「自在館」式 湯治~TOUJI~

湯治という言葉が、最近よく聞かれるようになってきた。
少し前までは、農家のおじいちゃん、おばあちゃんが、冬の農閑期を利用して、カラダのどこか悪いところを治しに、温泉場に自炊で長期滞在するイメージがあった。
もちろん、そのようなことは昔と比べれば減ってきてはいるが、日本全国の湯治旅館は、この現代でも生き残っている。
広辞苑によると、湯治とは「温泉に浴して病気を治療すること」とある。
しかし、最近の傾向として、どうみても病気治療ではない人達、特に女性を中心に若い人たちが湯治場に訪れている。カラダの不調も多少あるだろうが、若い人たちにとっては、精神的な安定、リラックス効果を狙って滞在している人が多いという。そもそも「湯治」とは、その名の通り、温泉でカラダの悪いところを治すところから来た言葉。そして、現代の「湯治」には、カラダだけでなく、ココロも治す意味が含まれているのだ。


にはもともと「転地効果」というものがあり、日常の生活環境を変えることにより、リフレッシュすることができ、さらには温泉浴によって「癒し効果」も期待できる。そして、これも最近聞くようになった「未病」という言葉の意味は、「病気になっていない」状態だが、「いつ病気になってもおかしくない」状態という意味もある。つまり、現代人には、血圧が心配だとか、胃腸の調子が悪いとか、ストレスが蓄積されているとか、「未病」の人たちが多いのも事実。


そんな人たちには「湯治」は、非常に有効なのである。温泉に浸かることで、温熱、水圧、浮力効果などが、さまざまな刺激がカラダに伝わる。それによって、血液の流れが活発になって新陳代謝がよくなる。
デトックス効果も表れ、結果、免疫力を強める
ことができるわけだ。
つまり、昔の農閑期の湯治というスタイルから、現代版は、ストレスや生活習慣病対策としての湯治スタイルに変わりつつあるようだ。

その昔、「湯治」と言えば、1週間の滞在が基本で、それを「一廻り」と呼び、「三廻り」、つまり3週間(21日間)に渡る温泉浴の滞在が、体調を正常に戻すとされた。
現代医学でも、ヒトの生体サイクルが7日間という事も分かり、理に適っていたという事なのだ。
初日から3日目までは1日2~3回の入浴をし、湯あたりをおこしやすい4日目で入浴を休むか、1回にし、5日目から7日目まで、1日2~3回のペースに戻すというのが、ポピュラーなようだ。
「三日七廻り」(3週間)という考え方の湯治場もある。
しかし、現代に生きる私たちにとっては、3週間も「湯治」をするのは仕事を持っている人ならば困難な話。
ところが、ここ栃尾又温泉の「自在館」は少し違う。
36℃という、ぬる湯という事もあるだろうが、湯あたりしにくい泉質のようだ。
館主の星さんに聞いても、お客さんで湯あたりしたという人を、聞いたことないというから本当だろう。

湯治で気を付けなければならないのは、体調の管理。
熱すぎる温泉は、無用に心臓や体に負担をかけ、重大な病気を引き起こす可能性がある。
心筋梗塞などで、風呂場で倒れる高齢者のニュースをよく耳にするが、それは熱いお湯に入っていた場合がほとんど。ここ「自在館」の「ぬる湯」での湯治は、そんな心配はない。

現代では、温泉旅行と言えば、どちらかと言えば、療養的な意味合いよりも、観光、もしくはちょっとした骨休め的な1泊2日のスタイルが主流。
7日以上の長期滞在など、仕事を持っている人であれば難しい話。

そこで、最近になって「プチ湯治」という言葉をよく聞くようになった。それは、二泊三日か、三泊四日の滞在による小型湯治。都会で働いている人たちの、肉体的な疲労はもちろん、精神的なストレスを取るための「湯治」。そして、「未病」の人たちのための免疫力アップのための「湯治」。ということで、「自在館」では、現代湯治のスタイルを提唱している。

現在、「自在館」には、大正時代に建てられた旧館が残っていて、湯治滞在も可能となっているが、肝心のキッチン設備も老朽化し、自炊が難しくなっている。また、建物自体も相当古い年月を経ており、鍵もないので、今では1泊2食付きの、いわゆる「まかない湯治」と本館の客室での湯治を推奨している。

そこで、その「まかない湯治」が、リーズナブルな料金設定で気軽に利用できるように、連泊型・宿泊プランを新発売。
観光も兼ねた、ストレス軽減&リフレッシュ、未病対策の方には、通常の料理と湯治料理「湯治定食」が組み合わせられる「デトックス&プチ湯治プラン」。

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もちろん、通常の宿泊コース料理と比べれば、夕食の献立は少ないですが、これも「ラジウムぬる湯温泉浴」とセットにした、湯治プランの特長。都会生活で溜まったストレスや、カラダの中の不要な老廃物をデトックスしましょう!


栃尾又温泉
日本秘湯を守る会の宿
自在館
〒946-0087
新潟県魚沼市栃尾又温泉
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