あたたかい岩盤の上でごろーんと横になって、気持ちのいい時間を過ごす岩盤浴。
サウナマットも浴着もサラサラの汗で濡れてて、いい汗かいたなぁ、なんて経験したら何度も入りたくなってやみつきになっちゃいますよね。
ただ、一方で「岩盤浴でニキビが悪化した」、「背中にニキビができた」なんていう声も聞いたことがあるのではないでしょうか? 正しい入り方をしても岩盤浴にはデメリットもあるんです。ここでは岩盤浴とニキビの関係を丁寧にほぐしていきましょう。
岩盤浴でのニキビの悪化は発汗が原因?
岩盤浴でニキビがでるという症状は以前から報告されていました。
岩盤浴では激しい運動の直後なみに多くの汗を書きますし、皮脂腺からの汗は脂分が比較的多い性質があります。岩盤浴でかくサラサラの汗には保湿作用があるとされていますが、それも、この皮脂腺からでる皮脂の分泌によって肌の水分が保たれるからなんですね。体の内部に溜まっていた物質もデトックスされているものです。
ところが、この皮脂腺、普段は全身にあるものの3分の1程度しか使われていません。「部分汗」と呼ばれるのがそれです。緊張すると脇汗を多くかいてしまうとか、少し辛いものを食べただけで顔から汗が吹き出てしまうといった場合は多くこの部分汗が原因かもしれません。
岩盤浴にはこのような部分汗を緩和させる作用があります。それは全身からくまなく汗を放出させることで、普段使われていない汗腺からの発汗も促すからなのですね。
ニキビはこのような汗腺の「詰まり」が原因で出来る場合があります。人の肌質や皮脂分泌の量などからの影響もありますが、このような汗腺の詰まりを強烈な発汗が後押ししてしまうことがあるのです。
ニキビが悪化する岩盤浴の入り方
岩盤浴でニキビが悪化したという方は、体質的な問題を抱えている場合が多くあります。
体質的な問題の場合は、例えば敏感肌やアトピーの場合が考えられます。岩盤浴は比較的体に対する負担が少ない温室浴ですが、長時間着衣したまま発汗することで皮膚が軟化してしまい、悪化してしまうことがあります。皮膚病を患ってしまった場合や異常を感じた場合は入浴を中止したほうがよさそうです。
その一方で、正しい入浴法を守っておらず、十分に汗をかくことができずにニキビを悪化させてしまう場合もあります。
よくあるのが「化粧をしたまま入る」あるいは「十分にクレンジングできていないまま入浴してしまう」というケースです。化粧は汗で落ちてしまいますが、短時間で大量に発汗する岩盤浴では化粧品の粒子が皮脂腺に詰まってニキビを悪化させてしまうことがあるのです。これは、化粧品だけではなく、体についた微粒子状のホコリなどが原因である場合もあります。岩盤浴の前にはシャワーやクレンジング剤で丁寧に化粧や体の汚れを落としておきましょう。
また、寝返りや体の姿勢を変えていないのもよくありません。五分おき程度にうつ伏せと仰向けを繰り返したり、横に寝転がったり座り込んでみたりと姿勢を変えてみましょう。肌の設床時間が長すぎるせいで、皮膚に悪い影響がでていることも考えられます。
好転反応の可能性も
岩盤浴をして出来るニキビは好転反応によるものだという説もあります。
好転反応とは、東洋医学で使われる詞で、瞑眩(めいげん)とも言われます。鍼灸治療などで典型的な現象ですが、血行がよくなることで老廃物などの分泌が促され、一時的に発熱したり急速に眠たくなったり、あるいは具合が悪くなってしまうことです。ようは、悪化していた症状が治る前に一時的にさらに悪化することを指します。
しかしながら、岩盤浴での好転反応は科学的に証明されているわけではありません。無理を重ねることは岩盤浴においてもっとも避けるべきことの一つですから、「一時的に悪くなっているだけ」と思い込まずに一度あがってみるのが無難でしょう。
岩盤浴で出てしまうニキビの解決策
それでは、ニキビが悪化してしまった方はどうしたらいいのでしょうか。
まず、悪化しているなと思ったらすぐに入浴を中止し、汗を流して休憩に入りましょう。サウナや蒸し風呂などでも同様の症状がでるようであれば皮膚の病気を抱えているかもしれません。一度専門医の診断を仰ぐのがよいでしょう。
また、岩盤浴以外ではニキビができたことがない、という方であれば、岩盤浴自体の温度が高すぎるのかもしれません。岩盤浴の温度や湿度はお店によって違いますから、少し低めの設定になっている「低温サウナ」を探してみるとよいと思います。
まとめ:岩盤浴は正しい入り方で
岩盤浴は大量の発汗がうながされるため、体に合わない方もいるのは事実です。
ニキビの発生はその典型的な症状の一つとも言えるでしょう。無理は禁物です。どうしてもまた入りたいときには、一度からだの状態を落ち着けてから、低温サウナを探すなどして自分に合う温度の岩盤浴場を探してみましょう!
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