がドライマウスになることで唾液の分泌が少なくなることで細菌が増殖し口臭になります。また、生理前はホルモンの変動が多いので免疫力が低下し口の渇きや口臭が気になる場合もあります。このタイプの口臭は妊娠中や更年期などにも起こることがあります。

対策
・毎食後にきちんと歯を磨く、歯垢をためない、舌ブラシを使用する、歯周病や虫歯の治療をしましょう。
・こまめな水分補給をしましょう。
・ハーブティーはセージ、ペパーミント、マロウ、フェンネルを濃いめに出してうがいに使ってもドライマウスにおすすめです。
・ビタミンB群を補いましょう。
(豚ヒレ肉、豚もも肉、ウナギ、たい、さけ、あさり、しじみ、アーモンド、納豆、卵、たらこ、ぎんなん、レバー、のりなど)

ホルモンのバランスが崩れると、美容にも健康にも影響を及ぼします。全部一度に正すのは難しいですが、知識をいれておくだけでも日々の生活が変わってくると思います。女性はホルモンと上手につきあっていければ、アンチエイジングしながら心地良い生活がおくれます。自分に当てはまることから意識的に取り入れてみてくださいね。

 

カテゴリー→ 美容
書いた日→ 2012-01-25 (水) 12:49