生まれたばかりの赤ちゃんは肌が弱く、生後しばらくは肌トラブルが起きがちです。特によだれが出始める時期は、よだれによって赤ちゃんの口周りや頬が赤くなる「よだれかぶれ」になることがあります。湿疹のようになったり、口周り一帯が赤くなったり、症状は様々ですが、できるだけ早く治してあげたいですよね。今回は、赤ちゃんのよだれかぶれ対策として、口周りや顔の湿疹をケアする方法、よだれかぶれに効く薬などをまとめました。

赤ちゃんがよだれかぶれになりやすいのはなぜ?

赤ちゃんがよだれかぶれになるのは、皮膚が大人よりも薄く乾燥しやすい状態で、わずかな刺激を受けるだけで肌に負荷がかかりやすいことが主な原因です。

赤ちゃんは口を閉じたり、唾液を飲み込みこんだりすることが上手にできず、頻繁に口周りや頬によだれが垂れてしまいます。その唾液に含まれる消化酵素の刺激で「よだれかぶれ」になることがあるのです。

よだれが垂れたまま放っておくことだけでなく、よだれを何度も拭き取ることでも、肌は刺激を受けています。母乳やミルク、離乳食も同様、口周りには様々なものが付着するので、肌荒れしないように拭き取ってあげましょう。

赤ちゃんのよだれかぶれはいつから?

赤ちゃんがよだれかぶれになりやすい時期は、生後2ヶ月以降で赤ちゃんによだれが出るようになってから。指しゃぶりが始まるのもちょうど同じ頃で、しゃぶっているうちに唾液がどんどん分泌され、それが口周りやあご、首まで垂れてしまうことも。

その後、生後6~7ヶ月頃になると、乳歯が生え始めることでさらによだれが出やすくなりますが、生後8~9ヶ月頃には口の周りの筋肉がついて、少しずつよだれの量が減っていきます。

個人差はありますが、1~3歳くらいになってよだれの量が落ち着いてくると、よだれかぶれは起きにくくなっていきますよ。

唾液腺が発達する5歳まで多少出ることもありますが、皮膚も強くなっていくので、よだれかぶれが出るほどではなくなります。

赤ちゃんのよだれかぶれは口周りやほっぺに出やすい?対策は?

赤ちゃんのよだれかぶれが起きやすい場所は口周りや頬ですが、顎や首すじにまで垂れていることがあれば、そのあたりがかぶれてしまうこともあります。

よだれかぶれを防いだり、ケアしたりするためには、こまめに拭いてあげることが大切です。ただし、お肌が過敏になっているときは、市販の口拭き(ウェットティッシュ)でも刺激になることがあるので、以下の方法で対処してあげてください。

水でよだれを洗い流す

口周りが汚れている場合は、ぬるま湯か水で洗い流しましょう。温水を使うと必要な皮脂まで取れてしまうことがあるので、熱すぎないのがポイント。ママの指の腹を使って、優しく洗い流してあげましょう。

柔らかいコットンで拭き取る

水に浸した柔らかいコットンでそっと拭いてあげるのも良いですね。拭き取った後は、清潔なガーゼで押さえるように水分を取ります。

水分をとるガーゼも、こすれば荒れてしまうので、ママがパッティングするような間隔でトントンと押さえてあげましょう。

拭き取ったあとは乾かして保湿する

拭き取った後は、水分が乾くまで待ってから保湿します。口周りに水分が多い状態で放っておくと、蒸発するときに肌の水分までとられてしまいます。ある程度水分を拭き取ってから、口周りやほっぺに使える保湿クリームを薄く塗ってあげましょう。

赤ちゃんの口周りやほっぺの湿疹に効く薬はある?

よだれかぶれによる湿疹が悪化してしまった場合は、ワセリンなどの保湿剤を塗りましょう。ドラッグストアの薬剤師さんに相談すると、適切な薬を教えてくれます。

塗ってもすぐに赤ちゃんが手で触ってしまうと、よだれと一緒になって薬が取れてしまいますが、根気よく塗り続けてください。保湿剤は皮膚の保護にもなるので、予防としても役立ちます。

肌がすでに荒れているときは、成分に気をつけましょう。大人が保湿剤として使っているものは刺激が強いため、赤ちゃんでも使える優しいものがおすすめです。

ただれていたり、血が出ていたりするようなひどい状態のときは、小児科または皮膚科に相談してくださいね。

薬を使うときの注意点

ステロイドを使うときは医師から処方されたものを適切な用法・用量で使いましょう。市販のものは、合う合わない、強い弱いの差があります。使い方次第では逆効果になるので、自己判断せず、皮膚科で相談してくださいね。

赤ちゃんのよだれかぶれはこまめな保湿が必要

赤ちゃんの肌はとても敏感で、ちょっとしたことでもすぐに荒れてしまいます。体質が影響していることもあり、誰もがよだれかぶれになるとは限りませんが、常に肌トラブルを起こしやすい状態です。日頃からこまめに保湿してあげましょう。

赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、軽度であれば自然に治まることも。ただし、薬を大量に塗り過ぎてしまうと、肌トラブルの元になります。薬をつけるときは1日3回程度で薄く延ばしてあげましょう(※1)。市販の薬であればパッチテストをするなどして、肌に合ったものを使ってあげてくださいね。