2008年02月12日

60~70年代の少女向け雑誌で引っ張りだこだった「内藤ルネ」というイラストレーターをご存知だろうか?

これが彼の絵だ↓

40代以上の方ならどっかで見た絵だと思う。

その内藤ルネ氏、美輪明宏氏によれば、
「竹久夢二や中原淳一によって引き継がれてきた日本の叙情画を今最後に引き継いでいる」とされている。
美輪さんの影響で、「中原淳一」に興味がある俺は「内藤ルネ」も気になる存在である。もちろん絵に興味があって、男色の方はまったくですから。これだけは念を押しておく。俺は女性の後ろの方にも挿入する趣味はないので…(女衒水商売では合法だがね)


さて、その彼は昨年10月24日、伊豆の自宅にて亡くなっている。

独特の「カワイイ」イラストで一世を風靡したルネ氏も、晩年は転がる石のように転落。同棲相手の藤田氏がルネ氏に相談なしに、7億もの金をサギ師に騙され、千駄ヶ谷の豪華マンションも手放す羽目に……

そこに救いの手を差し伸べたのが男色雑誌『薔薇族』の伊藤文学氏であった…。


中野のタコシェで『薔薇族』の内藤ルネ特集号を見つけパラパラめくったら、三島由紀夫の名が目に入った。

ルネ あの人(藤田竜氏 ルネさんの彼氏?)はね。これは伊藤さん、「書く」というと彼、喜ぶと思いますけど(笑)、彼はとにかくもう、街を歩くと引く手あまたで、慕い寄ってくる人がいっぱい。しかし、なぜかそれでも私とは離れられない。それで今まできちゃいましたけどね。いちばん有名なのは、三島由紀夫さん。あの方とデキたのね。
文学 ほんとうの話なの?
ルネ ほんとうですよ。とにかく三島さんって方は、トンちゃん(藤田竜氏)のことを下士官と思っていたらしいの。
文学 はあ~。
ルネ でも下士官にしては背が高いんで、ちょっと自分の隊には入れられないっていうんで、それでかえって良かったんだけども。あれ(楯の会)より少し年代が早かったのかな。それで寝たときに、すごいナルシズムなんだって。俺はすてきだろう、って言って。いざ寝るとなったらワキガの臭さ、それで萎えちゃったの、彼は鼻がすごく敏感だから。
文学 そんなの知ってる人、あんまりいないだろうね。
ルネ ワキガって聞いたとき、これは本当だな、と納得しましたけどね。
文学 長くは続かなかったんだ。
ルネ ええ、三島さんとはねえ。
文学 なんで知り合ったんだろう。『風俗奇譚』に書いてたからかなあ。それとも『アドニス』か…
ルネ その『アドニス』って本に三島さんが書いたって。切腹するって話。
文学 『愛の処刑』(三島由紀夫が「榊山保」名義で寄稿した、教師と教え子のいびつな愛憎を描いた同性愛SM小説)
(中略)
文学 あれ、藤田くんが『薔薇族』に「『愛の処刑』を載せる」ってことを書いたら、電話がかかってきましたもんね、載せるな、って。
ルネ 誰から?
文学 三島さんのお父さん。でも、あれは作者が仮名で「読み人知らず」だから、そのまま掲載したんだけど。


同じ号には、「北皓児」名でこんな三島の話も……
自分の秘められた人生の最大の出来事は、昭和37年春の三島由紀夫氏との出会いである。前の年から率直な手紙をいただいていたが、『美しい星』の取材を兼ねて来仙された折、ホテルを訪問して、思いで深いひと時を過ごした。『仮面の告白』や『憂国』などの作品から、もしやという期待はあったが、会うまでは半信半疑でだった。しかしお会いした結果、手紙の言葉どおり「同好の美的趣味」(切腹願望をさす)の持ち主であることを知った。(中略)三島さんと自分はハラワタをさらけ出して交歓したのである。


「ナルシストでワキガの臭い男色家、しかも切腹趣味の変態」というのが、三島由紀夫の実態であるようだ。苦笑
この記事へのコメント
この手の絵は必ずしも好きじゃないですけど、その画家・画と、昨今の「ネットに蠢くお気楽な若者」の異常なまでの美少(幼)女マンガ志向が万一にもどこかでつながってるとしたら嫌ですな。いやそんなことは考えるだけでも冒涜と思いたい。

Posted by 阿保屋 at 2008年02月13日 00:40
こういうと私も変態扱いされるかもしれませんが、私は『金閣寺』を読んで青春を知りました。
Posted by オーガニズム・コーケストラ at 2008年02月13日 07:29
三島、美貌だけない人だったわねん。
他のものはだいたいあったのに。

エルトン・ジョンも美貌だけ持ってない。
斉藤ルネの絵は、昨今の美少女漫画とは天と地の差があるぐらい、素晴らしくキッチュでカワイイものです。

三島の顔は、なかなかイケてると思うけど、切腹趣味はねぇ。

「金閣寺」は映画も傑作なんで、ツタヤで借りてみて。
Posted by 死ぬのはやつらだ at 2008年02月13日 21:59
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