〇ミンクオイルを使ったブーツのお手入れ
レッドウィングのアイリッシュセッター(私物)13~4年は履いてます
今回はコレをお手入れしてみます
今回はレッドウィングなどの、アウトドア系ブーツのお手入れとメンテナナンスについてのご紹介です。
オイルドレザーなどを使ったハードなアウトドア・ブーツには、通常の靴クリームよりも、ミンクオイルを使ったお手入れが有効です。
通常、一般的な靴と同じように靴クリーム(乳化性のクリーム)を使用しても差し支えはありませんが、素材の質感を自然に保つためには「磨く」というよりは、定期的に油分を与え、同時に保湿してやる必要があります。
油分はミンクオイルで補給するのが良いのですが、使い方に気をつける点は、なんといっても「使用しすぎない」ことです。
余分なオイル補給は保湿を妨げ、靴の型崩れを招きますので注意が必要です。
かなり表面にはキズが入ってますが革は丈夫
ではお手入れの一例を、順を追ってみていきましょう。
1)ブラッシング、からぶきなどでホコリをおとします。
このときシューレース(靴ひも)は必ず外します。
お手入れ時には必ずヒモは抜きます
2)水で堅く絞った布、もしくはステインリムーバーで拭き上げます。
これで水溶性のヨゴレを落とすと同時に保湿効果が得られます。
別に汚れていないと思っても、革表面の毛穴やシワの中に溜まった細かいホコリなどもありますので、この行程は抜かさないでください。
今回はリムーバーを使用します
3)デリケート・クリームを布に取り、薄く靴全体にのばします。
その後軽くからぶきしてください。
デリケート・クリームは一般のクリームよりもロウや油分を少なくしてあります。これをミンクオイルを使うときの下地として使うわけです。
まず単体で使用してみると、からぶきで仕上げたあと革の表面を触ってみると、スベスベとさっぱりとした仕上がりになっているのがわかると思います。これで保湿は完了。
デリケート・クリームを塗っていきます
4)ここからミンクオイルを使います。
爪を傷めたりしてはいけませんから、女性の方にはあまりおすすめしませんが、指で直接オイルをすくいとって、体温でゆっくり溶かしながら靴に指で塗っていきます。
ここで注意することは塗り過ぎないこと。
M・モゥブレイのピュア・ミンクオイル
指で掬い取って直接靴に塗っていきます
ハンドクリームや、顔に使うクリームを塗る量を想像してみてください。
多くの方がそんなにべっとりとは使わないと思います。
塗りすぎると気持ちが悪いですね。塗りすぎてそのまま日常生活を続けると、手や顔にホコリが付着してドロドロになりますね。靴も同じです。
5)そして指でマッサージするように革にすり込む感じに使います。
これもハンドクリームをつかう要領です。
布を使って塗るのではなく、指を使うのもこの方が感覚的に適量が把握しやすいからです。体温でオイルが革になじみやすくなるので、「これぐらいでいいな」という判断がつけやすいです。そのぐらいの量を使うよう心がければ特に指で塗る必要はありません。
少し揉みこむような感じでしょうか。使いすぎないことが肝心
6)余分なオイルを布で軽くふき取っていきます。
革を表面がべとつかない状態を触って確認してください。
しっとりとした質感であればOK
靴ひもを通しましょう。油分を入れたことで一時的に革の表面がやわらかくなります。
使う頻度は月イチ程度でも良いでしょう。
頻度が過ぎれば革がひび割れたり、かえってキズつきやすくなります。
余分な油分をふき取りますしっとりした感じになればOK
左:手入れ済 右:手入れ前 どうですか?
オイルを使ったお手入れをもっとカンタンに行ないたい場合はヒマラヤWAXというWOLYのスプレーを使う方法もあります。ミンクオイルのしっとり感よりも、ツヤ、光沢のある仕上がりになります。
新品を買ってお手入れはどうしようと悩まれているならミンクオイルよりもむしろおすすめかもしれません。革の表面をスプレーでワックス・コーティングする形で、キズ・ヨゴレが付きにくくなります。
ただし使い込んでいるブーツにしっとり感を与えるには今回ご紹介したようにオイルを使う方法がベターです。
また使いやすいという意味ではWOLYのクリーム・エッセンシャルというレザーローションも良いでしょう。
これは靴のみではなくカバンなどにも使える優れた商品で、布に少量とって磨くだけでも効果があります。
もちろんオイルではありませんので時々はオイルを使う必要があります。
左:ヒマラヤワックス 右:クリーム・エッセンシャル
ちなみにエンジニアやレザーブーツの底もこんなふうに修理できます。
クレープ(底材)が完全に減りきったら交換しましょう。
上:修理前 下:vibram社のソールにオールソール交換
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