どんな点に注意して洗顔石鹸を選べばよいのか?
様々な角度から比較&いろんな年代の144人の方にアンケート調査を元にランキングしました。


皆さんはじめまして、「ミキ」です。私は以前に大手化粧品会社の美容部員として働いていました。これまで数多くのお客様と接してきたのですが、その中で何人ものお肌がきれいなお客様にお肌のお手入れは何をされているかをコッソリ聞いてきたんです。
そうしたら、世間で言われていることとは違うことがたくさんあってびっくり。好奇心の強い私は、そのお客様が良いと言われたことをやってみたりしながら、実際 にいろんな専門家の方にも伺ったりしているうちに、いろんなことが分かるように なってきたんです。
そこで分かったことは、お肌がきれいな人は、どうも良い洗顔料を使っているということ。しかも、洗顔料の成分や洗浄力、製造方法等を気にしているみたい。

 

成分に注目して、自分にピッタリの石鹸を見つける!

1. 確認するところは成分! モチモチ泡はいい?

間違った美容定説= 弾力がある泡=良い石鹸 ×


元々、泡の役目は汚れを浮かせたり、クッションとなって摩擦などで肌が傷つくのを守ることです。泡の性質は、石鹸に含まれる成分が決め手です。 石鹸に含まれている脂肪酸の種類や配合量によって、泡立ちの持続力、洗浄力などが決まってしまいます。代表的なものはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などです。
最近の洗顔料ではブームなのか、泡の弾力を増すためにゲル化剤や増粘剤として多糖類が入っています。
多糖類は元々、食品の食感を変えるために作られたもの。
増粘多糖類には、キサンタンガムやタマリンドガムなどがあります。
多糖類は菌糸類(カビやきのこ類)の細胞壁の主な成分なので、栄養分となります。
肌に良いと言われているヒアルロン酸も保湿と泡の弾力を変える理由で配合されています。 増粘剤は、配合量や分子の大きさによっては、保湿の面でしっとりという感じよりもべとつく感じになる時があります。
時々、泡の固さが何時間も持続しているのを売りにされている写真を見ますが、増粘剤などが多く配合されていると思うと個人的には好きにはなれません。 現在、泡の弾力や保湿が重視されているのか、ほとんどの洗顔料に入っています。

2. 洗浄力に優れている弱アルカリの石鹸を選ぶ

間違った定説=お肌は弱酸性だから、弱アルカリの石鹸は良くない×


肌は、弱酸性なのでアルカリ性の洗顔料は良くないという説が流れていますが、
肌には復元力があり、アルカリ性の洗顔料で洗っても10分ほどで中和して元の弱酸性に戻ります。

石鹸のほとんどは、弱アルカリ性です。
毛穴の角栓や垢はタンパク質なので、弱酸性の洗顔料に比べ弱アルカリ性の石鹸の方が洗浄力は優れているからです。
洗濯の時に脂などの皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤の方が汗じみなどの汚れはよく落ちる原理と同じです。
肌に汚れや古い角質を残していたら、さらに肌が荒れていきます。
しっかりと不要な物は落すことが、美容つくりの基本です。

3. 溶けやすい石鹸は良くない?

飽和脂肪酸は固く水に溶けにくく、不飽和脂肪酸は溶けやすくなります。
では、飽和脂肪酸が多く入っていれば固くて良い石鹸というのではなく、水に溶けなければ洗浄力が落ちます。

両方のバランスが必要です。

また、保湿成分のグリセリンは水分を吸着する性質があるので、
グリセリンを多く含んでいると溶けやすいということになります。

石鹸が固すぎると泡立ちにくくて、洗浄力が弱くて肌を傷つけたり、汚れを落とせなかったりします。
石鹸が解けやすいということは、保湿成分を多く含み、洗浄力があることになりますので、良くないとは言い切れません。

4. 固形石鹸とジェル洗顔料、何が違うの?

固形状の石鹸は、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムと植物などの油脂と化学反応を起こして作られています。
また、ジェル洗顔料は中和法や釜炊き法で作られた石鹸素地を水で溶かして水分が多いので泡立ちがよく、洗い上りがさっぱりしたものが多いです。
ジェル状の洗顔料は、粘度を出すためにゲル化剤や増粘剤が入っています。

5. 洗顔石鹸の製造方法の違い

石鹸の製法には、大きく分けて3つあります。


●コールドプロセス法  \これが一番オススメ/

40°C前後の低温でじっくり鹸化するため、熱に弱い美容成分が変質・劣化しない。
水を捉える力が強いので、溶けやすいのが欠点。
完成までに 2ヶ月~6ヶ月かかるため大量生産ができません。


●釜炊き法

高温で、長く煮込んで鹸化するため、熱に弱い成分は、変質・劣化する。
一般的に無添加石鹸と呼ばれるのはこの製造法。
塩析の段階で保湿成分であるグリセリンは分離してしまう。
完成までには、5日~10日間と短い。


●中和法

高圧分解釜でグリセリンや不純物を分離。純度が高く洗浄力が強い。脂肪酸の組み合わせにより、特長のある石鹸を作ることができる。ただし、保湿成分のグリセリン等を後から足さなければいけない。
完成までの期間は、5時間程度と短いため大量生産に向いている。大手メーカーの石鹸は、ほとんどこれです。