女性のみなさんや男性、中性のみなさん(お化粧する方は)は知っておいた方が良い情報でしょうね!
「心」も美しく!!
タブーとされた化粧品の真実をハッキリと書いた「あぶない化粧品」

船瀬俊介連載コラム

あぶない化粧品―美しくなるために (三一新書 (896))
『あぶない化粧品』(三一新書)。これは私が日本消費者連盟のスタッフの時に執筆を担当した本です。若干二五歳。手がけた二冊目の本なので思い出も深いですね。
この本は、事務所があった中目黒の喫茶店で一週間ほどで書き上げました。それが、なんと一00万部を超えるベストセラーとなったのです。
続編、続々編と合わせて一五0万部ぐらい出ているそうです。なぜ、この小さな一冊が、これほどまでに全国の女性たちに支持されたのでしょうか。
それはマスコミや皮膚科の世界でタブーとされた化粧品の真実をハッキリと書いたからです。
実は、この本を出版するまでにはいきさつがありました。大阪で化粧品被害者の会という女性たちの会が結成されたのです。
そして、なんと資生堂やポーラなどを相手取って損害賠償の裁判まで起こしたのです。
その大阪の被害者の主婦たちが、私たちに支援を求めて上京してきました。その方々の顔を見て胸がつぶれる思いがしました。
頬がべったりと靴墨を塗ったような奥さん。また、顔一面がサラミソーセージのようになってしまった方もおられました。
離婚寸前までいった。自殺を考えた。そんな方々の話を聞いて、私は考え込んでしまいました。
化粧品とは、女性を美しくするためのものではなかったのか?なのに、目の前の女性たちは目を背けたくなるような無残な顔になってしまっている。
化粧品のことを調べてみよう。
肌荒れ、シミ、色黒・・になる”お手荒らし”
そう決心して資料などをチェックしてみると、名大皮膚科のデータでは、化粧品の売り上げが伸びるにつれ、シミ、黒皮症の通院患者の数が急増しているのです。
化粧品の”効能“を見てみると「肌荒れを防ぐ」「シミ、色黒、ニキビを防ぐ」「肌に栄養を与える」…など、いいことずくめです。
「それはウソ、逆に肌荒れ、シミ、色黒、ニキビの原因になるし、肌は栄養分を吸収しません」と教えてくださったのが元大阪大学皮膚科の田代実先生でした。
つまり、クリームや乳液などの基礎化粧品は、油や合成界面活性剤が、皮膚に本来備わっている皮脂腺の分泌能力を衰えさせ、逆に慢性の肌荒れ症になる、というのです。
これを皮膚科の世界では「累積性皮膚炎」と呼びます。驚きました。
スキンケアではなく、スキンダメージだったのですね。これではお手入れではなくて”お手荒らし“です。
そのうちに化粧品に添加されている防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、香料、色素…などの有毒物、刺激物が肌のメラニン細胞を刺激し、色素を沈着させてシミ、黒皮症を”つくる“のです。
呆れました。
クリームや乳液など、基礎化粧品の”効能“は、シミ、色黒をつくることだったのです。「ニキビを防ぐ」も、化粧品は異物で毛穴をふざぐので「ニキビをつくる」というのが正解でした。
水洗い、お肌に何も塗らないのが基本
しかし、これはまたなんということでしょう?
日本中の女性たちが信じて、必死で顔に塗っていた化粧品の”効能“が全てウソだったのです。
そこで日本消費者連盟は、資生堂、マックスファクター…など大手化粧品メーカー七社を詐欺罪(刑法ニ四六条)で東京地検に告発しました。
共同通信と毎日新聞が報道しました。化粧品メーカーは驚天動地の驚きだったでしょう。
ところが、新聞社の取材に対し、化粧品工業会の代表は「詐欺と言われりゃ、そのとおり」と認めたのです。これには呆れました。
私は、これらの真実を分かりやすく一冊にまとめました。
それが『あぶない化粧品』(三一新書)なのです。そこでは本当の美容法を薦めています。まず、普段の洗顔は、なんと水洗いがベストなのです。

お金は全くかかりませんね。洗顔せっけんは無添加の純せっけんです。ただ、せっけん洗顔は洗い過ぎないように。
その後、お酒にお酢をたらした酸性化粧水で残ったアルカリを中和しておしまい。スキンケアは、これだけ・・。
それと、もう一つ。お肌の大敵は化粧品と紫外線です。
uv化粧品に手を出すのは愚の骨頂。日光は日傘、つば広帽子でお洒落をしながら防ぎましょう。
スキンケアの原点は、お顔に何も塗らないことなのです。いわゆるノーメイク。あなたの胸元の肌は、しっとりときれいでしょう。
それが、あなた本来の素肌なのです。
どうしても化粧したかったらポイントメイクにしましょう。
ナチュラル、シンプルこそがビューティフル!!
2005年2月 月刊社会民主 「船瀬俊介の躰にいいコラムVOL . 6」より転載