| 乳癌に対するパクリタキセル療法について
◆パクリタキセルでアレルギーが起こる可能性があります。過去に薬でアレルギーを起こしたことがある方は必ず担当医にお知らせください。 ◆パクリタキセルの点滴にはアルコールが含まれています。お酒・アルコールに弱い方は必ず担当医にお知らせください。また、点滴した後はお車の運転はひかえるようにお願いします (飲酒運転扱いになる可能性があります)。 ◆パクリタキセル(商品名:タキソール)とドセタキセル(商品名:タキソ圖一ル)は名前が似ていますが別の薬です。 間違えないように注意してください。
《治療の効果》 ・手術前にパクリタキセル療法を受けると60~80%の方で癌が半分以下に小さくなります。 ・手術後にアンスラサイクリンを含む治療をした後、さらにパクリタキセル療法を受けると、 再発を約50%減らす効果があります。 このようにアンスラサイクリンとパクリタキセルを続けて治療すると、アンスラサイクリンのみの時と比べて、更に約17%再発を減らす効果があります。 ・再発・転移したときにパクリタキセル療法を受けると30~50%の方は癌が半分以下に小さくなります。 《副作用》 アレルギー ◆パクリタキセルの点滴でアレルギーを起こすことがあります。アレルギーを予防するために、パクリタキセルを点滴する30分前にレスタミンを内服し、デカドロンとカイトリルの点滴をします。 ◆実際に強いアレルギー症状をおこすことは極めてまれですが、軽いアレルギー症状はときにあります。アレルギー症状には息苦しい、胸がくるしい、湿疹(皮膚に赤いぶつぶつがでる)、体がかゆい、顔がほてるなどがあります。点滴中にこのような症状があった時は、すぐに看護師にお知らせください。 白血球減少 ◆他の抗がん剤と同様に白血球が低下する可能性があります。 ①3週間に1回に点滴する方法:通常は7~10日後くらいに白血球が最も少なくなり、3週後には回復します。 ②1週間に1回点滴する方法:3~4週目の時期に白血球数が最も少なくなり、そのまま横ばいになります。ただし、その低下する程度は軽いことが多く、極端に少なくなることはほとんどありません。 ◆白血球が減った場合には、感染しやすくなったり熱を出しやすくなったりすることがあります。もし38℃以上の熱を出したときには、あらかじめ処方されている抗生剤をすぐに飲み始めてください。その際、飲み始めたら少なくとも3日間は抗生一剤の内服を続けてください。内服を始めてもよくなる傾向が見られない場合は病院(乳腺外来またはATC担当看護師)にお電話でご相談ください。
◆実際に肺炎などの重症な感染症を起こす可能性は非常に低いと考えられますが、体力が落ちている時は感染を起こすことがあるので注意が必要です。『人ごみに出るときはマスクをつける』、普段.から『うがい』や『手洗い』をするなど、身近な徽幾甕》ところがら感染の予防を心がけましょう。 脱毛 ◆パクリタキセルの治療では頭の髪の毛はほとんど抜けてしまいます。しかし、注射してすぐに抜けるわけではありません。通常は投与後、約2週間経ってから抜け始め、4~5週間たつとほとんど抜けてしまいます。治療を続けている間は髪の毛は抜けた状態が続きます。 しかし、治療が終了すれば抗がん剤の影響がとれて、3ヶ月もたつと短い毛が生えてきます。 ◆残念ながら、脱毛を予防する薬や方法はありません。髪の毛が抜けている間はかつらを利用して頂くのも良いでしょう。 吐き気 ◆軽い吐き気や、食欲低下がみられることがありますが、パクリタキセルの治療で気持ち悪くなることはほとんどありません。念のため、吐き気予防の薬を点滴で使用します。
しびれ ◆点滴回数が増えるにつれて、手の指先、足の指先にピリピリとしびれを感じることがあります。そのような症状が出てきた場合には担当医にご相談ください。ビタミンB12などのお薬を飲むことを考えます。症状が強いときは治療を休む場合もあります。治療が終了すればしびれは徐々に回復していきますが、1年ほどかかる場合もあります。 ◆足先がしびれていたり、感覚が鈍くなっているときには、手すりにつかまるなどして転ばないように注意してください。
関節痛・筋肉痛 ◆治療開始2~3日後に肩や腰などの筋肉が痛くなったり、関節に痛みを感じることがあります。ほとんどの場合1週間以内に自然に回復します。 ◆痛みがひどいときは鎮痛剤を処方しますので担当医にご相談ください。 その他の副作用 ◆体が疲れやすい、ロ内炎、味覚の変化、爪の変化、便秘、むくみ、肝機能異常などがときに見られますが、程度は軽いことがほとんどです。 まれな副作用としては血圧低下、不整脈、間質性肺炎が報告されています。 ◆副作用が絶対起こらないとはいえませんが、以上のような点に注意すれば、パクリタキセル療法は比較的安全な治療であると考えています。
コレを使うかどうかはまだACが終わってから 化学療法の担当医と検討してからになるのでとりあえず。。。アップ |